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東京理科大学 創域情報学部の一般選抜対策|C系・D系の科目とA方式・B方式の勉強法

東京理科大学創域情報学部の一般選抜を2027年度公式資料から解説。C系・D系と共通の募集区分、B方式の選択理科、A方式の数学400点と情報Ⅰ・理科の違いを整理。2026年度分析、過去問の収録範囲、自作問題で勉強法を具体化します。

公開日 読了目安 約23分執筆:Eduroute編集部
東京理科大学創域情報学部の一般選抜について、C系・D系の募集区分、B方式3科目、A方式の情報Ⅰと理科の違いを示した専用図

東京理科大学創域情報学部の一般選抜では、「情報系の学部だから、どの方式でも情報Ⅰで受験できる」と考えないことが重要です。B方式はC系・D系とも数学・英語・理科の3科目です。一方、A方式「2教科+英語資格検定」は、C系が数学・情報Ⅰ、D系が数学・理科という組み合わせです。

また、C系・D系は別の学科ではなく、情報理工学科内の募集区分です。A方式3教科型・4教科型では、入試の時点でC系・D系を選ばない「共通」の区分で募集します。志望する学びと受験に使う科目を、方式ごとに整理して準備しましょう。

この記事は、創域情報学部情報理工学科の一般選抜(一般入試)に限定し、募集区分・科目・配点・併願条件と、数学・英語・選択理科の勉強法を解説します。学校推薦型選抜・総合型選抜の対策は含めません。

情報の基準は2026年10月5日です。 入試条件は公開済みの2027年度大学公式案内・科目表、出題の説明は大学公開の2026年度数学問題・出題意図等と、河合塾Kei-Netの2026年度分析を使っています。確認日現在、大学公式の募集要項一覧に、2027年度一般選抜の最終募集要項はまだ掲載されていません。出願前には公開後の最終募集要項・訂正・変更のお知らせで再確認してください。

創域情報学部は2026年開設:1学科・2系・4コースを区別する

大学公式の学部紹介では、創域情報学部は2026年4月に開設された学部です。2027年に初めて開設される学部ではありません。募集対象は情報理工学科で、学びの構成は学科公式ページに示されています。

系系内のコース
C系:コンピューティングコンピュータ科学コース/知能メディアコース
D系:データの分析・運用データ科学コース/社会システムコース

公式説明では、学生は2年次からコースに分かれます。例えば、コンピュータの仕組みやアルゴリズムに関心があるならコンピュータ科学、AIによる言語・音声・画像の処理なら知能メディア、統計やデータ解析ならデータ科学、実社会の課題への応用なら社会システムの説明を読むと、学びたい内容を整理できます。

ただし、関心のある分野が見つかったことと、入試の出願区分・入学後の配属条件を確認したことは別です。学科ページのカリキュラムと、受験する方式の募集区分の両方を確認します。

B方式・A方式2教科型は系別、A方式3・4教科型は「共通」

2027年度公式資料の募集区分説明(掲載ページ4の参考欄)では、一般選抜も含めた情報理工学科の募集区分が整理されています。ここでは、同資料内の一般選抜に関する参考説明だけを参照しています。

一般選抜の方式創域情報学部の募集区分
B方式C系・D系を分けて募集し、合否も系ごとに判定
A方式2教科+英語資格検定C系・D系を分けて募集し、合否も系ごとに判定
A方式3教科型・4教科型「共通」で募集。出願時点でC系・D系を選ばない

「共通」の入学者は、2年次に進級する際に系・コースへの振り分けが行われます。共通で受験することを、希望するすべてのコースへの配属が無条件で保証されることと読み替えないようにしましょう。配属の条件や系間の変更については、最新の大学の説明でも確認します。

工学部の情報工学科や、募集停止となった創域理工学部の情報計算科学科・経営システム工学科と、創域情報学部情報理工学科は、出願上の区分が異なります。過年度の記事・問題集を使う場合は、学部名だけでなく年度と実施日を確認してください。別学部との違いは創域理工学部の一般選抜対策でも整理しています。

2027年度B方式:C系・D系とも数学・英語・選択理科

2027年度B方式の公式科目表では、C系・D系の科目・配点は共通です。

試験科目内容・配点
第1回:数学数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C/100点
第2回:英語英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ/100点
第3回:理科物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1科目/100点

合計は300点です。C系だけ物理が必須、D系だけ生物が必須という条件ではありません。どちらの系も、物理・化学・生物から1科目を選びます。 地学・情報ⅠはB方式の第3回目の選択肢に含まれません。数学の細かな出題範囲指定も、最新募集要項で確認してください。

情報分野に興味があるから数学だけに学習時間を偏らせると、英語・理科の計200点分を取りにくくなります。B方式では3科目が同じ100点配点なので、各科目の失点を同じ単位で比較できます。

試験日は2027年2月3日(水)、科目ごとに時間を測る

公式日程表では、創域情報学部のB方式は2027年2月3日(水)です。時間割は次のとおりです。

科目時間・試験時間
数学10:00〜11:40/100分
英語12:50〜13:50/60分
理科14:50〜16:10/80分

演習では、数学100分、英語60分、理科80分を別々に測ります。数学の残った問題を、午後の理科の時間で解き直すことはできません。本番と同じ順番の演習も行い、数学のあとに英語の集中力が落ちる、午後の計算でミスが増える、といった変化も記録します。集合時刻・会場・持ち物は、開始時刻と分けて募集要項・受験票で確認してください。

C系・D系の併願は可能、同日の創域理工学部との併願は不可

B方式の大学公式説明では、同一日の受験科目が一致することを条件に、創域情報学部は2系まで出願できます。C系・D系を併願する場合も、受験する理科をそろえます。

2月3日の創域理工学部と創域情報学部は、公式科目表の注記で試験問題が共通とされています。ただし、同日の両学部へのB方式出願はできません。 「共通問題だから両方へ出願できる」と考えないようにしましょう。

同一試験日のB方式とS方式の併願も不可です。S方式は創域理工学部の一部学科が対象で、創域情報学部の一般選抜として実施される方式ではありません。A方式や異なる日の他学部B方式を含む具体的な併願計画は、最新募集要項と出願画面で確認します。

A方式2教科+英語資格検定:C系は情報Ⅰ、D系は理科

2027年度公式科目表では、C系・D系とも共通テストの「数学Ⅰ・数学A」と「数学Ⅱ・数学B・数学C」を使います。各100点の得点をそれぞれ200点へ換算し、数学は合計400点です。

募集区分数学以外に利用する科目・満点
C系情報Ⅰを100点から200点に換算/数学と合わせて600点
D系物理・化学・生物から1科目を100点から200点に換算/数学と合わせて600点

D系で理科を2科目受験した場合は、第1解答科目の得点を使います。高いほうの理科を自由に選べる制度ではありません。地学は、この方式のD系では使えません。

この方式は「数学と英語の2科目試験」でも、「英語資格のスコアを足して600点を作る方式」でもありません。公式の制度説明では、英語資格は出願資格として用い、資格スコアによる加点は行わないとされています。大学独自の個別試験は課さず、指定された共通テスト得点で判定します。

英語資格の対象検定・基準・有効期間・成績証明の提出方法は、2027年度公式案内と最終募集要項で確認します。資格を取る計画があることと、出願時に有効な証明を提出できることは別なので、取得時期も出願一覧へ記録しましょう。

得点換算の例:志望する系で使える科目を確認する

以下は編集部の仮想例で、実在生徒の成績や合格実績ではありません。 共通テストの得点が、数学Ⅰ・A=80点、数学Ⅱ・B・C=60点、化学=70点、情報Ⅰ=40点だったと仮定します。

数学の換算後得点は 2 × 80 + 2 × 60 = 280点 です。D系なら化学の140点を加えて 420 / 600点、C系なら情報Ⅰの80点を加えて 360 / 600点 になります。

この例から分かるのは、C系に出願して、情報Ⅰの代わりに得意な化学を使うことはできないということです。420点・360点を合格基準としているわけではありません。志望する系の学びを先に確認したうえで、その区分に必要な科目の準備を決めます。

C系・D系の両方に出願するなら情報Ⅰと理科が必要

A方式2教科+英語資格検定の公式案内では、昼間学部の中から2学科または2系まで出願でき、創域情報学部のC系・D系の併願も可能です。1つの系と他学部の1学科を組み合わせることも案内されています。

C系・D系の両方で判定を受けるためには、それぞれに必要な数学・情報Ⅰ・理科と、英語資格の条件を満たす必要があります。「2系出願できる」という制度と、「今の履修・受験科目で両方へ出願できる」という判断を分けましょう。

Edurouteの高校生・既卒生の指導科目は数学・物理・化学・生物・英語です。情報Ⅰを使う場合は、学校の授業や情報Ⅰの学習教材等で準備する時間を別に確保してください。情報Ⅰの詳細な対策を、Edurouteの専門指導として案内しているわけではありません。

A方式3教科型・4教科型:系を選ばない「共通」の募集

この2方式は、共通テストの複数教科を用い、創域情報学部では出願時点でC系・D系を選びません。数学400点のA方式2教科+英語資格検定とは、科目・配点を分けて考えます。

3教科型は数学200・外国語200・理科200の600点

2027年度3教科型の公式表では、数学は「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ・数学B・数学C」を各100点、外国語は200点、理科は200点に換算し、合計600点です。

英語を使う場合はリーディング100点・リスニング100点です。理科は物理・化学・生物・地学から1科目で、2科目受験した場合は第1解答科目を使用します。情報Ⅰを理科の代わりに使う方式ではありません。

4教科型は国語または情報Ⅰの100点を加え、700点

2027年度4教科型の公式表では、3教科型と同じ科目・配点に、国語または情報Ⅰの100点を加えます。国語は200点の得点を100点へ換算し、両方を受験した場合は高得点の科目を使います。

4教科型で情報Ⅰを使っても、理科の受験は必要です。 C系のA方式2教科+英語資格検定の「数学・情報Ⅰ」と、4教科型の「数学・外国語・理科・国語または情報Ⅰ」を区別しましょう。国語を使う場合も、Edurouteの指導対象外科目として学習手段を別に用意します。

創域情報学部の一般選抜を、B方式は数学・英語・理科、A方式2教科型はC系が数学・情報ⅠでD系が数学・理科、A方式3・4教科型は系を選ばない共通募集に分け、満点と数学の配点を整理した図

図は2027年度大学公式科目表と募集区分の参考説明を基に、編集部が作成しています。A方式2教科型は英語資格の出願条件も必要です。図に示した得点科目だけで出願資格が決まるわけではありません。

A方式3・4教科型の公式案内では、4教科型は昼間学部の中から1学科のみ、3教科型は2学科まで出願できます。A方式全体を「どの学部にも何件でも出願できる共通テスト利用」と一括りにせず、方式ごとの上限を確認します。

理科は「情報系なら物理」と決めず、志望先全体で選ぶ

B方式ではC系・D系とも3つの理科から選択できます。科目を決める際は、現在の履修状況、標準問題を自力で解ける範囲、併願する学部の指定科目を一緒に確認します。

理科科目を選ぶときに確認したいこと
物理力学・電磁気等の立式と計算を続けられるか。物理指定の併願先も検討しているか
化学理論計算と無機・有機の知識を並行して仕上げられるか。化学指定の併願先にも使うか
生物知識に加えて実験資料・図表・数値を読めるか。生物が利用できる併願先を確認したか

どの科目が全受験者にとって有利かを一律に決めることはできません。例えば、化学の学習が進んでいてC系のB方式を志望するなら、情報系という理由だけで物理に変更する必要はありません。逆に、併願先が物理指定なら、その出願条件を満たす計画が必要です。

科目変更には新しい未習範囲を埋める時間もかかります。過去問の一回分の得点だけで変更せず、標準問題・時間を測った演習・解き直しの結果を比較しましょう。

新設学部の過去問:2026年度と以前の共通問題を分ける

大学公式の過去の入試データには、2026年度の入試問題に関する資料への案内があります。また、教学社の2027年版過去問題集は、創域理工学部と創域情報学部をまとめて収録し、2026年度2月3日実施分に創域情報学部が含まれることを示しています。

したがって、新設だから過去問が一切ないと考える必要はありません。一方、2024・2025年度の収録部分は創域理工学部の問題です。過年度の共通問題による練習と、創域情報学部として実施された2026年度の確認を分けて扱うと、学部名や科目表の取り違えを防げます。

2027年版赤本には英語の一部を省略する注記がある

教学社公式ページには、著作権の都合で2026年度2月3日実施分の英語・大問Ⅰの英文と全訳を省略すると記載されています。大学も英語問題をウェブで公表しない方針を示しています。

教材を用意するときは、年度・実施日だけでなく、本文や解答の収録範囲も点検します。本文が欠けた状態で60分の通し演習をした得点や所要時間を、そのまま完全な試験一回分の成績として比較しないようにしましょう。欠落のある年度は、収録されている部分の演習記録に「一部のみ」と残します。

大学公開の出題意図・解答例は、収録されていない英文本文を補う資料とは用途が異なります。出題のねらいは大学資料で確認し、実際に読む教材の収録範囲は別に点検します。形式への慣れは他の収録年度も使って補いましょう。

2026年度分析をどう使うか:学部・実施日・分析対象をそろえる

大学公式の入試データから案内される2026年度フォルダーの「創域理工学部・創域情報学部/2月3日」には、数学の問題・解答例・出題意図があります。本文に「2026年度」とある数学冊子は100分・3大問で、第1問がマーク、第2・3問が過程を含む記述です。創域情報学部の数学100点に対する大問配点は40・30・30点です。

2026年度数学の大問確認した内容と演習の観点
第1問:40点約数、指数・三角関数の微積分、関数の最大値と確率・期待値。小問でも途中計算を残し、条件・符号・マークを点検
第2問:30点曲線・接線、面積、極限。前の設問で求めた関係式を次の設問へ使う練習
第3問:30点漸化式で定まる数列と不等式の証明。式変形だけでなく、成立する範囲や論証を答案に書く練習

上の形式と単元は、確認した冊子の内容を編集部が整理したものです。Kei-Netの数学Ⅲ・C分析も共通問題の補助資料として使いますが、創域理工学部全体の単元例をすべて2月3日の出題と読み替えません。なお、大学公開の数学問題PDFの案内用表紙は試験日を「2025年2月3日」と表記し、冊子本文の「2026年度」と一致していません。本記事では、2026年度フォルダー・冊子本文に加えて、別資料の数学「出題意図」にある2026年2月3日と対象学部・学科を突き合わせて確認しています。

英語については、大学公開の2026年2月3日「出題意図」が、第1問をAIと社会的不平等に関する約1000語の英文、第2問を科学的調査の報告文の空所補充、第3問を歩行進化の記事を題材とした文脈・構文の問題と説明しています。約1000語は大学の出題意図に記載された概数で、編集部が英文本文を再計測した値ではありません。

Kei-Netの2026年度英語分析は理科大全体も扱う補助資料として使います。創域情報学部の対策では、大学の該当日程の説明を基に、長文の段落構成、空所の前後関係、語句を並べたあとの構文を確認します。他学部の記述形式や語数をそのまま転記せず、次年度の形式・分量も固定しません。

理科について、物理分析では創域情報学部を含む該当学部は3大問・80分、化学分析では薬学部以外は6大問・80分、生物分析では創域理工・創域情報は3大問・80分と確認できます。

これらは2026年度の分析です。2027年度の大問数や出題単元を保証するものではありません。以下の学習例は、形式に対応するための基礎・標準事項を具体化した編集部の自作で、大学過去問ではありません。

数学対策:数列・確率の立式と、数学Ⅲの評価を説明する

数学では、公式を覚えたあと、条件から式を作る練習と、式の結果を小問間で使う練習をします。C系・D系という名称から数学Ⅰ・Aだけで十分と考えず、B方式に必要な数学Ⅲや数学Cまで学習を進めます。

自作例1:状態の確率を一つ前の結果から表す

表・裏の2状態を持つ装置を考えます。各回、他の回と独立に確率1/3で状態が入れ替わり、確率2/3で維持されるとします。最初は表で、n回後に表である確率をpₙとすると、p₀ = 1 です。

n回後に表になるのは、「前が表で維持される」「前が裏で入れ替わる」の2通りです。したがって、pₙ₊₁ = (2/3)pₙ + (1/3)(1 − pₙ) = 1/3 + pₙ/3 となります。

ここで1/2を引くと pₙ₊₁ − 1/2 = (1/3)(pₙ − 1/2) なので、pₙ = 1/2 + (1/2)(1/3)ⁿ が得られます。p₁ = 2/3、p₂ = 5/9 も確認できます。

この例で止まる場合、等比数列の計算に戻る前に、2つの経路を分けて立式できているかを見ます。「前が裏」の確率をpₙと置いてしまうと、漸化式から誤ります。記述では、式の前にどの経路を足したのかを説明すると、条件の読み違いを点検しやすくなります。

自作例2:対数の不等式から数列の極限へつなぐ

xが0以上のとき、f(x) = log(1 + x) − x/(1 + x) と置きます。ここでlogは自然対数です。微分すると f′(x) = x/(1 + x)² ≥ 0 で、f(0) = 0 なので、log(1 + x) ≥ x/(1 + x) です。

また、g(x) = x − log(1 + x) も、g′(x) = x/(1 + x) ≥ 0、g(0) = 0 から0以上です。したがって x/(1 + x) ≤ log(1 + x) ≤ x が得られます。

正の整数nに対してx=1/nを代入しn倍すると、n/(n + 1) ≤ n log(1 + 1/n) ≤ 1 です。両端が1に近づくため、はさみうちで n log(1 + 1/n) → 1 と分かります。

ここでは、微分して増減を調べるところと、得られた不等式を極限へ使うところをつなげています。最後の極限だけ覚えるのではなく、xの条件、導関数、初期値、はさみうちの順を再現する練習をしましょう。

英語対策:60分で構文と内容の限定を同時に確認する

英語は、読めない文の原因を語彙・構文に分け、読めたのに誤答した設問は、本文と選択肢のずれを確認します。長文全体を日本語に直してから解く方法では、60分の中で設問処理が遅れる場合があります。段落ごとの要点と、設問の根拠へ戻る位置を整理しましょう。

自作例:「平均が上がった」を「全員が大きく伸びた」と読まない

The program improved the average score, but students who had already scored highly gained little from it.

編集部自作の英文です。前半は平均得点の改善、後半は「すでに高得点だった生徒は、そこから得られたものが少なかった」という限定です。平均得点が上がったことから、すべての生徒が大きく伸びたとは言えません。

構文では、who had already scored highly がstudentsを説明し、後半の主節の動詞はgainedです。関係詞節に入ったまま主節へ戻れないと、誰について何を述べているのかが曖昧になります。

解説を読むだけで終わらず、主節と修飾を分け、butの前後を一文ずつ要約します。内容一致・言い換え・空所補充でも、程度や範囲を強めた選択肢を選んでいないかを確認します。読解の基礎は高校英語の長文が読めないときの対策も参照してください。

選択理科対策:立式・計算・資料の読み取りを区別して直す

物理・化学・生物は、同じ80分でも必要な処理が異なります。大問数で単純に難易度を比較せず、自分が知識で止まるのか、計算で時間を使うのか、資料の意味を取り違えるのかを調べます。

物理の自作例:衝突で運動量が保存しても運動エネルギーは減る

摩擦のない水平面で、質量mの物体が速さvで進み、静止している同じ質量mの物体に衝突して一体となる場合を考えます。衝突中、2物体の系に働く水平方向の外力の力積は無視できるとします。

運動量保存から mv = 2mu なので、衝突後の速さは u = v/2 です。衝突前の運動エネルギーは mv²/2、衝突後は (1/2) × 2m × (v/2)² = mv²/4 で、差は mv²/4 となります。

減った運動エネルギーは、変形や熱などに変わります。一体となる衝突で、運動エネルギーも保存すると置いてしまうのは誤りです。保存則ごとに、対象と条件を確認する練習が、見慣れない設定の立式にもつながります。基礎の点検には高校物理の勉強法を利用してください。

化学の自作例:濃度の単純平均ではなく物質量を足す

0.20 mol/Lの塩化ナトリウム水溶液50 mLと、0.10 mol/Lの同じ溶質の水溶液100 mLを混ぜる場合を考えます。溶質の損失・反応はなく、混合後の体積は150 mLになると仮定します。

溶質の物質量は 0.20 × 0.050 + 0.10 × 0.100 = 0.020 mol です。したがって、濃度は 0.020 / 0.150 = 2/15 mol/L、約0.133 mol/Lになります。濃度だけを平均した0.15 mol/Lにはなりません。

さらに、水を加えて全体を200 mLにすれば、物質量0.020 molは変わらず、濃度は 0.020 / 0.200 = 0.10 mol/L です。「水を200 mL加える」と「全体を200 mLにする」は違う条件なので、ここも区別します。

復習では、mol/LとmLを混ぜて計算していないか、何を保存したか、最終体積を正しく使ったかを確認します。理論計算の基礎は高校化学の勉強法でも整理しています。

生物の自作例:遺伝子頻度の分母を個体数で置かない

XX型を雌、XY型を雄とするある生物を考えます。A・aはX染色体上の対立遺伝子で、Y染色体には対応する遺伝子がないとします。次の集団で、全X染色体上のAの頻度を求めます。

観察された遺伝子型個体数
雄:Aを持つXとY20個体
雄:aを持つXとY80個体
雌:AA10個体
雌:Aa40個体
雌:aa50個体

雄100個体はX染色体を計100本、雌100個体は計200本持ちます。Aは雄で20、雌で 2 × 10 + 40 = 60 なので、全体の頻度は 80 / 300 = 4/15、約0.267です。

分母を全個体数の200としたり、雄・雌の頻度を単純に平均したりすると誤ります。この例では、個体数の表から遺伝子の本数へ読み替える必要があります。資料問題を解くときは、何の割合を求めているのか、分母は何かを最初に書いて確認しましょう。知識と数値がつながっているかを点検する自作例で、大学の出題予告ではありません。

学習計画:B方式の3科目とA方式の数学400点を別に管理する

B方式は3科目各100点、A方式2教科+英語資格検定は数学400点ともう1教科200点です。B方式の数学には数学Ⅲが含まれ、A方式では共通テストの数学Ⅰ・Aと数学Ⅱ・B・Cを使います。配点が違うだけでなく、測る試験も違います。

学習の段階次に進むための確認
教科書・標準問題の補修数学は条件から立式、英語は主節と修飾、理科は法則や資料の意味を説明できるか
大問単位の演習どこで時間を使ったか。解き直しでも解けない設問はどれか
制限時間の演習未着手を減らせるか。答案・解答欄の形式まで時間内に処理できるか
翌日以降の再確認解説を見ずに解けるか。同じ考え方を別の問題へ使えるか

「過去問で点が低い」という結果だけで、すべての基礎教材を最初からやり直す必要はありません。例えば数学で条件を式にできなければ該当単元の立式へ、英語で関係詞節のあとに迷えば構文へ、生物で分母を誤れば資料の単位と対象へ戻ります。

仮想ケース:化学でB方式を受け、A方式も検討する

数学・英語・化学でC系のB方式を準備している受験生を考えます。C系のA方式2教科+英語資格検定を追加するなら、化学だけでは足りず、共通テスト情報Ⅰと英語資格の条件も必要です。D系の同方式なら化学を利用できますが、D系の学びを志望しているかを先に確認します。

A方式3教科型なら、数学・外国語・理科の共通テスト対策と、「共通」の募集区分を確認します。B方式の英語を勉強しているからといって、共通テストのリスニングの準備まで終わっているとは限りません。

これは、出願方式を増やす際の確認手順を示す仮想ケースです。追加すれば合格しやすくなるという保証ではありません。出願条件を満たすための準備と、現在の3科目の補修に使う時間を比べて、受験計画を決めます。長期計画は理科大・MARCH理系の学習ロードマップも参照してください。

出願前に生徒・保護者が確認すること

確認項目確認する内容
志望する学びと募集区分情報理工学科のC系・D系・共通のどこへ出願するか
科目・配点・解答順Bは理科1科目、A2のCは情報Ⅰ・Dは理科、各A方式の第1解答科目条件
併願条件Bの2系出願、同日の創域理工との制約、各A方式の出願上限
英語資格A2の対象資格・基準・有効期間・提出方法
出願と手続き最新要項の締切、書類、受験票・会場、合格後の納付期限
教材の収録範囲年度・2月3日実施分・省略箇所・解答の有無

本人は、出願する系や方式を自分の言葉で説明できる状態にします。保護者は、書類や期限をまとめた一覧を一緒に確認すると役立ちます。学部名の似た別区分、2026年の開設情報、2027年の受験条件を混ぜずに記録しましょう。

B方式だけを考えている場合も、共通テストの特例案内を読む

大学は2027年度B・S方式の不測の事態への対応を公表し、B方式の受験予定者にも2027年度共通テストへの出願・受験を呼びかけています。大規模災害等で大学が特例措置を講じた際の判定には、指定された共通テスト科目が必要になるためです。

通常のB方式に共通テスト得点を加える制度ではありません。また、特例用の指定科目をA方式2教科型と同じだと決めつけず、公式文書の別紙を確認してください。特にC系を数学・情報Ⅰだけで準備している場合は、B方式と特例判定に必要な科目も別に点検します。

よくある質問

プログラミングが得意なら、B方式の理科は不要ですか?

2027年度B方式の科目表は、C系・D系とも数学・英語・理科です。情報Ⅰを理科の代わりに使うことはできません。学びへの関心と、一般選抜に必要な試験科目を分けて準備します。

C系とD系でB方式の問題は違いますか?

公開済みの公式表では、同日の数学・英語・理科を用い、理科は両系とも物理・化学・生物から選びます。C系・D系を併願する場合も受験科目を一致させます。合否は系ごとに判定されます。

新設学部なので、過去問は使えませんか?

創域情報学部を含む2026年度2月3日実施分は、大学の資料案内と教学社の収録一覧で確認できます。以前の創域理工学部の問題は補充演習として年度・実施日を分けて利用します。英語の本文省略など、教材の収録範囲も確認してください。

情報Ⅰを使えば、英語の勉強を止めてもよいですか?

C系のA方式2教科+英語資格検定でも英語資格の出願条件があります。B方式には英語100点、A方式3・4教科型で英語を使う場合にはリーディング・リスニングがあります。自分が利用するすべての方式を確認して、英語の準備範囲を決めます。

参考資料

制度の根拠は大学公式資料、科目・配点の補助照合はパスナビ、出題に関する説明は大学公開の2026年度資料とKei-Netの2026年度分析です。教材の収録範囲は教学社公式で確認しています。確認日:2026年10月5日。2027年度一般選抜の最終募集要項は確認時点で未掲載です。

図解・自作問題・換算例・仮想ケースは編集部の学習提案です。大学の過去問・採点基準・合格基準・実在生徒の成績や合格実績を示すものではありません。競合・一般記事は構成と説明の比較に参照し、制度や出題の事実は上記の資料で確認し直しています。

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