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関西学院大学理学部の一般入試対策|2027年度の科目・配点と勉強法

関西学院大学理学部の2027年度一般選抜を公式資料で解説。3学科の理科選択、全学部・英数・共テ併用の配点、変更された共テ利用と第1・第2解答科目の扱い、2026年度過去問・最低点、6つの独自演習と学習計画を整理します。

公開日 読了目安 約39分執筆:Eduroute編集部
関西学院大学理学部の数理科学・物理宇宙・化学の学びと、数学90分・学科別理科選択を示す図

関西学院大学理学部は、学科別の理科条件と90分数学から準備する

関西学院大学理学部の一般入試対策では、志望学科と受験方式ごとに理科の条件を確認し、数学Ⅲを含む90分数学を最後まで解く練習を軸にしてください。

全学部日程、英数日程、共通テスト併用日程では、同じ「理学部」でも科目の使い方が違います。

全学部日程では、数理科学科は物理・化学・生物から1科目、物理・宇宙学科と化学科は物理・化学から1科目を選択します。物理・宇宙学科の全学部日程を「物理しか選べない」と説明したり、化学科を「全方式で化学必須」と説明したりするのは正確ではありません。 共テの条件はさらに方式別に分けて確認します。

2027年度は共通テストを使う方式が変更されています。例えば理学部の1月出願8科目型は900点満点、3教科型は500点満点です。前年の600点・800点の表や、大学全体の文系向け案内をそのまま当てはめないようにしましょう。

本記事は一般選抜に限定し、大学が「一般入学試験」と呼ぶ独自試験・共テ併用と、「大学入学共通テストを利用する入学試験」を扱います。総合型選抜・学校推薦型選抜等の出願資格や選考は別に確認してください。

情報確認日:2026年10月12日 JST。 制度・配点・日程は2027年度公式入試ガイド、2026年9月の直前版等、過去問・結果は2026年度大学公式資料を根拠にしています。確認時の一般選抜要項掲載ページとパスナビ科目表には前年情報が残っています。出願時は2027年度の最新要項・訂正告知・出願画面で最終確認してください。

理学部の3学科と神戸三田キャンパスを確認する

理学部は数理科学科、物理・宇宙学科、化学科の3学科で、学ぶ場所は神戸三田キャンパスです。西宮上ケ原キャンパス等と通学・見学先を区別してください。大学の読み方は「かんせいがくいん」で、「関西大学」とも別の大学です。

公式の学科紹介・カリキュラムを見ると、数学・物理・化学の基礎を理解し、演習・実験・卒業研究へ進むことが共通しています。

「理学部だから応用研究はない」「宇宙に関心があれば高校物理の基礎は不要」と捉えず、どの授業・研究で関心を深めたいかを確認しましょう。

学科学びの入口と、公式紹介で確認できる内容
数理科学科線形代数・解析等の数学から、自然・生命・社会現象の数理モデル、データ解析へ進む。論理と計算をコンピュータで確かめる学びもある
物理・宇宙学科力学・電磁気学・熱力学等の基礎と実験を学び、宇宙物理や物性等へ進む。観測データを物理法則で説明する力を養う
化学科有機・無機分析・物理化学等を学び、実験で物質の性質や反応を確かめる。分子や材料を扱う研究へ進む

例えば「星の光から何が分かるか」に関心があっても、最初から専門的な天文学だけを学ぶわけではありません。力学、電磁気、数学、実験・データの扱いを積み上げます。化学でも、反応式の暗記だけでなく、なぜ反応するか、どう測定するかを考えます。

数理科学科は情報・データとの接点がありますが、プログラミングだけで卒業できる学科ではありません。大学数学の定義・証明に取り組む関心があるか、具体的な授業や履修モデルで確かめてください。理学部と工学部・生命環境学部の比較も、学部名だけでなく科目・実験・研究室を見て行いましょう。

大学院進学、企業就職、教職等を検討する際は、学科別の進路資料と資格の履修条件を確認します。研究分野や企業名の紹介は、特定企業への就職・研究職・資格取得を保証するものではありません。

全学部日程・英数日程・併用日程の配点を比較する

2027年度の理学部の独自試験は、2月1日・2日の全学部日程と、2月5日の英数日程・共通テスト併用日程(数学)です。文系学部の2月3日・4日・6日・7日の学部個別日程を、理学部の受験日として追加しないでください。

方式・試験日科目・配点・満点
全学部日程・均等配点型:2月1日/2日英語150点、数学150点、理科1科目150点。計450点
全学部日程・数学・理科重視型:2月1日/2日英語100点、数学200点、理科1科目150点。計450点
英数日程:2月5日英語200点、数学200点。計400点
共通テスト併用日程(数学):2月5日独自数学200点+共テの高得点2科目各100点。計400点

全学部日程の2つの型は、同じ問題を異なる配点で判定します。

数学・理科重視型は数学の比重が大きく、理科はどちらも150点です。「重視型では数学も理科も配点が増える」と読み替えないでください。

時間は全学部日程の英語90分・理科75分・数学90分、英数日程の英語90分・数学90分、併用日程の独自数学90分です。英数日程と併用日程では理科の独自試験を受けません。ただし、共テの受験条件と入学後の学びまで理科が不要になるとは限りません。

同じ日の併願と、受験日を増やす併願を分ける

全学部日程の均等配点型と数学・理科重視型は、同一日・同一学部・同一学科等で併願できます。2月5日の英数日程と併用日程(数学)も、同じ条件で併願可能です。同日に理学部の2学科を自由に併願できるという制度ではありません。

1日の試験で2回判定、2月1日・2日・5日で最大6回の判定機会があります。「最大6回」は6日間受験する意味でも、合格確率が独立に6倍になる意味でもありません。異なる試験日なら学部・学科を変える併願も可能なので、ほかの志望校との移動・疲労・費用を含めて決めます。

2027年度ガイドでは一般入試1出願35,000円、対象の併願減額制度では2出願合計45,000円です。例えば2月1日と2日でそれぞれ2型を併願し、2月5日に英数・併用を併願すれば、一般入試部分は45,000円×3=135,000円となります。共テ利用入試や決済手数料等は別に確認してください。

この金額例は制度を理解するための試算です。すべての方式への出願を勧めるものではありません。追加の判定が、得意科目・共テ自己採点に照らして意味を持つかを考えてください。

独自試験の理科選択は、学科ごとに確定する

志望学科全学部日程の選択可能な理科
数理科学科物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1科目
物理・宇宙学科物理基礎・物理、化学基礎・化学から1科目。生物は選択不可
化学科物理基礎・物理、化学基礎・化学から1科目。生物は選択不可

ここでいう「物理基礎・物理」は、両分野を含む独自試験の1科目です。共テの「基礎科目だけで受験できる」という意味ではありません。また、共テで使える地学を、全学部日程の独自理科として選ぶこともできません。

化学科の全学部日程は物理でも受験できます。数学・理科の得点力が同程度なら、併願校で必要な科目、学科の学びへの関心、過去問での再現性から決めましょう。短期間だけの得点比較で、履修してきた科目を急に切り替えると、未習範囲を埋める負担が増えます。

数理科学科で生物を使う場合は、他大学・他学科の併願条件も確認してください。生物選択によって物理・宇宙学科や化学科の全学部日程にも出願できるわけではありません。

数学・英語の出題範囲と解答形式を押さえる

独自数学の範囲は、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、数学Aの「図形の性質」「場合の数と確率」、数学Bの「数列」、数学Cの「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」です。独自数学には数学Ⅲが入りますが、数学Bの統計的な推測等を、範囲の指定を無視して追加する説明は避けます。 共テ数学Ⅱ・B・Cの範囲とは別に整理してください。

英語は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲです。全学部日程の英語はマーク式、理系数学はマーク式と記述式の併用です。英数日程の英語には記述が含まれます。理系数学を「全問記述」「全問マーク」と一括りにしないことが大切です。

2026年度公式問題では、理科に語句・式・理由の記入、物理にグラフ描画が含まれています。マーク形式の英語で受験しても、数学・理科には考えた内容を答案に書く練習が必要です。形式の最終確認は受験年度の要項と問題冊子で行いましょう。

共テ併用日程(数学)は「受験必須」と「得点採用」を区別する

2月5日の独自数学200点に、共テの英語、国語の近代以降の文章、数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B・C、物理・化学・生物・地学、情報Ⅰから高得点2科目を各100点に換算して加えます。地歴公民と理科の基礎科目は、この理学部の併用候補に含めません。

1教科から2科目を採用できます。 数学Ⅰ・Aと数学Ⅱ・B・Cがともに高ければ、その2科目で合否判定を行うことが可能です。ただし、理科の第2解答科目は、第1解答科目を採用する場合にのみ採用可能という条件があります。

物理・宇宙学科は共テ物理の受験が必須です。ただし、物理を必ず採点対象の2科目に含める方式ではありません。物理が高得点2科目に該当する場合に採用し、第1・第2のどちらとして受験したかは問いません。化学科には、この併用方式で化学の受験必須指定はありません。

理科の第2解答科目だけを高得点候補にしない

次の例は、2科目を高得点採用するルールを確かめるための架空の自己採点です。国語は大学の100点換算後、英語はR・L換算後の点とします。

共テ科目100点換算の得点
英語76点
数学Ⅰ・A70点
数学Ⅱ・B・C85点
物理・第1解答科目60点
化学・第2解答科目90点
情報Ⅰ95点
国語・近代以降の文章70点

単純に高い順に取ると情報95+化学90ですが、第1解答科目の物理を採用しないまま第2解答科目の化学だけを採用できません。 この例では情報95+数学Ⅱ・B・C85=180点です。独自数学が140点なら合計320/400点になります。

物理・宇宙学科でも、共テ物理を受験しているので受験必須条件を満たし、この例では物理の得点を採用しません。「物理を使わない合計点になるなら、共テ物理を受けなくてよい」とは考えないでください。

理科を物理60・化学90の2科目とも採用する組み合わせ自体は可能です。問題になるのは、第2解答科目だけを切り出すことです。個別の受験順・同点・免除等の扱いは最新要項で最終確認します。

関西学院大学理学部で全学部日程の理科選択と共テ併用の必須受験・得点採用を分けて確認する図

共テ1月出願は5方式:2027年度の配点で並べ直す

理学部3学科は、1月出願の8科目型、7科目型、5科目型、3教科型、3教科型(英語資格・検定試験利用)を実施します。理学部には、文系学部の「3科目英数型」を追加しません。 名称の似た制度を混ぜないでください。

以下では共テ数学Ⅰ・Aを「数学①」、数学Ⅱ・B・Cを「数学②」と書きます。国語は近代以降の文章に限定し、英語はリーディング・リスニングを使います。理科は物理・化学・生物・地学で、基礎科目を候補に含めません。

1月出願の科目型科目の採用・配点・満点
8科目型英語200、数学①100・②100、理科2科目各100、国語100、情報100、地歴公民1科目100。計900点
7科目型英語200、数学①100・②100、理科2科目各100。国語・情報・地歴公民から高得点2科目各100を追加。計800点
5科目型英語100、数学①100・②100、指定範囲の理科1科目200。国語・残りの理科・情報・地歴公民から高得点1科目100を追加。計600点
3教科型数学①100・②100、指定範囲の理科1科目200。英語・国語・残りの理科・情報・地歴公民から高得点1科目100を追加。計500点
3教科型・英語資格利用英語300、数学①100・②100。国語・学科指定範囲の理科・情報・地歴公民から高得点1科目100を追加。計600点

2027年度の3教科型では、英語は必須の固定枠ではなく追加1科目の候補です。名称が「3教科型」でも数学①・②は別の2科目として採用するので、点数を1つにまとめて科目数を減らさないでください。5科目型と3教科型の必須理科には200点、残りの理科を追加枠で採用するときは100点という違いもあります。

共テ利用でも、理科条件を全学部日程と分ける

学科・方式理科の指定
数理科学科・化学科:8/7科目型物理・化学・生物・地学から2科目。化学科を物理+化学の固定2科目としない
物理・宇宙学科:8/7科目型物理100点+化学・生物・地学から1科目100点
数理科学科・化学科:5科目型/3教科型4つの理科から高得点1科目を200点枠で採用。追加枠には採用済みと別の理科も使える
物理・宇宙学科:5科目型/3教科型物理を200点枠で採用。追加枠の理科は物理以外の科目
英語資格利用型追加1科目の理科候補は、数理科学科・化学科が4科目、物理・宇宙学科が物理。理科の固定必須枠はない

例えば化学科では、全学部日程の生物は選択不可ですが、共テ利用の理科候補には生物・地学が入ります。物理・宇宙学科の通常の共テ利用は物理を採用する構成で、併用日程の「物理は受験必須だが高得点時だけ採用」と区別します。

7科目型の追加2科目は、国語・情報・地歴公民の枠内で選びます。1教科から2科目の採用も可能とガイドにありますが、数学や余分な理科を追加2科目に回せる方式ではありません。8科目型の地歴公民は、2科目受験していれば高得点1科目です。

共テ3月出願は5教科型・3教科型:前年の4科目型から変更

2027年度の理系学部の3月出願は、新たな5教科型・3教科型です。理学部に文系向けの3科目型・英語重視型・数学重視型を当てはめたり、2026年度の「4科目型」を2027年度の正式名称として残したりしないでください。

3月出願の科目型科目の採用・配点・満点
5教科型数学①100・②100、指定範囲の理科1科目100。英語・国語・残りの理科・情報・地歴公民から高得点3科目各100を追加。計600点
3教科型数学①100・②100、指定範囲の理科1科目100。英語・国語・残りの理科・情報・地歴公民から高得点1科目100を追加。計400点

数理科学科・化学科の必須理科枠は物理・化学・生物・地学から高得点1科目、物理・宇宙学科は物理です。追加枠の理科は採用済みと別の科目を使います。5教科型は1教科から2科目を追加枠で採用できる旨がガイドに記載されています。

「5教科型」という名称だけで、英語・国語・数学・理科・社会の5教科すべてが固定必須だと判断しないでください。必要な数学2科目と理科を満たしたうえで、残りの対象科目を点数に換算して選ぶ構成です。3月出願で受験機会を残す場合も、共テ自体を1月に必要科目で受験しておく必要があります。

共テ利用と併用では、第2解答科目の扱いが違う

2027年度ガイドの概要は、共テ利用で高得点2科目以上を採用する場合、理科・地歴公民は第1・第2解答科目を問わず高得点科目を採用すると説明しています。一方、共テ併用で2科目を採用する場合は、第2解答科目を採用するために第1解答科目の採用が必要です。

この違いを、大学共通の一律ルールとして説明しないことが大切です。実際の出願では学科・科目型別表を先に確認し、固定必須科目を確保し、採用済み科目を除いて残りの枠を選びます。共テ基礎科目、国語の古文・漢文など対象外の点数を加えないでください。

共テ英語はR:L=4:1、英語資格は出願資格として使う

共テ併用・共テ利用の英語は、リーディング100点を160点、リスニング100点を40点へ換算します。200点枠なら1.6R+0.4L、100点枠なら0.8R+0.2L、300点枠なら2.4R+0.6Lです。大学入学共通テストの素点200点を、そのまま大学の200点と同じにしないでください。

R80・L60なら、200点枠では128+24=152点、100点枠では64+12=76点、300点枠では192+36=228点です。RとLを単純に足す140点や、Rだけで計算した160点とは違います。リスニング免除等に該当する場合は、最新要項の個別規定を確認します。

国語は近代以降の文章110点満点を大学の100点枠へ換算します。例えば77/110点なら70/100点です。数学Ⅰ・Aと数学Ⅱ・B・Cは別々に100点枠へ入れ、理科200点枠は100点満点の得点を2倍にします。

英語資格で共テ英語が免除・満点になる制度ではない

1月出願の3教科型(英語資格・検定試験利用)は、大学が指定する4技能の資格・検定試験でCEFR B1レベル以上を有することを出願資格とします。資格スコア自体を合否判定の得点にせず、共テ英語のR・Lを300点へ換算して採用します。

英検、GTEC、IELTS、TEAP、TOEFL iBT、TOEIC L&R/S&W、ケンブリッジ英語検定等が指定されています。名称が似ていても、対象の受験方式、4技能の揃え方、証明書、有効期限が一致しているか確認してください。TOEIC L&Rだけの2技能スコアを4技能資格と扱うことはできません。

2026年4月公表の大学資料は、CEFRが記載されている場合の確認方法と、記載がない場合の基準表を分けています。英検のCSE基準にも受験級による脚注があり、TOEFL iBTには2026年1月21日以降の尺度変更を踏まえた基準があります。「どの級でも同じCSE」「TOEFLは常に旧点数だけ」と説明しないでください。

本記事では、本人の証明書と大学の最新基準表を照合する手順を優先します。取得済み資格が不明確なら、出願前にスコア表を手元に用意して入学センターへ確認してください。

取得時期を一律2年以内とするのも不正確で、英検等と、実施団体の期限がある試験で扱いが異なります。

架空の自己採点で、共テ利用の採用枠を検算する

前の例のR80・L60、数学①70・②85、物理60・化学90、情報95、国語70に、地歴公民55を加えます。すべての条件を満たして受験した例として、2027年度の配点で比較します。合格を予測する点数ではありません。

理学部の方式この例の換算合計
1月8科目型152+70+85+60+90+70+95+55=677/900点
1月7科目型固定枠457+追加の情報95・国語70=622/800点
1月5科目型:数理科学・化学英語76+数学155+化学180+情報95=506/600点
1月5科目型:物理・宇宙英語76+数学155+物理120+情報95=446/600点
1月3教科型:数理科学・化学数学155+化学180+情報95=430/500点
1月3教科型:物理・宇宙数学155+物理120+情報95=370/500点
1月英語資格利用:資格条件を満たす場合共テ英語228+数学155+情報95=478/600点

1月の5科目型・3教科型では、数理科学科・化学科は化学90を理科200点枠へ入れ、物理・宇宙学科は物理60を同枠へ入れます。学科によって、得意な化学90を同じ位置に置けない点が比較の要点です。

3月5教科型では、数理科学科・化学科は数学155+化学90+情報95・英語76・国語70=486/600点。物理・宇宙学科は数学155+物理60+情報95・化学90・英語76=476/600点です。3月3教科型なら、それぞれ340/400点、310/400点です。

前述の併用日程では、第2解答科目だけを採用できないため、共テ加点180/200点でした。共テ利用の高得点採用との違いが、同じ自己採点からでも異なる合計を生みます。採用条件を確認してから換算し、最後に足す順番で計算しましょう。

出願日程と手続きは、共テ前・共テ後・3月で分ける

2027年度の区分出願期間・試験・合格発表
全学部日程出願1月4日〜22日23時。試験2月1日/2日。合格発表2月15日
英数日程・併用日程(数学)出願1月4日〜22日23時。試験2月5日。合格発表2月20日
共テ利用・1月出願出願1月4日〜15日23時。独自試験なし。合格発表2月15日
共テ利用・3月出願出願2月15日〜3月10日16時。独自試験なし。合格発表3月14日

ガイドには出願書類の郵送は締切当日の消印有効とあります。共テ利用の1月出願は共テ前に締め切り、一般入試は共テ後に出願可能という違いを先に予定表へ入れてください。3月締切は23時ではなく16時です。

出願登録・検定料支払い・書類郵送は別の作業です。登録だけで完了したと考えず、要項に沿って期限・方法を確認します。入学手続の締切や納付方法は、方式ごとの合格者向け案内で確認してください。合格発表日と手続期限を同じにしないことが大切です。

試験地は2027年度ガイドで、全学部日程が全国27都市、その他の対象日程は全国13都市と案内されています。日程によって実施しない試験地もあるので、受験票の場所まで確認します。学ぶキャンパスと、入試を受ける試験会場が同じとは限りません。

2026年度の最低点は、得点調整と公表範囲を踏まえて読む

以下は2026年度入試の大学公式結果です。2027年度の合格保証点ではありません。全学部日程は2月1日・2日をまとめた方式別結果であり、各日付別の最低点として扱わないでください。

学科・2026年度方式合格最低点/満点・公式得点率
数理科学・全学部均等256.4/450点・57.0%
数理科学・全学部数学理科重視261.9/450点・58.2%
物理・宇宙・全学部均等271.7/450点・60.4%
物理・宇宙・全学部数学理科重視272.2/450点・60.5%
化学・全学部均等259.8/450点・57.7%
化学・全学部数学理科重視258.6/450点・57.5%
数理科学・英数日程281.0/400点・70.3%
物理・宇宙・英数日程311.0/400点・77.8%
化学・英数日程290.0/400点・72.5%

大学は全学部日程で、試験日・選択科目による有利不利を減らすため、学部ごとに中央値補正法による得点調整を行います。中央値は得点順で真ん中の受験生の点で、平均点ではありません。中央値を満点の半分へ補正し、0点と満点は動かさない仕組みです。

そのため、過去問の素点60%と、公式の調整後最低得点率60%を同じものとして比較しないでください。実際の中央値が分からなければ自己採点から公式調整点を確定できません。英数日程の最低点も、全学部日程の調整後得点率と数字だけで難易度を比べるべきではありません。

共通テスト併用日程(数学)の最低点は、今回確認した2026年度公式結果では非公表です。 受験者・合格者数は、数理科学82人・23人、物理・宇宙113人・31人、化学87人・21人。最低点を推計して公式実績として掲載しません。

倍率を見る場合も、志願者数、受験者数、合格者数、追加合格の内数を区別します。少人数の方式は人数が少し変わるだけでも倍率が動きます。英数日程なら「理科を受けないから簡単」とは言えず、2026年度の物理・宇宙学科は受験99人・合格13人、公式実質競争率7.6倍でした。

目標は、まず必要な教科書・標準問題を時間内に正確に解き、複数年度で取りこぼしを減らすことです。「素点で6割あれば十分」と固定せず、学科・方式・年度の差と、自分の得点のばらつきを見てください。共テ利用の旧方式の結果を、条件が変わった2027年度方式の同条件実績とする説明も避けます。

2026年度公式過去問から、解ける答案と時間内の答案を分ける

大学公式サイトは2026年2月1日の問題・出題意図・解答例を公開しています。今回の本文分析は、その理系数学・英語・物理・化学・生物を直接確認したものです。全日程全問を精読した分析とはしていません。2月5日の英語の記述形式等は2027年度ガイドとKei-Netの年度別説明でも照合しています。

科目2026年2月1日に確認した特徴と、練習すべきこと
理系数学90分・4大問。小問集合のマーク、数学Ⅲ微積分と確率の空所補充、対数の置換・関数と解の個数の記述。答えの選択と途中式を使い分ける
英語90分・6大問。長文3題、文法語法、整序、会話。文章の論理と短文知識の双方を点検する
物理75分・3大問。万有引力と探査機、導体棒・回路、波と干渉。状態ごとの法則・符号・グラフを説明する
化学75分・3大問。結晶・エンタルピー等、窒素リン・工業製法・平衡、有機構造と糖の結合。知識と物質量計算をつなぐ
生物75分・3大問。遺伝情報・複製、酵素と実験・グラフ、遺伝と発現制御。条件と結果を区別して理由を記す

数学の第1問は2026年度にマーク式となっています。第2・3問は答えを埋める形式、第4問は過程を説明する記述です。第2問では根号を含む関数の微分から接線・面積・回転体へ進み、第3問ではカードの取り出しと和・積の確率、第4問では対数の置換で関数を整理します。

大学の出題意図は、基礎知識と誘導の利用を重視しています。見慣れない式を見ただけで難問と判断せず、前の設問の結果を次にどこへ使うかを確かめることが重要です。ただし、誘導があることと計算が軽いことは別なので、最後まで計算した答案を残してください。

英語の長文には科学の試験・比較、感染症をめぐる議論、ロボット等の題材が見られます。題材に詳しいことより、文中の比較・限定・否定・指示語を正確に読むことが得点につながります。科学知識から本文にない主張を補わないようにしましょう。

数学は、4大問の誘導と記述を90分で処理する

数学対策では、数学Ⅲの微積分とⅠ・A・Ⅱ・B・Cの標準問題を並行して進めます。数学Ⅲの割合が少なめという分析を理由に、微積分を捨てるのは適切ではありません。2026年度には第2問でまとまった微積分が出題され、他の範囲も小問集合・確率・記述で問われています。

教科書の例題を解いたら、使った条件を言葉で説明します。対数なら底・真数の条件、微分なら定義域・増減・端点、確率なら標本の数え方、ベクトルなら位置関係を確認してください。公式名を書けるだけでは、文字や図が変わったときに使えません。

90分演習の最初の配分例は、見渡し3分、小問集合17分、微積分25分、確率20分、記述20分、見直し5分です。これは本記事の練習用配分で、大学指定ではありません。最初の2回を計測し、得意な大問に使う時間と、止まった設問から先へ進む基準を調整します。

独自演習1:対数関数の増減・面積・回転体をつなぐ

以下の6問は、本記事のためのオリジナル基礎演習です。大学の過去問・出題予想・本番難易度の再現ではありません。途中式を省かず、復習すべき基本操作を見つけるために使ってください。

問題。 eを自然対数の底、f(x)=(ln x)/x(x>0)とする。fの最大値、1≦x≦eで曲線とx軸の間の面積S、同じ領域をx軸の周りに1回転してできる体積Vを求めよ。

解答。 商の微分よりf′(x)=(1−ln x)/x²。分母は正なので、0<x<eで増加、x>eで減少します。したがって最大値はf(e)=1/eです。x>0を先に書くと、対数の定義域や分母の扱いを確認できます。

1≦x≦eではln x≧0なので、面積はS=∫₁ᵉ (ln x)/x dx。t=ln xと置くとdt=dx/x、積分区間は0〜1です。よってS=∫₀¹ t dt=1/2となります。

体積はV=π∫₁ᵉ (ln x)²/x² dxです。同じ置換でx=eᵗ、dx=eᵗdtとなり、V=π∫₀¹ t²e^(−t)dt。部分積分を2回行えば、原始関数は−e^(−t)(t²+2t+2)。区間の上下を代入して、V=π(2−5/e)を得ます。

検算。 e>2.5なので体積は正です。面積をそのままπ倍にしたり、回転体の式でf(x)の二乗を忘れたりしないでください。t置換後にdxも変換したか、端点をxのまま残していないかを確認します。微分で最大値を決める操作と、積分の被積分関数を決める操作は別です。

独自演習2:無作為な取り出しと条件付き確率を数える

問題。 1〜6の整数を1つずつ書いた6枚のカードから、3枚を同時に無作為に取り出す。和が奇数となる確率と、和が奇数であると分かったときに4のカードを含む確率を求めよ。

解答。 同時取り出しなので、順序を区別しない組み合わせで全体を数えます。全事象は6C3=20通りで、各組み合わせは同様に確からしいものです。和が奇数になるのは、奇数カードが1枚または3枚の場合です。

奇数は1・3・5、偶数は2・4・6。それぞれ3枚あります。奇数1枚・偶数2枚は3C1×3C2=9通り、奇数3枚は3C3=1通り。したがって和が奇数の確率は(9+1)/20=1/2です。

4を含み、和が奇数になるには、残り2枚が奇数1枚と偶数1枚です。奇数の選び方3通り、4以外の偶数2通りで6通り。条件付き確率の分母は「和が奇数の10通り」なので、6/10=3/5となります。

誤答の点検。 6/20は「4を含み、和が奇数」の同時確率で、問われた条件付き確率ではありません。4を含む事前確率は3/6=1/2ですが、和が奇数という情報を得た後には3/5へ変わります。和の偶奇と積の偶奇を混同しないよう、条件を短い言葉で書き直しましょう。

物理は、状態ごとの法則とグラフを答案へ書く

2026年2月1日は、力学・電磁気・波動からそれぞれ1大問でした。力学は万有引力の基本関係から探査機の運動、電磁気は導体棒と抵抗・コンデンサー、波動は波形の時間変化と干渉までつなぐ構成です。別年度の出題を保証するものではないので、熱・原子等も教科書範囲から外さないでください。

復習では、最初に図を描き、対象物体・正方向・状態を決めます。円運動なら力が向心力になる関係、短時間の相互作用なら運動量とエネルギー、回路ならスイッチの前後で電流・電荷がどう変わるかを説明します。どの場面でも同じ保存則を無条件に使わないことが重要です。

波では、媒質の動く方向と波の進む方向を区別します。ある時刻の波形を横へずらす操作と、固定した点での変位の時間変化は同じ図ではありません。グラフを描くときは軸・単位・位相・代表点を示し、式に戻して確かめます。

75分演習では、見渡し3分、3大問に各22分、見直し6分を初期案にします。記述・描画の時間も含めて計測し、式を立てる前に長い数値計算へ入らないようにします。

独自演習3:導体棒の速度が一定になる条件を導く

問題。 間隔ℓ=0.40mの水平で摩擦のない導体レールに、質量m=0.20kgの導体棒を置く。レールと棒で閉回路をつくり、回路の抵抗はR=2.0Ω、磁束密度B=0.50Tの一様な磁場はレール面に垂直とする。棒を静止状態から、レールに沿う一定の力F=0.10Nで引く。回路の自己誘導・棒等の抵抗は無視する。動き始めの加速度、十分時間が経ったときの速さと電流、抵抗で発生する単位時間当たりの熱を求めよ。

解答。 棒の速さをvとすると、誘導起電力の大きさはBℓv、電流はI=Bℓv/Rです。レンツの法則により、磁場から棒が受ける力は運動を妨げる向きに働き、大きさはBℓI=B²ℓ²v/Rとなります。

運動方向を正として、ma=F−B²ℓ²v/R。開始時はv=0なので、a=F/m=0.50m/s²です。速度が上がるにつれて抵抗力が増え、十分時間が経つと加速度が0になります。

F=B²ℓ²v/Rより、v=FR/(B²ℓ²)=0.10×2.0/(0.50²×0.40²)=5.0m/s。電流はI=Bℓv/R=0.50Aです。熱の発生率はI²R=0.50²×2.0=0.50Wとなります。

検算。 一定速度では運動エネルギーが増えないので、外力の仕事率Fv=0.10×5.0=0.50Wが熱の発生率に等しくなります。Wはエネルギーそのものではなく単位時間当たりの量です。最初からFv=I²Rを使うと、加速中の運動エネルギーの増加を見落とすので、まず状態を確認してください。

化学は、反応・物質量・エンタルピーの符号を揃える

2026年2月1日の化学は、塩を題材に結合・結晶・溶解等を結びつけ、窒素・リンの知識から工業製法と平衡へ進み、有機化合物の構造や多糖の結合を考える内容でした。計算だけ、用語だけ、構造決定だけに絞る対策では取りこぼしが出ます。

理論では、反応式を決めてから物質量・濃度・エネルギーを計算します。無機では、製法の名前と生成物を覚えるだけでなく、反応条件・酸化還元・気体の扱いをつなげます。有機では、分子式・官能基・反応結果を条件表にし、構造式の候補を1つずつ消してください。

エンタルピーでは、反応の向きとmolの基準を明記します。電子親和力等の用語だけで正負を決めず、問題に与えられた反応と数値を読みます。実験グラフでは、軸の単位、温度変化や補正の意味、有効数字を確認しましょう。

75分は、見渡し3分、理論25分、無機18分、有機23分、見直し6分を最初の配分案にします。年度によって小問数・計算量が異なるので、分野名だけで時間を固定せず、1つの計算で止まりすぎない基準を作ってください。

独自演習4:生成エンタルピーから結晶を分離する量を求める

問題。 KClについて、次の反応エンタルピーを使う。KCl(s)の生成は−437kJ/mol、K(s)→K(g)は+90kJ/mol、K(g)→K⁺(g)+e⁻は+419kJ/mol、Cl₂(g)→2Cl(g)は+242kJ/mol、Cl(g)+e⁻→Cl⁻(g)は−349kJ/molとする。KCl(s)→K⁺(g)+Cl⁻(g)のエンタルピー変化を求めよ。数値はこの演習の与件として使い、測定値の出典を問う問題ではない。

解答。 生成反応の始点はK(s)+(1/2)Cl₂(g)、終点はKCl(s)です。同じ始点から気体イオンまで進む経路では、塩素原子1molを作るためにCl₂の解離エンタルピーの半分を使います。

その合計は90+419+242/2−349=281kJ/mol。求める分離のエンタルピーをLとすると、逆向きのK⁺(g)+Cl⁻(g)→KCl(s)は−Lです。

ヘスの法則により、281−L=−437。したがってL=718kJ/molです。結晶を気体イオンへ分離する向きでは正、気体イオンから結晶を作る向きでは−718kJ/molになります。

誤答の点検。 Cl₂1molを丸ごと使うと121kJ/mol分の誤りが出ます。また、与えられた−349を、放出するからといってさらに正へ直す必要はありません。数値を暗記したかより、始点・終点・反応方向・係数が揃っているかで検算しましょう。

生物は数理科学科の選択肢:実験条件を読んで論述する

生物は数理科学科の全学部日程で選択可能です。物理・宇宙学科と化学科の全学部日程へ広げないことを確認したうえで、対策を進めます。共テ利用での生物の扱いは、前の学科別表に戻ってください。

2026年2月1日の問題は、遺伝情報と実験、酵素の反応速度、遺伝・発現制御を組み合わせています。知らない設定が出ても、本文中の定義・条件と、教科書で学んだ規則を分けて整理することが大切です。

実験問題では、変えた条件、揃えた条件、測定した結果を3行で書きます。酵素量を変えたのか、基質濃度を変えたのか、温度を変えたのかで解釈は変わります。曲線の形だけを暗記せず、横軸・縦軸と比較対象を説明してください。

遺伝では、別の染色体・連鎖・発現状態等の条件を先に読みます。すべての問題を9:3:3:1へ押し込めず、配偶子・組合せ・表現型に分けて考えます。論述は、結論と原因をつなげ、字数制限の中で必要な語を残す練習を行います。

独自演習5:半保存的複製で、重いDNAの割合を考える

問題。 すべてのDNA鎖が重い窒素で標識された細菌を、軽い窒素だけの培地へ移す。DNAは半保存的に複製し、新しく作られる鎖には軽い窒素だけが入る。全細胞が世代ごとに1回複製・分裂し、DNAの分解・組換えはないとする。1〜3世代後の、重い鎖2本のDNA、重い鎖と軽い鎖のDNA、軽い鎖2本のDNAの割合を答え、3世代後の混合DNAの割合を説明せよ。

解答。 半保存的複製では、1本の元の鎖を引き継ぎ、相補的な新しい鎖を1本作ります。最初の重い鎖2本から、1世代後には重い鎖1本・軽い鎖1本のDNAが2分子できます。

世代重い鎖2本/混合/軽い鎖2本の割合
1世代後0、1、0
2世代後0、1/2、1/2
3世代後0、1/4、3/4

表の数値は、重い鎖2本、混合、軽い鎖2本の順です。密度勾配遠心分離では、1世代後は中間密度のみ、2・3世代後は中間密度と軽い密度に分かれると考えられます。

説明。 元の重い鎖の本数は変わらない一方、DNA分子の総数は各世代で2倍になります。重い鎖を含む混合DNAの割合は、1、1/2、1/4と半分ずつ減少します。3世代後の混合DNAは1/4です。

「混合DNAの割合」と「全DNA鎖に占める重い鎖の割合」は別です。3世代後の混合DNA1分子には2本中1本だけ重い鎖があるため、全鎖中の重い鎖は1/8となります。DNA分子と鎖を混ぜて数えないようにしてください。

英語は長文3題に加え、文法・整序・会話を毎週点検する

全学部日程の英語は長文3題だけでは完結しません。文法語法・整序・会話の大問も含まれます。長文が読めても、短文の動詞の形や語法、前置詞、会話のつながりで失点していないかを確認してください。

長文は段落ごとの役割を短く書きます。主張、理由、具体例、対比、留保を区別すると、本文の一部を強めすぎた選択肢を避けやすくなります。「一部で見られた」を「すべてに当てはまる」、「可能性がある」を「証明された」と読み替えない練習が必要です。

90分の最初の配分例は、長文3題各20分、文法8分、整序10分、会話8分、見直し4分です。大学指定ではありません。設問を飛ばす際は答案の位置を確認し、マークずれを防ぎましょう。

英数日程も受ける人は、和訳・条件英作文の記述を追加します。指示語の内容と文構造を日本語に表し、条件にある語・語数等を満たす英文を基本表現で作る練習をしてください。マーク式の正解を選べることと、自分で答案を書けることは別です。

独自演習6:対照群と、本文が認める結論を読む

問題。 次の英文を読み、筆者の説明と一致する選択肢を1つ選び、他の選択肢が合わない理由を説明せよ。

Researchers tested a new method for cleaning water. They used two identical containers and poured the same amount of water into each. One container received the new filter, while the other received no filter. Both were kept at the same temperature. The filtered water contained fewer particles after one hour. However, this single test did not show whether the filter could remove harmful chemicals.

  • A. The experiment proved that the filter removed all harmful chemicals.
  • B. The two containers were kept at different temperatures.
  • C. The filter reduced particles in this test, but its effect on harmful chemicals remained unclear.
  • D. Neither container received the new filter.

解答。 正解はCです。fewer particlesはこの実験で粒子が少なくなったこと、did not show whether以下は有害な化学物質を除去できるか未確認であることを述べています。粒子の結果と、別の物質への効果を分けて読みます。

Aはproved・allを本文にない強い結論として加えています。Bはsame temperatureと矛盾し、DはOne container received the new filterと矛盾します。filterが機能するならすべての汚染を除くはずだ、という予備知識を補わないでください。

構文の点検。 whileは2つの容器の条件の対比、the otherは残りの1つの容器を表します。whether節は「除去できるかどうか」の内容です。筆者が効果を否定したのではなく、この1回の試験では効果を確認していないと述べた点を区別しましょう。

誤答の種類で、次に戻る教材と課題を決める

過去問を解いた後は、解説の理解だけで終えず、翌日と1週間後に自力で再現できるか確認します。最初から全科目に難しい参考書を追加するより、失点の原因ごとに戻る範囲を小さくすると進めやすくなります。

失点の現れ方復習先と、再テストする課題
数学で解法が浮かばない教科書の定義・基本例題へ戻り、同じ単元の標準問題で条件と方針を説明する
数学の誘導は分かるが計算が終わらない微積分・数列・対数等を最後まで計算し、途中の式変形と所要時間を記録する
物理で場面が変わると式を誤るスイッチ前後・速度一定等の状態を図にし、力・電流・エネルギーを別々に確認する
化学で計算の桁・正負が違う反応式、molの基準、単位、エンタルピーの方向を1行ずつ書き直す
生物で論述の理由が不足する実験条件→観察結果→言える結論を3行で整理し、字数に合わせて答案へ直す
英語で内容一致が崩れる根拠の文に戻り、否定・比較・範囲・指示語が選択肢でどう変わったかを示す

正解した設問でも、勘で選んだもの、時間切れ後に解けたものを分けて記録してください。空所補充やマークの答えが合っていても、条件を説明できなければ、式・選択肢が少し変わると失点します。

過去問の記録には、年度・日程・科目・制限時間・解答時間・素点のほか、計算ミス、知識不足、読解ミス、時間切れの内訳を残します。得点調整後の点数を自己採点から作らず、同じ方法で複数回の素点と誤答を比較します。

残り期間と受験方式に合わせて、学習計画を組む

全学部日程が中心なら、数学・英語・選択理科の3科目を継続して進めます。英数日程だけなら独自理科の時間を減らせますが、併願校や共テ利用に理科が必要なら、その分を別枠で残します。出願前に、削ってよい科目と残す科目を確定してください。

基礎の抜けが多い段階

数学はⅠ・A・Ⅱ・B・Cの未習・未定着を埋めながら、Ⅲの微積分を止めずに進めます。英語は単語・語法と1文の構造把握、理科は教科書の用語・法則・反応と基本例題を優先します。難しい問題を長時間眺めるより、解けなかった基本問題を翌日再現する回数を増やしましょう。

最初の週に公式過去問を1回見て、形式を知ることは役立ちます。ただし、未習が多い状態の1回の点数だけで合否を決めたり、毎日過去問だけを続けたりしないでください。どの単元が分からず止まったのかを、基礎学習の順番へ反映します。

標準問題を自力で解ける段階

数学は大問単位の制限時間演習、理科は75分を見据えた分野混合問題、英語は長文と短文形式のセットへ進めます。週の終わりに「初見で解く日」と「誤答を解き直す日」を設け、初見だけを増やして復習が溜まることを避けます。

学習時間の例として、平日に数学70分、英語60分、選択理科60分、前日の復習20分の計210分を確保し、休日に時間を測る演習と復習を入れる案があります。これは一律の必要勉強時間ではありません。授業・部活・通学・体調に応じて量を調整し、課題を終えられない日が続くなら予定を減らして質を保ちます。

直前期

数学90分・英語90分・理科75分のセットを、受ける日程の答案形式に合わせて試します。英数日程も受けるなら英語の記述練習を残し、共テ利用を併願するならR・L、数学2科目、必須理科と採用候補科目を確認します。

直前期に新しい参考書を何冊も増やすより、標準問題の取りこぼし、答案の条件不足、マーク・単位・有効数字のミスを減らしてください。受験日が連続する場合は、睡眠・食事・移動も予定に組み込みます。

保護者と確認する出願・費用・学習相談のチェック

保護者とは、偏差値や直近の1回の点数だけで話し合うより、受験方式と必要な準備を共有すると相談しやすくなります。本人が志望学科の授業・研究を説明し、家族は期限・費用・移動の抜けを一緒に確認する形が適しています。

  • 学科名とキャンパス、全学部日程で使う理科は決まっているか。
  • 物理・宇宙学科の併用で、共テ物理を受験しているか。
  • 共テ利用の科目型ごとに、数学2科目・理科・追加枠を満たしているか。
  • 第2解答科目の得点を、併用の条件を無視して採用していないか。
  • 英語資格は4技能・CEFR・方式・証明書・有効期限を満たすか。
  • 出願登録、支払い、書類郵送、受験票、入学手続の予定が分かれているか。
  • 併願減額の対象条件、合計費用、会場・宿泊・移動を確認したか。

国語・地歴公民・情報Ⅰも受験全体では必要になる場合があります。Edurouteの高校生・既卒生向け指導科目は数学・物理・化学・生物・英語で、国語・地歴公民・情報Ⅰはこの専門指導の対象外です。必要な科目は学校・対応する教材・指導先で準備し、理系科目の相談と混同しないようにしてください。

数学や理科を相談するときは、正答率だけでなく、過去問の答案、途中式、所要時間、誤答分類を持参すると、どの基本操作から直すかを具体的に判断できます。私立理系大学受験の全体ガイド、関西大学システム理工学部の記事、関西大学化学生命工学部の記事も、併願先の科目・形式を比べる際に使えます。

参考資料

確認日:2026年10月12日 JST。 2027年度の制度と2026年度の実施問題・結果を区別しています。公式ガイドのページ番号は紙面の番号で、デジタルブックの表示ページとは1ページずれます。出願時は大学公式の最新要項・訂正告知で最終確認してください。

競合比較では、じゅけラボの学部別・大学全体、鬼管理の学部別2記事、リーダーズブレインの全学部理系数学・英語、逆転コーチングの理学部・理科、家庭教師Campの理学部記事を確認しました。構成と読者が迷いやすい点を比較するために参照し、数値・科目・形式は一次資料で検証しています。文章・参考書ルート・合格保証表現は転用していません。

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