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東京都市大学・メディア情報学部の一般選抜対策|社会メディアと情報システムの科目・共テ換算・数学英語の勉強法
東京都市大学メディア情報学部の2学科を公式資料で比較。2027年度の前期3教科/2教科、共テ必須科目、550・620/580・650点の基準、情報問題併用を整理し、2026数学原本と自作例で数学・理科・英語の対策を解説します。
メディア情報学部の入試は、2学科を分けて組み立てる
東京都市大学メディア情報学部には、社会メディア学科と情報システム学科があります。両学科とも横浜キャンパスで学びますが、一般選抜の必須科目は同じではありません。
2027年度の独自前期は、社会メディアが英語+選択2教科の3教科型、情報システムが数学+英語の2教科型です。情報システムの独自試験では、前期・中期・後期を通して数学が必須です。一方、社会メディアは方式によって国語を選択できます。
共通テスト利用でも、次の違いが出願判断に直結します。
- 社会メディアの前期3教科型:英語必須+指定された選択教科の高得点2教科。
- 情報システムの前期3教科型:数学IAとIIBCの合計が必須+指定された選択教科の高得点2教科。理科は必須ではありません。
- 前期5・6教科基準点型:社会メディアは550/800点・620/900点、情報システムは580/800点・650/900点。重点配点と数学・理科の採用方法も学科で変わります。
- 情報システムだけが対象となる情報問題・共テ併用型は、共テ数学と英語が両方必須です。理科との自由選択ではありません。
学部名に「情報」があっても、情報工学部の数学Ⅲを含む試験や共テ指定を、そのままメディア情報学部に移さないことが出発点です。本記事の独自数学は、両学科とも数学Ⅰ・Ⅱ・A、数学Bの数列、数学Cのベクトルで、数学Ⅲを含みません。
確認日は2026年10月6日です。制度は2027年度の大学公式方式別案内、出題分析は2026年度の公式原本・解説を基準にします。確認時点で一般選抜・共テ利用の最終募集要項は公式出願案内で11月掲載予定です。出願時には公開後の要項と訂正情報で最終確認してください。本文の問題・英文・成績例は編集部の自作であり、大学過去問や実在生徒の合格実績ではありません。
本記事は一般選抜と共テ利用入試に限定します。総合型選抜の活動・作品提出や、学校推薦型選抜の評定条件を一般選抜へ当てはめません。Edurouteの高校生・既卒生向け指導は数学・物理・化学・生物・英語です。国語・地歴公民・情報・小論文は受験上の条件を説明する範囲で扱い、専門指導の対象とはしません。
社会メディアと情報システムは、何を調べて何を作るかで比較する
社会メディア学科:人と社会の課題を調べ、情報の伝え方や仕組みを考える
社会メディア学科の公式紹介では、ソーシャルデザインとメディア・コミュニケーションの2分野が示されています。生活者の視点から社会の課題を調べ、新しい情報表現やコミュニケーションの仕組みを提案する学びです。
たとえば、地域の情報が必要な人へ届いているかを調べる場合、発信回数だけでは効果を説明できません。誰を調査したか、何を質問したか、回答した人と回答しなかった人に違いがあるかを検討する必要があります。数学で割合や条件付き確率を学び、英語で主張と根拠を区別することは、その基礎になります。
公式の科目紹介には統計、社会調査、データ分析、フィールドワークに加え、プログラミングの演習もあります。「社会」という名前だけで数字や技術を使わない学科と考えないでください。入試で国語を選べることと、入学後に数学的な見方が役立つことは両立します。
情報システム学科:技術を組み合わせ、利用者の視点から設計・評価する
情報システム学科の公式紹介では、システムデザインとICTアセスメントが軸になります。ICTは情報通信技術、アセスメントはここでは利用者のニーズや条件を調べ、実現した仕組みを評価・改善することです。
プログラミング、ネットワーク、メディア処理などの技術を学ぶとともに、「作動するシステムが、実際に使う人の目的を満たすか」まで考えます。たとえば、新しい案内画面を導入したときには、処理速度だけでなく、操作の成功率、使いにくさ、利用者層による違いも検討できます。
公式の基礎科目には線形代数、微分積分、確率統計などが挙がっています。独自入試に数学Ⅲがないことは、大学で数学を学ばないという意味ではありません。入試の範囲で数式・グラフ・条件を正確に扱えるようにし、入学後の基礎科目につなげましょう。
| 比較する点 | 社会メディア学科 | 情報システム学科 |
|---|---|---|
| 学びの軸 | 社会課題の調査、情報表現、コミュニケーション | システム構築、利用者のニーズ、評価・改善 |
| 問いの例 | 発信した情報は誰に届き、どう理解されたか | 技術を組み合わせた仕組みは目的を満たすか |
| 独自前期 | 3教科型、英語+選択2教科 | 2教科型、数学+英語 |
| 共テ前期3の必須 | 英語 | 数学IA+IIBC |
| 情報問題・共テ併用型 | 対象外 | 対象 |
両学科とも、学部公式の学びの紹介では3年次から研究室に所属し、4年次に卒業研究をまとめる流れが示されています。研究テーマや授業を読み、何を調べたいかを具体化してください。職種の紹介は進路を考える材料であり、特定企業への就職、資格取得、希望研究室への配属を保証するものではありません。
同大学の情報工学部の記事は、別の学部・別の入試指定を扱っています。似た名称の学科を併願する場合も、所属学部・キャンパス・出題範囲を出願表に別々に記録します。
2027年度の方式は、社会メディア8方式・情報システム9方式
以下は一般選抜・共テ利用の対象方式です。「前期3教科型と2教科型の両方を、両学科が自由に選べる」という表ではありません。情報システムにだけ情報問題併用が加わります。探究問題・共テ併用型は両学科の対象として数えません。
| 方式 | 社会メディア | 情報システム |
|---|---|---|
| 独自前期 | 英語+選択2、300点 | 数学+英語、200点 |
| 独自中期 | 数学または国語+英語、200点 | 数学+英語、200点 |
| 独自後期 | 数学または国語+本学英語、200点 | 数学+本学英語、200点 |
| 共テ前期3 | 英語200+選択高2各200 | 数学200+選択高2各200 |
| 共テ前期5 | 文系重点800、基準550 | 理系重点800、基準580 |
| 共テ前期6 | 文系重点900、基準620 | 理系重点900、基準650 |
| 情報問題・共テ併用型 | 対象外 | 共テ数学200+英語200+独自情報200 |
| 後期小論文・共テ併用型 | 英語必須の共テ600+小論・調査書 | 数学必須の共テ600+小論・調査書 |
| 共テ後期6 | 文系重点900、前期の基準制度なし | 理系重点900、前期の基準制度なし |
公式の募集人員は、独自前期が社会メディア40名・情報システム39名、中期は各10名、後期2教科型は社会メディア2名・情報システム4名です。共テ前期の各12名は3・5・6教科型を合計した人数で、各方式12名ずつとは数えません。情報問題併用は情報システム3名。後期小論文併用の表ではメディア情報学部2名の枠が2学科にまたがっており、各学科2名という読み方はしません。
社会メディアの独自前期は、受験日と選択科目の時限を合わせる
独自前期の公式案内で、社会メディアはスタイルB、情報システムはスタイルCです。前期は2027年2月1日(月)・2日(火)・3日(水)から試験日を選びます。
社会メディアの時限は次のとおりです。
| 試験日 | 1時限・90分 | 2時限・90分 | 3時限・80分 |
|---|---|---|---|
| 2月1日(月)・2日(火) | 理科または地理歴史 | 数学または国語 | 英語 |
| 2月3日(水) | 理科または国語 | 数学または地理歴史 | 英語 |
各教科100点、合計300点です。2月3日は理科と地理歴史を組み合わせる受験は不可ですが、国語・数学・英語で受験できます。2月1日・2日に、同じ2時限内の国語と数学を両方受けることはできません。理科・数学・英語の組み合わせは3日とも使えます。
地理歴史は世界史または日本史、国語は近代以降の文章が対象です。これらを選ぶ人は専門の教材・指導先で準備し、数学を選ぶ人は本記事の後半を活用してください。理科の前期試験は90分です。古い対策記事にある80分を、2027年度の前期へ流用しません。
情報システムの独自前期は、数学・英語の2教科に集中する
情報システムは2時限に数学90分、3時限に英語80分を受け、各100点・合計200点です。1時限の理科は判定に使いません。数学を国語へ置き換えることもできません。
数学100点と英語100点という同じ配点なので、「情報系だから数学だけ仕上げればよい」とは考えないでください。数学の失点が多い人は記述過程と小問の処理を、英語の失点が多い人は長文・語句補充・図表・整序を優先します。学習時間は配点だけで機械的に半分ずつにせず、失点の原因と改善に必要な時間で決めます。
前期は試験日・選択教科の違いを踏まえた得点平準化で判定され、英語外部試験のみなし得点も平準化の対象です。素点で数学70・英語70だったとして、そのまま過年度の最低点と比較するのは適切ではありません。
中期・後期は、同じ2教科型でも国語選択の可否が違う
独自中期は2027年2月20日(土)です。社会メディアは数学または国語+英語、情報システムは数学+英語。2・3時限の受験で、数学・国語90分、英語80分です。両学科とも中期の独自理科はありません。
独自後期は2027年3月4日(木)。科目の組み合わせは中期と同様ですが、それぞれ70分です。英語は本学試験を受け、外部試験利用はできません。数学はマーク式・記述式併用となるため、前期の90分・全記述の練習だけで済ませず、後期原本で記入形式も確認します。
中期・後期の公式案内では、指定された数学と英語を受験していれば、スタイルB・Cの中で計4出願まで併願できます。社会メディアを国語で受けた成績から、情報システムの数学必須条件を満たすことはできません。前期はB・Cの併願案内が異なるので、中期・後期の併願条件を前期へそのまま広げず、出願時に要項と出願画面で確認します。
共テは、必須教科・採用順・換算を学科別に計算する
前期3教科型:社会メディアは英語、情報システムは数学が必須
公式共テ前期3教科型では、社会メディアは英語を200点に換算し、国語・地歴公民・数学・理科・情報の指定選択教科から高得点2教科を各200点で採用します。
情報システムは数学①「数学Ⅰ、数学A」と数学②「数学Ⅱ、数学B、数学C」を両方受験し、合計200点を必須得点とします。数学Ⅰだけの受験では指定を満たしません。国語・地歴公民・理科・英語・情報から高得点2教科を採用します。共テの理科や情報Ⅰが全受験者に必須という方式ではありません。
同じ「高得点採用」でも、教科の中の科目をどう採るかは別の規則です。特に数学と理科を先に確かめましょう。
| 教科 | 社会メディアの前3 | 情報システムの前3 |
|---|---|---|
| 数学 | 数学Ⅰ・IA・IIBCの指定1科目。①②受験時は高得点グループ100点を2倍 | IAとIIBCを両方受け、合計200点が必須 |
| 理科 | 指定の基礎科目枠も利用可。2科目受験時は第1解答科目100点を2倍 | 発展科目の物理・化学・生物・地学。2科目受験時は高得点100点を2倍。基礎科目不可 |
| 英語 | 必須。R×1.4+L×0.6=200点満点 | 選択教科。同じ換算 |
| 国語 | 近代以降の文章110点を100点へ換算し2倍 | 同じ換算 |
| 地歴公民 | 指定1科目、2科目時は第1解答科目。100点を2倍 | 同じ採用・換算 |
| 情報 | 情報Ⅰの100点を2倍 | 同じ換算 |
英語はリーディングを140点、リスニングを60点へ換算します。受験上の配慮でリスニングが免除された場合は、Rを2倍します。RとL、数学①と②、理科の2科目をそれぞれ2教科と数えて、「3教科受験したこと」にすることはできません。
社会メディアの理科は第1解答科目の採用なので、「第2解答が高得点なら必ずそちらを使える」とは考えません。情報システムの高得点採用と混同すると、出願の得点見込みを過大に計算してしまいます。
自作例:同じ共テ成績でも、前3の判定点と採用教科が変わる
以下は必要な指定科目を受験したという前提の架空の成績例です。理科の第1解答は物理、第2解答は化学とします。実施済み共テの結果や合格最低点ではありません。
| 共テの仮想成績 | 社会メディアの前3換算 | 情報システムの前3換算 |
|---|---|---|
| 数学IA64、IIBC76 | 高得点76×2=152 | 必須64+76=140 |
| 理科:第1物理58、第2化学82 | 第1の58×2=116 | 高得点82×2=164 |
| 英語R78、L70 | 必須78×1.4+70×0.6=151.2 | 選択151.2 |
| 国語の近代以降88/110 | 88÷110×100×2=160 | 160 |
| 地歴公民の採用科目72 | 144 | 144 |
| 情報Ⅰ86 | 172 | 172 |
社会メディアは必須英語151.2に、選択の情報172と国語160を加え、483.2点/600点です。情報システムは必須数学140に、情報172と理科164を加え、476点/600点です。
情報システムの共テ前3では英語151.2が採用されない一方、情報問題併用では英語が必須です。前3で採用されなかった教科を、他方式でも不要だと判断しないでください。模試成績表から「学科・方式・指定科目・採用順・換算後得点」の表を作ると、出願の追加が合理的かを判断しやすくなります。
前期5・6教科基準点型:社会メディア550/620、情報システム580/650
前期5教科基準点型と前期6教科基準点型は、指定教科を受験し、有効な出願などの条件を満たしたうえで、大学所定の基準点以上を合格とする制度です。一般的な模試の合格目安とは区別します。
| 学科 | 5教科の重点配点・800点満点 | 5教科基準 | 6教科基準 |
|---|---|---|---|
| 社会メディア | 国語・地歴公民・英語各200、数学・理科各100 | 550 | 620 |
| 情報システム | 数学・理科・英語各200、国語・地歴公民各100 | 580 | 650 |
6教科型はいずれも情報Ⅰ100点を追加して900点満点です。社会メディアの数学は指定1科目・両グループ受験時は高得点、理科2科目時は第1解答の100点。情報システムの数学はIA+IIBC200点、理科は対象発展科目の高得点100点を2倍します。
上の仮想成績で5・6教科型を計算すると、次のようになります。
- 社会メディア・5教科:国語160+地歴公民144+英語151.2+数学76+理科58=589.2点。
- 情報システム・5教科:数学140+理科164+英語151.2+国語80+地歴公民72=607.2点。
- 情報86を加えた6教科は、社会メディア675.2点、情報システム693.2点です。
この例ではそれぞれの基準を超えますが、数学の指定不足や出願の欠落があれば、単なる合計点だけで制度を利用できません。また、情報システムで情報が42点なら6教科は649.2点となり、650点に届きません。5教科の基準を超えていても、6教科型へ自動的に合格する計算にはなりません。
共テ利用前期の出願登録締切は2027年1月15日(金)17時で、共テ1月16日(土)・17日(日)の前です。本番の自己採点を見てから前期出願できるわけではありません。模試・指定教科の履修・併願方針から事前に判断します。共テ後期6教科型には、前期の550/620・580/650点という基準点制度を当てはめません。
情報問題・共テ併用型は、情報システム学科の別の受験経路
必須の共テ数学200+英語200に、独自情報200を加える
公式の情報問題・共テ併用型で、メディア情報学部の対象は情報システム学科のみです。判定は以下の600点です。
共テ数学IA+IIBCの合計200点+共テ英語R・L換算200点+独自「情報Ⅰ・Ⅱ」200点。
他の対象学部にある理科と英語の選択条件を、情報システムへ移してはいけません。独自情報を受けても、指定された共テ数学と英語が不足すれば、この方式の条件を満たしません。共テの「情報Ⅰ」得点も、独自「情報Ⅰ・Ⅱ」200点に置き換わりません。
独自情報は2027年2月4日(木)10~11時、60分、世田谷キャンパスです。出題範囲は情報Ⅰ・情報Ⅱ、マーク式・記述式併用です。前日の独自前期と同じ試験ではなく、別方式の出願と準備が必要です。
上の自作成績なら共テ部分は140+151.2=291.2点。独自情報が仮に150点なら、判定点は441.2点/600点です。これは説明用の計算であり、この得点で合格できるという予測ではありません。
情報外部試験と英語外部試験は、別の制度
指定の情報資格を使う場合、基本情報技術者試験は160点、応用情報技術者試験は200点の換算です。2024年4月以降に受験したものが対象で、利用登録と証明書提出が必要です。上位の指定資格については公式が出願前の相談を案内しています。
資格を使っても本学情報を受験でき、高い方の得点が採用されます。この例で基本情報の換算160を使えば291.2+160=451.2点。本学情報で170点なら461.2点です。共テ情報Ⅰで高得点だったから160点が付く制度ではありません。
英語外部試験のみなし得点は独自前期・中期の本学英語で使う制度です。情報問題併用の共テ英語151.2点を、英検のみなし70点などで置き換えることはできません。資格を持っている人ほど、何の方式で何の教科を代替するのかを一覧にしましょう。
2026年度の情報原本を見て、追加準備の負担を判断する
大学公式の2026過去問・解説では、情報は200点・60分の4大問でした。通信の仕組み、アルゴリズム、規則性を捉える問題、データサイエンスを扱い、計算・手順の理解と記述を含みます。教科書の用語を覚えるだけでなく、変数がどう変わるか、条件や繰り返しが結果にどう結びつくかを追う力が必要です。
この2026の題数・テーマが2027も続くという保証ではありません。情報Ⅰまでの授業だけで情報Ⅱの準備が足りているかは別に確認します。Edurouteでは情報を専門指導の対象としないため、公式原本と適切な教材・指導先で追加負担を見積もってください。
情報システムを独自数学・英語で受ける人に、情報資格の取得が一律に必要という意味でもありません。すでに指定資格を持っている人、情報Ⅱまで学び過去問を時間内に処理できる人、追加学習が大きくなる人では、この方式の位置づけが異なります。方式の数を増やすことだけでなく、主軸の数学・英語の完成度を保てるかで判断します。
数学は、広い小問と関数・図形の記述を時間内に仕上げる
2026原本は2大問、前期・中期の小問も途中式が必要
公式過去問と解答・解説で、メディア情報学部が対象に含まれる数学の前期3日分・中期・後期を確認しました。前期・中期は100点・90分の2大問で、前半が8小問、後半が関数や図形などの記述でした。
小問は空欄を埋める形式でも、解答用紙に計算過程を示す指示があります。答えだけを速く出す練習と、採点者が確認できる過程を書く練習を分けないようにしてください。後期は100点・70分の2大問で、小問7問のマークと、円・接線・領域などの記述を含みました。
2026の範囲には、数と式、命題、数の表記、複素数計算、三角・指数・対数、確率、数列、ベクトル、関数と面積などが見られます。大学提供のKei-Net数学Ⅱ・C分析も、広い基本事項と記述過程の重要性を示しています。古い記事にある「数学4大問」や、情報工学部の数Ⅲ数学を、この2学科の2026分析として使いません。
情報システム志望なら数学は独自試験の半分です。得意単元を増やすだけでなく、小問に出る苦手分野を残さないことが大切です。社会メディアで数学を選ぶ人も、国語との比較を「好き嫌い」だけで決めず、時間を測った複数回の演習と失点の原因で判断します。
自作例1:グラフの上下、面積、最大値を同じものと考えない
放物線 y=x²−4x+3 と直線 y=−x+3 で囲まれた部分を考えます。最初に交点を求めると、
x²−4x+3=−x+3 x²−3x=0 x=0、3
です。交点の座標は(0,3)と(3,0)。0<x<3では、直線から放物線を引いた差が、
(−x+3)−(x²−4x+3)=3x−x²=x(3−x)>0
なので、上が直線、下が放物線です。面積Sは0から3まで「上−下」を積分し、
S=[3x²/2−x³/3]の0から3まで =27/2−9 =9/2
と求まります。
ここで、2つのグラフの鉛直方向の差 h(x)=3x−x² は、平方完成すると、
h(x)=9/4−(x−3/2)²
です。差の最大値はx=3/2で9/4ですが、この9/4は面積9/2ではありません。高さの最大値を計算しただけでは、領域全体の面積を求めたことになりません。
答案で残すべきなのは「交点」「区間内の上下」「積分する差」「評価した結果」です。誤答の復習では、積分計算が合っていても区間や上下が違えば別の値になることを確かめます。グラフの概形に軸・交点・領域を記入してから式を組む習慣をつけましょう。
これは数学Ⅱで扱える自作例です。大学の実際の大問を改変して転載したものではなく、グラフと面積の条件整理を練習するための問題です。
自作例2:数列は、最初の値を計算して一般項を検査する
a₁=2、aₙ₊₁=aₙ/2+3という数列を考えます。最初の値は2、4、5、11/2です。漸化式の右辺に同じ値を入れても変わらない数をcとすると、
c=c/2+3、したがってc=6
です。6との差を取れば、
aₙ₊₁−6=(aₙ−6)/2
となり、aₙ−6は初項−4、公比1/2の等比数列です。よって、
aₙ=6−4(1/2)ⁿ⁻¹
です。n=1、2、3を代入し、2、4、5になることを確認します。指数をnにしてしまうと初項が4になり、元の条件と一致しません。
初項から第n項までの和も、定数項と等比部分を分けます。
Sₙ=6n−4{1−(1/2)ⁿ}/(1−1/2) =6n−8{1−(1/2)ⁿ}
n=3なら18−8×7/8=11で、2+4+5と一致します。公式が書けた後に、初項と小さいnで照合することまでを答案の見直しに含めてください。
演習では、等差・等比・Σの計算、和から一般項を求める問題、条件に応じて漸化式を変形する問題を区別します。似た数列だからと公比を思い込まず、一般項が元の条件を満たすかを確かめる力が必要です。
自作例3:確率は、条件が変わると分母も変わる
袋に赤玉3個、青玉2個、白玉1個があり、6個から3個を同時に取り出します。各3個の組み合わせが等しく選ばれるとします。全体は6C3=20通りです。
赤玉が1個以上ある確率は、赤がない場合を引くと簡単です。赤以外は青2・白1の3個しかないため、赤なしはその3個を選ぶ1通り。したがって、
P(赤が1個以上)=1−1/20=19/20
です。
一方、「取り出した3個に白玉が含まれていると分かったとき、赤玉が2個ある確率」は別の問題です。白玉を固定して、残り5個から2個を選ぶので、条件を満たす全体は5C2=10通り。赤2個は3C2=3通りなので、
P(赤2個|白を含む)=3/10
です。分母20のまま3/20とすると、「白を含む」という条件を反映していません。
玉を便宜上区別して組み合わせを数える方法と、色の組み合わせだけを書く方法は同じではありません。「赤赤青」と「赤青白」という色のパターンを、理由なく同じ確率にするのは誤りです。何が等しく起こる試行かを最初に明示しましょう。
小問の復習は、答えより前の条件を記録する
対数、ベクトル、複素数、数の表記は、計算前に何を確認するかを決めておくと見直しが速くなります。
たとえば log₃(x−1)=2−log₃(x+1)なら、最初にx>1を確認します。対数をまとめると(x−1)(x+1)=9、x²=10。候補±√10のうち、定義域を満たすx=√10のみが解です。2つの候補をそのまま答えにしないことが重要です。
ベクトルp=(4,2)、q=(1,2)についてp+tqをqと垂直にしたいなら、
(p+tq)・q=p・q+t|q|²=8+5t=0
よりt=−8/5です。このときp+tq=(12/5,−6/5)で、qとの内積は12/5−12/5=0。求めた値を元の条件へ戻すと、符号の誤りを検出できます。
数学Ⅲや数学Cの複素数平面が範囲外でも、数学Ⅱの複素数計算は対象です。(1+i)²=2i、1/(1+i)=(1−i)/2といった計算では、i²=−1や共役を用いた分母の実数化を確認します。範囲外の単元名を理由に、範囲内の計算まで省略しないでください。
また、2進法11010は1×2⁴+1×2³+0×2²+1×2+0=26です。桁の値を式にして説明できれば、見慣れない進法でも同じ原理で処理できます。情報系の題材へ偏るのではなく、出題範囲全体の基本処理として練習しましょう。
90分演習では、たとえば最初の確認5分、小問40分、後半35分、見直し10分を仮配分にします。これは公式の配分ではありません。小問の途中式に時間がかかる人、後半の図示で止まる人では調整します。演習後は「解法が不明」「条件・範囲の見落とし」「計算」「記述不足」「時間不足」に分類し、数日後に解答を見ずに同じ判断を再現します。
理科は、社会メディア前期と共テの利用先を分けて準備する
独自理科を使うのは、社会メディアの前期で選択した場合
情報システムの独自前期・中期・後期は数学と英語です。社会メディアの独自中期・後期にも理科はありません。したがって、「メディア情報学部は全員理科3題」という説明はしません。
社会メディア前期で理科を選ぶ場合、2027公式は物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物を対象としています。2026原本では、9問を自由に任意3問選ぶだけでなく、次の問題群ごとの指定がありました。
| 2026前期の問題群 | 選ぶ数 | 1科目で解く場合 |
|---|---|---|
| 第1~6問 | 2問 | 物理1・2、化学3・4、生物5・6のいずれか |
| 第7~9問 | 1問 | 物理7、化学8、生物9のいずれか |
原本は、指定3問を超えてマークした場合0点としています。2027も同じ番号と決めつけず、当日の表紙の指示と解答問題欄を先に確認してください。
1科目を通して準備する人は、その科目の前半2問と後半1問を時間内に処理できるかを確認します。他科目を混ぜる戦略は、学習済み範囲・問題群の条件・残り時間がそろって初めて判断できるもので、見た目が簡単な問題を無計画に3つ選ぶこととは違います。
物理の自作例:並列回路は、電圧・電流・電力を区別する
内部抵抗を無視できる12Vの直流電源に、6Ωと3Ωの抵抗を並列につなぐ例です。両抵抗の電圧は同じ12Vなので、枝の電流は、
6Ω側:12÷6=2A 3Ω側:12÷3=4A
です。電源から流れる合計電流は6A、合成抵抗は12÷6=2Ω。抵抗6Ωと3Ωを足した9Ωではありません。
電源が供給する電力は12×6=72Wです。各抵抗の電力も12×2=24W、12×4=48Wで、合計72Wになります。60秒間の電気エネルギーは72×60=4320Jです。72Wと4320Jは、電力とエネルギーという違う量です。
誤答を直すときは、単に「並列の公式を忘れた」で終わらず、電圧が共通なのか、電流が共通なのかを図の節点から確認します。力学でも、速度・加速度・力・仕事を混同しないよう、対象物、方向、単位、保存則が使える条件を先に書きましょう。この例は理想回路の計算で、導線や電源の損失を含みません。
化学の自作例:反応前の量と、反応して減る量を分ける
Mgのモル質量を24g/molとし、Mg0.120gに0.100mol/Lの塩酸150mLを加える例です。反応式は、
Mg+2HCl → MgCl₂+H₂
です。最初のMgは0.120÷24=0.00500mol、HClは0.100×0.150=0.0150molです。Mg0.00500molを全て反応させるにはHCl0.0100molが必要なので、Mgが不足側、HClが過剰側です。
生じるH₂はMgと1:1で0.00500mol。気体1molの体積を標準状態で22.4Lとして近似すると、0.112Lです。HClの残量は0.0150−0.0100=0.00500molになります。
HClに係数2が付いているからH₂も0.0100molになる、と計算するのは誤りです。係数比は「Mg:HCl:H₂=1:2:1」で使います。反応前・消費・反応後をmolでそろえてから、濃度や体積へ戻してください。ここでは完全反応を仮定し、水への溶解や実際の捕集損失は無視しています。
無機・有機も、現象と式をつなげて復習します。沈殿や色の知識はどのイオン・条件で起こるか、有機は官能基・反応・構造をどう区別するかまで説明できるようにします。計算だけの練習で全範囲を済ませないことが必要です。
生物の自作例:遺伝の期待比と、実測個体数を区別する
独立に分離する2遺伝子A/a、B/bについて、各遺伝子が完全優性で、遺伝子型による生存率差がないとします。AaBb同士を交配した場合、aaの確率は1/4、bbも1/4なので、
P(aabb)=1/4×1/4=1/16
です。Aを少なくとも1つ、Bを少なくとも1つ持つ確率は、
P(A_B_)=3/4×3/4=9/16
になります。子が160個体なら、期待個体数はaabbが10、A_B_が90ですが、実測が必ず10と90になるわけではありません。期待値と観察値を区別します。
連鎖や不完全優性など、問題の条件が変わればこの比をそのまま使えません。「有名な9:3:3:1を覚えている」だけでなく、どの仮定で積の計算ができるかを説明します。実験考察でも、対照、条件、測定した量、結論として言える範囲を読み、結果に書かれていない因果を付け加えないようにしましょう。
共テ理科を利用する場合は、これらの科目学習と、学科別の採用順を分けて確認します。社会メディアの第1解答と、情報システムの高得点採用の違いは、勉強の得意不得意だけでは埋められません。
英語は、長文の根拠・文構造・図表の分母をそろえて読む
2026共有問題の5大問を、失点の種類ごとに復習する
2026年度の英語は大学内の共有問題で、メディア情報学部専用の情報技術長文ではありません。公式原本と大学提供のKei-Net英語分析を照合すると、前期は5大問で、読解、語句補充、図表、会話、整序を含みます。
| 2026前期の区分 | 確認する処理 | 復習で残すもの |
|---|---|---|
| PartⅠ | 内容一致、日本語での説明、段落の要点 | 選択肢を支える本文箇所と段落の役割 |
| PartⅡ | 9語の語群から補充、同じ語は一度だけ | 空欄の品詞・語形・前後関係 |
| PartⅢ | 図表・グラフと本文の照合 | 単位、対象集団、分母、比較時点 |
| PartⅣ | 対話の流れと応答 | 提案・理由・了承など発言の目的 |
| PartⅤ | 英文の文脈に置かれた整序 | 文意、主節と従属節、語順 |
整序は2025年度から英文内の形式となっています。古い記事にある日本語会話を起点とする整序を、2026の分析として扱いません。また、一般的な独立した文法大問がないことは、文法学習が不要という意味ではありません。語句補充と整序で、文構造・語法・語形の判断が必要です。
自作英文:回答者の割合から、住民全体の賛成率を断定しない
次の英文は編集部が作ったものです。
Two towns sent the same online survey to 500 residents each. In Town A, 200 residents replied, and 120 of them supported the proposal. In Town B, 100 residents replied, and 70 supported it. Although a larger proportion of the respondents in Town B supported the proposal, the survey does not show which town had greater support among all its residents. People with strong opinions may have been more likely to reply.
主張を読む前に、数字を表へ移します。
| 数量 | Town A | Town B |
|---|---|---|
| 調査を送った人数 | 500 | 500 |
| 回答者 | 200 | 100 |
| 回答者中の賛成者 | 120 | 70 |
| 回答率 | 200/500=40% | 100/500=20% |
| 回答者中の賛成率 | 120/200=60% | 70/100=70% |
「回答者の賛成割合が高い」のはBですが、「回答した賛成者の人数が多い」のはAです。さらに、どちらも回答しなかった人の意見は分かりません。住民全体の賛成率を、この表だけで断定することはできません。
内容一致なら、次のように判断します。
- 「Bでは回答者の70%が賛成した」:本文と一致します。
- 「BではAより多くの人が賛成と回答した」:70人と120人なので一致しません。
- 「Bの住民全体の賛成率がAより高いことを証明した」:本文はその結論を出せないと説明しています。
最後のmay have been more likelyは、回答の偏りが起きた可能性を述べています。実際に偏りがあったと証明した表現ではありません。数字の比較だけでなく、誰についての主張か、断定か可能性かまでそろえることが必要です。
日本語で理由を説明するなら、「未回答者の意見が不明であり、意見の強い人ほど回答しやすかった可能性があるため」と短くまとめられます。全文を訳すのではなく、問いに必要な理由と範囲を残します。この例は社会メディアの調査と情報システムの評価の双方につながる題材ですが、大学の実際の出題テーマを予想するものではありません。
語句補充は、意味を読む前に品詞を絞る
自作の短文で確認します。
“The team compared two designs to find out which one worked more efficiently.”
最後のefficientlyは「より効率よく」で、workedを修飾する副詞です。efficientは形容詞、efficiencyは名詞なので、この位置へそのまま入れることはできません。単語の和訳だけが同じでも、文の中で働く形が違います。
語群問題は、空欄に必要な品詞、単数・複数や時制、動詞の目的語、前置詞との組み合わせを確かめます。そのうえで前後の意味を読み、最後に「同じ選択肢を一度だけ」の条件を全体で確認します。初めから9語を無計画に割り当てず、根拠の強い空欄から確定すると迷いを整理できます。
会話問題も、一般的な表現を覚えるだけでなく、直前の発言が提案か質問か、返答に理由が必要かを確認します。相手が日程を変更したいのに、理由もなく物の場所を答える選択肢などは、文法上正しくても会話の目的に合いません。
整序は、まとまりを作ってから英文の意味へ戻る
“Using an online tool does not mean that every user understands the result.”
これは「オンラインの道具を使うことは、全ての利用者が結果を理解していることを意味しない」という自作文です。Using an online tool全体が主語なので、doesを用います。meanの後ろにはthat節が続き、その中でevery userを主語としてunderstandsを用います。
整序では、単語を一語ずつ並べる前に、主語、動詞、目的語や補語、節のまとまりを見つけます。否定の範囲にも注意してください。「全てが理解するとは限らない」と「誰も理解しない」は同じ意味ではありません。
長文は段落ごとに「問題の提示」「例」「反対意見」「結論」などの役割を短く書き、設問根拠へ戻れる状態にします。知らない単語の訳を全部調べるだけで復習を終えると、本文の論理や選択肢の誤りを見落とします。誤答した選択肢は、対象のすり替え、数量、因果、否定、断定の強さのどこが違うかを記録しましょう。
前期・中期の80分演習では、確認5分、読解系45分、会話・整序20分、見直し10分などを仮配分にします。Partごとの実際の量で調整する案で、公式の推奨時間ではありません。後期を受ける人は70分の原本でも測ります。点数が伸びない原因を「遅い」だけで片づけず、構文、語彙、数字、根拠確認のどこで止まったかまで分けて改善します。
英語外部試験は前期・中期で利用できるが、全受験者の必須条件ではない
公式の英語外部試験利用では、独自前期・中期の本学英語にみなし得点を使えます。本学英語も受験した場合は、高い方の得点が採用されます。後期では使えません。
英検を利用する場合は、準2級以上を受験し、4技能のスコアを持つことが必要です。合否にかかわらず、CSEスコアに応じて換算されます。
| 英検CSEの基準 | 英語のみなし得点 |
|---|---|
| 2304以上 | 90 |
| 2142以上 | 70 |
| 1980以上 | 60 |
| 1855以上 | 50 |
英検・Cambridge Englishは2024年4月以降、その他の指定試験は2025年2月以降に受験したものが対象です。GTECやTEAPなどには、大学が指定する試験の種類・スコアの条件があります。表にない資格を自己判断で換算せず、公式一覧と要項を確認します。
英検・GTEC・TEAPは大学がスコアを照会するため、証明書提出不要とされていますが、出願時の利用登録まで不要という意味ではありません。試験種別、受験時期、スコア、照会に必要な情報、提出の有無を一緒に確認してください。
前期のみなし得点は平準化の対象、中期のみなし得点は平準化を行いません。選択教科の得点は必要に応じて調整される場合があります。前期のみなし70点を、そのまま「平準化後も必ず70点」として最低点に足し合わせないようにします。
10月以降に新たな検定へ挑む場合は、結果の到着と有効な出願に間に合うか、数学・英語本学対策からどれほど時間を使うかを見積もります。すでに有効スコアを持つ人と、初めて4技能の対策を始める人では、受験計画が異なります。資格がないことだけで、独自前期・中期への出願を諦める必要はありません。
後期小論文・共テ併用型は、訂正済みの学科別表を確認する
公式小論文併用案内は、2026年8月21日に入試ガイドの訂正を案内しています。本記事では訂正済み2027年度表を確認しました。
共テ部分は、社会メディアが英語必須+高得点2教科、情報システムが数学IA・IIBC必須+高得点2教科で600点。小論文140点、調査書10点を加えて750点です。理科必須の他学部の表を、情報システムへ移さないでください。
調査書は「全体の学習成績の状況」を2倍して切り上げます。3.7なら7.4を切り上げて8点です。小論文は資料や文献を読み、内容を把握したうえで作成する試験で、2027年3月4日(木)14時20分~15時40分、80分、世田谷キャンパスです。
午前の独自後期2教科型と同日に両方受験できますが、それぞれの出願と指定科目条件を満たす必要があります。2教科型へ出願しただけで小論文も自動的に判定されるわけではありません。また、過去の一般記事に残る「グループディスカッション型」の対策を、現在の小論文方式へ読み替えないようにします。
小論文はEdurouteの専門指導対象外です。利用する人は、資料の読み取りと文章作成の準備を別途確保し、主軸の数学・英語と両立できるかを検討してください。小論文があるから共テの指定教科が不要になることもありません。
日程・出願料・入学手続を、学科と方式の表で管理する
2027年の登録締切と試験日を先に確認する
以下は2027年度公式日程・公式カレンダーと方式別案内を照合したものです。日付は全て2027年、出願登録締切は17時です。
| 方式 | 登録締切 | 試験日・判定に使う試験 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 共テ利用前期3・5・6 | 1月15日(金) | 1月16日(土)・17日(日)の共テ | 2月12日(金) |
| 独自前期 | 1月21日(木) | 2月1日(月)・2日(火)・3日(水)から選択 | 2月12日(金) |
| 情報問題併用・情報システムのみ | 1月21日(木) | 共テ+2月4日(木)の独自情報 | 2月12日(金) |
| 独自中期 | 2月13日(土) | 2月20日(土) | 2月25日(木) |
| 独自後期2 | 2月26日(金) | 3月4日(木) | 3月10日(水) |
| 後期小論文併用 | 2月26日(金) | 共テ+3月4日(木)の小論文 | 3月10日(水) |
| 共テ利用後期6 | 3月10日(水) | 1月16日(土)・17日(日)の共テ | 3月18日(木) |
共テ利用後期は2月5日(金)9時から登録、それ以外の上表の方式は1月5日(火)9時からです。検定料の納入と書類の郵送は、登録日から4日以内で、各出願の最終日を超えることはできません。最終日の消印、必要書類、追加出願の扱いは公開後の募集要項でも確かめてください。
大学で学ぶ横浜キャンパスと、独自試験の本学試験場である世田谷キャンパスは別です。前期の学外20会場は2月1日・2日だけで、2月3日は本学。中期は14学外会場を案内し、後期・独自情報・小論文は世田谷です。学外会場は定員の都合で本学へ変更となる場合もあります。出願した会場を記憶だけで判断せず、受験票で確定します。
検定料は、学科数だけでなく出願する方式数も数える
公式の検定料・割引では、一般選抜は1出願35,000円、2出願目以降は1出願につき18,000円追加です。たとえば独自前期を2日受験する2出願なら53,000円、さらに情報問題併用を1件追加する3出願なら71,000円です。英語外部試験の利用登録を1件の新たな一般選抜出願と数える意味ではありません。
共テ利用前期は1出願18,000円、2~4出願は合計24,000円。5件目以降は1件につき2,000円追加です。同じ学科を3・5・6教科型へそれぞれ出願すれば3件と数えます。
2学科に5・6教科型を出願するなら4件で24,000円、2学科に3・5・6全てなら6件で28,000円です。「2学科だから全方式を24,000円で判定」とは考えないでください。共テ利用の出願料と一般選抜の出願料も別です。最終金額は出願サイトの計算で確認します。
方式を増やす前に、受験日、必須科目、追加対策の時間、出願料、手続日が合うかを並べます。情報システムの共テ前3と情報併用は、同じ共テ成績を使っていても判定に入る教科が異なり、独自情報への準備も追加されます。
延納は、入学金の納入と申請を済ませた後の制度
公式は、通常の期限までに入学金を納入し、延納申請をした場合、併願先の区分に応じて、入学金を除く授業料等の最終手続を延期できると説明しています。入学金の支払い自体を最終期限まで後回しにする制度ではありません。
| 合格した方式 | 通常の手続期限 | 所定申請後の最終手続の区分 |
|---|---|---|
| 独自前期・情報問題併用・共テ利用前期 | 2月18日(木) | 私立併願3月2日(火)、国公立前期3月11日(木)、国公立中後期3月24日(水) |
| 独自中期 | 3月2日(火) | 国公立前期3月11日(木)、国公立中後期3月24日(水) |
| 独自後期2・小論文併用 | 3月14日(日) | 国公立中後期3月24日(水) |
| 共テ利用後期6 | 3月24日(水) | 延納制度なし |
家族と共有する表には、合格発表、入学金の期限、申請の有無、授業料等の最終期限、併願校の発表日を分けて書きます。「合格が出るまで全部待つ」と決めてしまうと、先に必要な手続を見落とします。費用の細目や返還の条件は、本記事の出願料の説明と混ぜず、大学の手続案内を確認してください。
2026年度の倍率と最低点は、2教科と3教科の違いを踏まえて読む
倍率は受験者数÷合格者数、前期の人数は延べ数
大学公式の2026年度前期結果表には、2025年度との比較が掲載されています。ここでは両学科の人数と実質倍率を示します。
| 学科・年度 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 社会メディア・2026 | 312 | 307 | 99 | 3.1倍 |
| 社会メディア・2025 | 306 | 301 | 89 | 3.4倍 |
| 情報システム・2026 | 656 | 638 | 102 | 6.3倍 |
| 情報システム・2025 | 560 | 539 | 94 | 5.7倍 |
実質倍率は受験者数を合格者数で割った数値です。前期は3日間の延べ人数であり、複数日の受験をした同じ人が含まれます。個人の合格確率を3.1分の1、6.3分の1と計算する表ではありません。志願者÷募集人員とも区別します。
情報システムの129.64点と社会メディアの170点を、同じ満点で比べない
| 学科 | 2026前期の最低点 | 2025前期の最低点 |
|---|---|---|
| 社会メディア・300点満点 | 170.00 | 172.66 |
| 情報システム・200点満点 | 129.64 | 129.44 |
公式は前期の合格者得点が素点ではなく平準化した点数であると注記しています。したがって、この表をそのまま「本学試験で何問正解すればよいか」の目標へ置き換えません。
情報システムの最低点の数字が小さく見えても、満点が200点で、社会メディアは300点です。数字だけの大小から、どちらが容易かを決められません。また、2026の情報システムは倍率が上がっていても、最低点の変化は別の数値です。人数、試験科目、得点調整、年度の条件を分けて読みます。
模試や過去問の得点は、合格の断定に使うより、どの範囲・解答形式で失点したかを見つけるために使ってください。2027年度の志願者、倍率、最低点はこの確認時点では未確定で、過年度の表から固定した予測を作りません。
10月以降は、志望学科と使う方式から1週間の学習を決める
まず本学数学・英語の答案を取り、追加方式の負担を可視化する
情報システムを主軸にする場合は、数学と英語の過去問を各1回、時間を測って解きます。数学は途中式を含めて書き、英語は日本語説明や整序まで埋めます。社会メディアを理科・数学・英語で受ける場合は理科も同じ条件で診断します。
その結果を、素点合計だけでなく以下に分けます。
- 範囲の基礎知識が足りず、方針が立たない。
- 解法は分かるが、条件整理・計算・語順で誤る。
- 答えは近いが、途中式や説明の根拠が不足する。
- 時間配分が合わず、解ける問題を残す。
- 本学試験と共テ・資格の利用条件を混同している。
1なら基礎へ戻り、2なら処理手順を修正、3なら答案の書き直し、4なら時間を分割して演習します。5は学習量を増やすだけでは直りません。方式表と自分の出願条件を見直してください。
1週間例:毎日全科目を一周するより、失点を戻して確認する
以下は情報システムの独自数学・英語を主軸にする受験生の計画例です。毎日の学習時間や学校・他大学の準備に合わせて調整するもので、合格を保証する回数ではありません。
| 日 | 数学 | 英語・方式確認 |
|---|---|---|
| 月 | 診断で失点した小問の単元を、例題から戻す | 誤答した長文の段落と設問根拠を確認 |
| 火 | 図・定義域・場合分けを含む答案を書き直す | 語句補充の品詞・語形を整理 |
| 水 | 数列・ベクトルなど別単元の小問を時間つきで解く | 図表の分母・単位・本文条件を照合 |
| 木 | 月の問題を解答なしで再演習する | 整序の主語・動詞・節、会話の目的を確認 |
| 金 | 共テ数学の指定2科目を準備する | 共テ英語R/L、利用する方式の換算を確認 |
| 土 | 本学90分の通し演習を行う | 本学80分の通し演習と失点分類 |
| 日 | 誤りを見直し、来週の基礎・時間配分を修正 | 締切・資格・出願方式を家族と共有 |
社会メディアで理科を選ぶ人は、数学・英語の復習日と調整して、理科の全範囲確認と90分演習を入れます。国語・地歴を使う人は別の教材・指導先で計画を組み、Edurouteの指導対象と混同しません。
情報問題併用を加える人は、独自情報60分の診断と情報Ⅱの不足範囲を別に整理します。週末の主軸科目を全て情報へ置き換えてしまい、数学・英語の復習が止まる計画は見直します。共テ5・6教科型を使う人は国語・地歴公民・理科・情報を必要な指定まで準備し、前3で採用されない科目を学習から外しません。
保護者は、合格可能性を断定するより管理表と学習の変化を確認する
「今年の倍率が高いから無理」「最低点が低いから安心」という声かけは、学科ごとの満点や得点調整を省略しています。保護者が一緒に確認しやすいのは、受ける学科・方式、必要科目、登録・納入・郵送の期限、入学手続と費用です。
学習については、以前止まった小問が途中式付きで解けたか、英語の誤答の根拠を説明できるか、数日後も同じ判断を再現できたかを見ます。答案や復習記録を材料にすると、受験生が次に取り組むことを具体化できます。
学科選びで迷う場合は、メディア情報学部の公式授業・研究室と、環境学部の記事や法政大学情報科学部の記事も比較してください。名称や科目数だけでなく、何を学びたいかと、現在の履修・得点・追加負担が合っているかを合わせて判断しましょう。
よくある質問
メディア情報学部は、どちらの学科も数学Ⅲが必要ですか?
2027年度の独自数学は両学科とも数学Ⅰ・Ⅱ・A、Bの数列、Cのベクトルで、数学Ⅲを含みません。数学Ⅱの複素数計算など、範囲内の内容は学びます。情報工学部の数学Ⅲを含む試験と区別してください。
情報システム学科を、国語と英語だけで受けられますか?
独自前期・中期・後期は数学と英語で、数学を国語へ置き換えられません。共テ前期3でもIAとIIBCが必須です。社会メディアには国語選択ができる独自方式があります。
情報システムの共テ前期3教科型は理科必須ですか?
数学必須+指定選択教科から高得点2教科なので、理科必須ではありません。一方、5・6教科型では理科が指定されています。情報問題併用は共テ数学と英語が必須です。
社会メディアは文系重点だから、数学・理科を準備しなくてよいですか?
前期3教科型では選択ですが、5・6教科基準点型では指定教科です。入学後も統計やデータ分析などの学びがあります。使う方式の条件と、大学での学習内容を分けて確認してください。
情報問題併用に、共テ情報Ⅰや英検のみなし点を使えますか?
共テ情報Ⅰはこの方式の判定対象ではありません。独自「情報Ⅰ・Ⅱ」か、指定された情報資格の換算を使います。共テ英語も指定され、独自前期・中期の英語外部試験のみなし点で代替できません。
5教科型で基準点を超えたら、6教科型も合格ですか?
別に出願し、6教科の指定を満たしてその基準に達する必要があります。社会メディア550/620、情報システム580/650と学科でも基準が違います。後期6教科型には前期の基準点制度を適用しません。
英語外部試験のスコアがないと、独自前期・中期を受けられませんか?
本学英語で受験できます。外部試験は利用可能な制度で、全員の出願条件ではありません。利用する人はスコア・有効期間・利用登録・証明書の条件を確認し、後期には使えない点にも注意します。
両学科の前期最低点を、数字の大小だけで比べられますか?
社会メディアは300点満点、情報システムは200点満点です。さらに前期最低点は平準化後なので、素点や問題の正答数へ直接変換できません。倍率も延べ受験者÷合格者の過年度実績で、個人の合格確率や2027の予測ではありません。
参考資料
制度の確認日は2026年10月6日。2027年度の方式と2026年度の問題分析、2025・2026年度の結果を区別しています。競合記事は構成・説明の比較に用い、科目・配点・日程の根拠は大学公式へ戻して照合しました。
- 東京都市大学メディア情報学部・学びの特色/社会メディア/情報システム:学科の教育内容と研究への流れ。
- 大学公式アドミッション・ポリシー:学科ごとの望ましい高校での学習。入試方式の必須科目とは区別。
- 2027年度公式:独自前期/中期/後期。
- 共テ公式:前期3/前期5/前期6/後期6。
- 情報問題・共テ併用型/英語外部試験:指定科目・資格と換算、提出条件。
- 後期小論文・共テ併用型/訂正済み2027表。
- 公式入試日程/2027カレンダー/検定料・割引/要項掲載・出願書類。
- 大学公式過去問・解説:2026の両学科共通数学、前期共有理科・英語、独自情報の原本。後期数学の形式と、中期・後期の科目構成を区別。
- 大学公式2026前期結果:2025・2026人数、実質倍率、平準化後の最低点。
- 旺文社パスナビ・メディア情報学部の科目:取得時は2026年度の過去情報。2027の根拠として転用せず、指定科目の補助照合に利用。
- 大学提供Kei-Net数学Ⅱ・C/英語:2026問題分析と2027学習助言。
- 比較参照:じゅけラボ・メディア情報学部/科目別/オンライン家庭教師WAM/武田塾・2020実績の比較記事:旧年度の時間・題数・グループ討論・最低点を2027の制度へ移さず、自作解説で補足。
出願時には大学公式の最新募集要項・訂正情報を確認してください。方式の追加や学科変更があった場合は、必須科目、資格の有効期間、受験日・会場、納入・郵送、入学手続を再確認します。
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