大学受験

法政大学・情報科学部の一般選抜対策|2学科の科目・配点と勉強法

法政大学情報科学部2学科の2027年度一般選抜を解説。A方式400点・物理必須、T300点・英語外部試験利用、共通テストB500点/C850点と学科別の情報Ⅰ利用条件を整理。2026年度問題に基づく数学・英語・物理の対策を紹介します。

公開日 読了目安 約36分執筆:Eduroute編集部
法政大学情報科学部のA方式400点・物理必須と、B方式500点の学科別情報Ⅰ利用条件を示す図

法政情報科学は、A方式の物理とB方式の学科差から受験計画を立てる

法政大学・情報科学部には、コンピュータ科学科・ディジタルメディア学科の2学科があります。理工学部の応用情報工学科とは、所属学部も入試条件も異なります。情報に関心がある受験生は、学ぶ内容だけでなく、志望学科・方式の科目と配点を個別に確認しましょう。

まず、A方式は両学科とも英語150点・数学150点・物理100点の400点満点です。理科は物理必須で、化学・生物には替えられません。A方式Ⅰ日程の2月11日はディジタルメディア学科、Ⅱ日程の2月14日はコンピュータ科学科です。数学はA方式・T日程・英語外部試験利用のいずれも数学Ⅲまで必要です。

共通テストB方式には大きな学科差があります。両学科とも500点満点ですが、コンピュータ科学科は物理・情報Ⅰの指定高得点1科目を利用し、ディジタルメディア学科は物理が必須です。「情報科学部なら情報Ⅰだけで受けられる」と学部全体へ広げて考えないことが重要です。

この記事は、制度・配点・予定日程を2027年度、問題分析・結果を2026年度に分けています。確認日は2026年10月5日です。2027年度一般選抜の最終的な入学試験要項は11月上旬頃の公開予定なので、出願時には要項と変更・訂正を再確認してください。以下の時間配分・計算例・学習案は編集部の提案で、大学の採点基準や合格保証ではありません。

出典:情報科学部の入試制度、入試要項・入試ガイド、2027年度入試ガイド・冊子23ページ。

2学科の学びと、入試で必要な科目を分けて考える

情報科学部のキャンパスは小金井です。コンピュータの仕組みやソフトウェアを支える技術、画像・音声などの情報の処理や表現という異なる入り口があります。どちらも、単にパソコンを使う操作を学ぶだけの分野ではありません。

学科学びを調べる視点
コンピュータ科学科AI、情報セキュリティ、コンピュータの構成、OS、ソフトウェアなどを扱います。サービスを作りたい、情報基盤を支えたい、計算の仕組みを理解したい、といった関心を授業・研究室へつなげましょう
ディジタルメディア学科画像・映像・音声などの生成、加工、認識、活用を、情報技術や数理的なモデルから学びます。CG、信号処理、データの計測や利用など、表現を可能にする技術のどこに興味があるか考えます

2026年度以降のカリキュラムでは、学科を横断して専門科目を受講する仕組みがあります。コンピュータ基礎・情報システム・メディア科学の3コースは、入学した学科にかかわらず選択できると案内されています。ただし、学科・コースによって必修・選択の扱いが異なるため、「どちらに入っても全授業が同じ」とは捉えないでください。

1年次から取り組めるプロジェクトや、実習・演習の紹介も読むと、関心を試しながら専門領域を深める流れを理解できます。履修する授業には微積分・線形代数・統計や、電磁気、音と光などの基礎もあり、数学・物理が進学後の学びへどうつながるかを考える手掛かりになります。

例えばCGへの関心なら、作品の見た目だけでなく、形を数式で表す、光の振る舞いをモデル化する、画像を効率よく処理する、といった技術にも目を向けます。AIへの関心なら、データ、計算の手順、評価方法、システムとしての利用など、どの部分を研究したいかを言葉にしてみましょう。

入試のためにプログラミング経験を必須条件と考える必要はありません。本記事で扱う一般選抜は、公式に指定された試験科目・資格条件に沿って準備します。入学後の学びへの関心を育てることと、今の受験科目の弱点を埋めることを、学習時間の配分で両立させてください。

出典:情報科学部、コンピュータ科学科、ディジタルメディア学科、2026年度以降のカリキュラム、コース制度。

2027年度の5方式を、配点と科目から整理する

方式2学科の基本条件
A方式・個別日程独自英語150点・数学150点・物理100点、計400点。Ⅰ日程2月11日はディジタルメディア、Ⅱ日程2月14日はコンピュータ科学
T日程・統一日程2月5日の独自数学150点・英語150点、計300点。両学科とも数学Ⅲまで必要で、物理の独自試験はありません
英語外部試験利用入試指定の外部英語資格を満たして出願し、2月5日の独自数学150点で判定。数学Ⅲまで必要。外部英語は出願資格で、得点加算には使いません
共通テスト利用B方式数学2科目200点・英語200点・指定1科目100点、計500点。コンピュータ科学は物理/情報Ⅰ、ディジタルメディアは物理必須。大学独自試験なし
共通テスト利用C方式国語・地歴公民・数学2科目・理科・情報・外国語を使う6教科7科目型、850点。両学科共通、大学独自試験なし

法政大学情報科学部の5方式、A物理必須、B方式の学科差、数学指定5題を整理した図

物理を使わないT日程・英語外部試験利用を追加しても、A方式で物理が不要になるわけではありません。また、共通テストB方式で情報Ⅰを使える学科に出願することと、大学独自試験の数学Ⅲが範囲外になることも別です。方式ごとに「当日に何を受けるか」「何の成績で判定するか」を書き分けると、準備の抜けを防ぎやすくなります。

以下の科目・配点は、2027年度入試ガイド・冊子23ページに基づきます。

A方式は400点。理科の配点と選択条件を他学部から流用しない

科目配点・試験時間・出題範囲
英語150点・90分、10:30〜12:00。英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
数学150点・90分、13:00〜14:30。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C。Aは図形の性質・場合の数と確率、Bは数列、Cはベクトル・平面上の曲線と複素数平面
物理100点・75分、15:15〜16:30。物理基礎・物理、必須。化学・生物は選べません

英語・数学はそれぞれ満点の37.5%、物理は25%を占めます。英語・数学の比重は大きいものの、物理には100点の得点枠があります。物理をほぼ白紙にすると、その失点を残る2科目で補うための負担が大きくなります。

自作の得点例として、英語120/150点、数学105/150点、物理80/100点なら、計305/400点です。各科目の得点率は80%・70%・80%で、総合得点率は76.25%。得点率を単純に平均した値と同じにはなりません。同じ10パーセントポイントの改善でも、英語・数学なら15点、物理なら10点の増加です。

ただし、これは素点の配点計算で、標準化後の得点や合格可能性を推定する式ではありません。実際の学習優先順位は、配点に加え、失点原因、改善に必要な時間、他大学との共通範囲から考えます。「数学の配点が大きいから物理は後回し」と一律に決めず、物理の基礎を戻せば短時間で回収できる失点も確認しましょう。

2027年度はA方式物理の範囲限定がなくなる

2027年度の公式変更告知では、A方式の物理で、過年度の「様々な運動」「波」「電気と磁気」という範囲の限定をなくすとされています。熱・原子まで含め、物理基礎・物理の全体を準備してください。

2026年度にも熱に関わる問題が出ているため、「2027年度から初めて熱が出る」という説明は適切ではありません。直近の問題を読んだうえで、次年度の公式範囲を確認し、未習分野や対策から外していた分野を埋めましょう。

出典:2027年度の入試変更告知。

T日程・英語外部試験利用も、両学科とも数学Ⅲが必要

T日程は数学10:30〜12:00、英語13:20〜14:50で、各90分・150点です。数学は数学②の冊子を使い、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cの範囲です。数学A・B・Cの限定範囲はA方式と同じです。数学Ⅰ・A中心の数学①・60分と取り違えないでください。

英語外部試験利用は、外部英語資格の条件を満たして出願し、T日程と同日の数学を受験します。両方式に出願する場合、数学を2回受けるのではなく、同じ数学の成績を使います。ただし、T日程にも出願するなら独自英語も受験します。外部資格があることをT日程の英語免除と解釈しないようにしてください。

数学1科目で判定する英語外部試験利用では、数学の失点を独自英語や物理で補えません。資格条件を満たした後の数学の得点力が重要です。方式の科目数が少ないことだけを、受かりやすさの根拠にはできません。

出典:T日程、英語外部試験利用入試。

英語外部資格は、基準・有効期間・形式を照合する

2027年度の情報科学部2学科の出願基準は、次のとおりです。スコアを超えた分の得点加算はありません。

検定出願基準・対象形式
英検2級以上合格。従来型・S-CBT・S-Interviewが対象。2級の不合格スコアだけでは条件を満たしません
GTEC検定版Advanced、930点以上。CBT・アセスメント版・Core・Basicは利用不可
TEAP4技能総合225点以上。TEAP CBTは利用不可
IELTSAcademic ModuleのOverall Band Score 4.0以上。IELTS Online・One Skill Retakeは利用不可
TOEFL iBT2026年1月20日以前の受験は42点以上、1月21日以降の受験は新尺度の3.0以上。Test Dateスコアを使用。MyBestスコア・Home Edition・ITPは利用不可

原則として2025年2月以降に受験したものが対象で、英検は2024年度第3回以降の合格が対象です。英検の一次試験免除では、2023年度第3回以降に一次試験へ合格し、2024年度第3回以降に二次試験を受験して合格したという条件を確認します。

基準は4技能の総合スコアで、技能ごとの基準はありません。ただし、異なる受験回の技能別最高点を組み合わせることはできません。TOEFLは受験日によって基準尺度が変わり、2026年1月21日以降は新尺度の総合スコアが対象で、参考値は使わないと案内されています。

すでに資格条件を満たしている場合は、他大学の条件も確認して、再受験の時間と数学対策の時間を比較しましょう。証明書の形式、スコア直送、提出方法・期限は最終要項で確認します。資格を持っていることと、出願に使える形で証明できることは別なので、結果の画面があるだけで手続を終えたと考えないようにしてください。

出典:2027年度英語外部試験基準表、TOEFL変更を含む公式別紙、一般選抜FAQ。

共通テストB方式500点は、情報Ⅰを使える学科が限られる

教科・学科差2027年度B方式の配点・条件
数学・両学科共通『数学Ⅰ,数学A』100点と『数学Ⅱ,数学B,数学C』100点。両方必須、計200点
英語・両学科共通必須200点。リーディング100点を160点、リスニング100点を40点へ換算
コンピュータ科学科の選択枠『物理』『情報Ⅰ』の指定高得点1科目、100点。ただし、理科を2科目受験する場合の物理は第1解答科目を使用
ディジタルメディア学科の理科『物理』必須100点。第1解答科目として選択解答する必要があります。情報Ⅰでは代替不可
満点・対象外両学科500点。化学・生物・地学や理科基礎の組合せを、このB方式の100点枠へ広げることはできません

数学は2科目合計200点、英語は200点、指定の物理または情報は100点です。情報Ⅰが得意でも、数学・英語の準備は必要です。情報Ⅰを使えるのはコンピュータ科学科のB方式の条件であり、ディジタルメディア学科B方式や、両学科のA方式物理を置き換える制度ではありません。

理科を2科目受ける場合、物理の第1・第2の順序が重要です。「物理が高得点なら順序に関係なく使える」とは捉えないでください。共通テストの受験計画は、法政だけでなく、併願する大学の指定も確認して決めます。

自作例:同じ成績でも、B方式は学科によって420.4点と398.4点になる

数学ⅠA84点・ⅡBC78点、英語R86点・L72点、理科第1解答の物理70点、第2解答の化学94点、情報Ⅰ92点と仮定します。以下は換算の自作例で、合格可能性を示すものではありません。

計算箇所2学科のB方式での扱い
数学84+78=162点、両学科共通
英語86×1.6+72×0.4=166.4点、両学科共通。R+Lの単純合計とは異なります
コンピュータ科学科の100点枠第1解答の物理70点と情報Ⅰ92点を比較し、92点を使用。第2解答の化学94点はこの枠の対象外
コンピュータ科学科の総合162+166.4+92=420.4/500点
ディジタルメディア学科の総合物理70点を使い、162+166.4+70=398.4/500点。情報Ⅰ92点に替えることはできません

この例で点差が生じるのは、方式の満点が異なるからではなく、学科ごとに利用できる科目が異なるからです。理工学部のB方式400点や、生命科学部のB方式600点の換算を流用してはいけません。

仮に物理が第2解答科目だった場合、その物理を第1解答の点として使い直すことはできません。コンピュータ科学科B方式で情報Ⅰを使える場合と、ディジタルメディア学科B方式の第1解答物理という条件を満たす場合を区別しましょう。必要科目の未受験や順序違いを、単なる0点として総合点だけで判断しないことが重要です。

C方式は6教科7科目・850点。情報Ⅰは必須50点

教科両学科共通の科目・配点
国語『国語』必須200点、古文・漢文を含む全体
地理歴史・公民指定6科目から1科目100点。指定科目の第1解答科目を使用
数学『数学Ⅰ,数学A』100点と『数学Ⅱ,数学B,数学C』100点、両方必須
理科『物理』『化学』『生物』『地学』から1科目100点。指定科目の第1解答科目を使用
情報『情報Ⅰ』必須。共通テスト100点を50点へ換算
外国語英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語から1科目200点。英語はR160点・L40点へ換算
満点国200+地歴公民100+数学200+理科100+情報50+外国語200=850点

地歴公民の指定科目は、『歴史総合,世界史探究』『歴史総合,日本史探究』『地理総合,地理探究』『地理総合/歴史総合/公共』『公共,倫理』『公共,政治・経済』です。『地理総合/歴史総合/公共』は3つの出題範囲から2つを選択解答し、1科目分とみなします。

C方式は、情報Ⅰを必須科目として50点で使い、理科を別に100点で使います。B方式コンピュータ科学科のような、物理と情報Ⅰの高得点選択ではありません。C方式では理科の指定科目に化学・生物・地学も含まれますが、理科基礎の組合せで代替できると広げないようにしましょう。

前の自作例に国語152点、地歴公民の第1解答81点を加えると、C方式は152+81+162+70+92×0.5+166.4=677.4/850点です。理科は第1解答の物理70点で、第2解答の化学94点へ置き換えません。Bの420.4点や398.4点を850点満点へ比例換算しても、このCの得点にはなりません。

英語を使う場合はB・CともR160・L40です。リーディングだけでなくリスニングも含み、公式FAQではリスニング未受験は欠席扱いです。国語・地歴公民・情報を受験しない計画のまま、A方式の英数物だけでC方式へ出願できると考えないでください。

出典:共通テストB方式、共通テストC方式、一般選抜FAQ。

2027年度の出願・試験・入学手続予定

方式・学科出願・試験・発表・手続の予定
T日程・英語外部試験利用、両学科郵送出願1月7日(木)〜15日(金)。試験2月5日(金)、発表2月16日(火)10時、入学手続締切2月19日(金)
A方式Ⅰ・ディジタルメディア郵送出願1月7日(木)〜29日(金)。試験2月11日(木)、発表2月19日(金)10時、入学手続締切2月25日(木)
A方式Ⅱ・コンピュータ科学郵送出願1月7日(木)〜2月3日(水)。試験2月14日(日)、発表2月22日(月)10時、入学手続締切2月26日(金)
共通テストB方式出願1月7日(木)〜15日(金)。共通テスト1月16日(土)・17日(日)、発表2月9日(火)、入学手続締切2月15日(月)
共通テストC方式出願1月7日(木)〜15日(金)。共通テスト1月16日(土)・17日(日)、発表2月9日(火)、入学手続締切3月24日(水)

B・C方式は共通テスト前に出願締切があります。自己採点を見てから出願する日程ではありません。C方式の入学手続締切が3月であることを、3月に出願できるという意味に取り違えないようにしましょう。

A方式などの郵送出願は締切日の消印有効、海外からは必着です。Web登録、検定料の支払、書類郵送、英語外部資格の証明書手続がすべて同じ時刻に締まるとは限りません。最終要項で確認し、書類の取り寄せと学校への依頼を早めに進めます。

共通テストの成績請求については、2027年度FAQでチケット方式と案内されています。出願サイトのマイページから成績請求チケットを取得・印刷し、法政の入学志願書に貼付する手続です。試験を受けただけで大学への成績提供が終わるわけではないので、年度の手続案内に沿って確認してください。

出典:2027年度入試ガイド、一般選抜FAQ。

併願は、方式内の学部内制限と別方式の組合せを区別する

組合せ確認する条件
A方式ⅠとⅡ試験日が異なるため、ディジタルメディアとコンピュータ科学の両学科へ出願できます。同じ学科をA方式の両日に受ける制度ではありません
A方式の同じ試験日出願できるのは1学部・学科です。例えば同日の他学部を含め、複数の試験を同時に受けることはできません
T日程内・英語外部試験利用内同一科目・範囲の条件で複数学部の併願が可能ですが、情報科学部内の2学科を同じ方式で併願することはできません
T日程と英語外部試験利用資格条件を満たせば両方式に出願可能。数学の成績は共通、T日程の英語も受験します
B方式内・C方式内同じ方式で情報科学部の2学科を併願することはできません。複数学部の併願とは区別します
B方式とC方式の間同じ学科を含め、両方式への出願が可能。それぞれの指定科目と手続を満たす必要があります

情報科学部のT日程・英語外部試験利用は、数学Ⅲを含む範囲の併願パターンです。同じ数学②でも、生命科学部などの数学Ⅲを含まない範囲と同一の組合せだと判断してはいけません。併願先は公式の科目・範囲別パターン表で確認してください。

試験を追加する場合は、試験日と学習負担が増えるのか、同じ試験成績を別の判定にも使うのかを分けます。A方式の両日を受けるなら、それぞれの問題で時間を測っておきましょう。T・英語外部試験利用の両出願なら、外部資格の提出とT英語の準備の両方を確認します。

出典:一般選抜FAQ、A方式、T日程。

2026年度結果は、学科・方式・標準化を揃えて読む

2026年度A方式の大学公表結果は次のとおりです。倍率は受験者数÷合格者数による公表値です。

学科・日程2026年度A方式の結果
ディジタルメディア・Ⅰ日程志願537人、受験490人、合格107人、倍率4.6倍。合格最低点267.5/400点
コンピュータ科学・Ⅱ日程志願801人、受験680人、合格120人、倍率5.7倍。合格最低点285.5/400点

両学科のA方式合格者数は、追加合格を含む公表値です。合格最低点は得点調整・標準化後の点数で、過去問を自分で採点した素点と同じではありません。法政は独自試験の各科目で標準化を行い、科目別基準点は設けず総合点で判定すると説明しています。

例えば「前年最低点285.5点を素点で超えたから、次年度も合格」とは言えません。問題の難易度、受験者集団、合格者数、標準化などの条件が変わります。過去問の素点は学習の推移を見るために使い、前年最低点はその年度の結果として扱いましょう。

2026年度T日程の倍率は、コンピュータ科学13.2倍、ディジタルメディア14.5倍でした。A方式より科目数が少ないことだけで、競争が緩くなるとは言えません。ただし、倍率の違いも受験者集団や合格者数の違いを含むため、自分の合格確率を直接表す数字ではありません。

共通テスト利用では大学独自の標準化は行いませんが、配点換算があります。2026年度B方式の合格最低点はコンピュータ科学401.2/500点、ディジタルメディア391.4/500点、C方式はそれぞれ647.6/850点、639.3/850点でした。いずれも前年実績で、2027年度の予想ボーダーや合格保証ではありません。

偏差値を参照する場合も、模試会社、年度、方式、科目を揃えます。模試の偏差値と大学公表の最低点は、測っているものが異なります。判定だけを見て教材を増やすのではなく、答案から知識・解法・計算・時間のどこに課題があるかを確認してください。

出典:2026年度一般選抜結果PDF、一般選抜FAQ。

数学対策:両学科とも数学Ⅲと、指定された5題を準備する

2026年度はⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅵ・Ⅶを指定

2026年度の数学冊子には7題が掲載されていますが、情報科学部の両学科はⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅵ・Ⅶを解く指定です。A方式Ⅰ・Ⅱ、T日程数学②でこの指定を確認できます。「得意な5題を自由に選び、数学Ⅲを避ける」という解き方ではありません。

2026年度の試験情報科学部の指定題と出題意図から確認した内容
A方式Ⅰ・ディジタルメディアⅠは確率・期待値、三角関数、多項式。Ⅱは平面・空間ベクトル。Ⅲは漸化式・等比数列。Ⅵは分数関数などの微分・極限・凹凸・置換積分。Ⅶは三角・指数関数、部分積分など
A方式Ⅱ・コンピュータ科学Ⅰは指数・対数、確率。Ⅱは軌跡・対称な点・直線との距離・ベクトル。Ⅲは数列・高次方程式。Ⅵは対数関数の微分・極限・凹凸・部分積分。Ⅶは三角関数の微分・置換積分など
T日程・両学科、数学②Ⅰは場合の数・確率。Ⅱは三角比・三角関数・図形の計量。Ⅲは数列・二次関数・対数不等式。Ⅵは三角・対数の微積分。Ⅶは無理関数の微積分・回転体の体積など

数学はマーク式です。頭の中で解法が分かるだけでなく、計算、符号、桁、転記まで正確に完成させる必要があります。記述式の途中式による部分点を前提にせず、空欄へ入る最終結果を合わせる練習をします。2027年度の問題構成・解答指定は、当日の問題冊子を優先してください。

出典:大学公式の2026年度出題意図、大学が案内する教学社の過去問・解答。以下の英語・物理分析も、この2資料に基づきます。

微積分は、定義域・増減・凹凸・積分方法をつなぐ

数学Ⅲでは、指数・対数・三角・分数・無理関数を含む微分と積分を準備します。公式を知っていても、定義域を落とす、微分の符号を誤る、置換後の区間を変えない、積分定数や端点処理を混ぜる、といった失点が起きます。式とグラフ、計算と意味を往復する練習が必要です。

自作例として、x≧0でf(x)=log(1+x)−x/2を考えます。logは自然対数です。f′(x)=1/(1+x)−1/2=(1−x)/{2(1+x)}。分母は正なので、0≦x<1で増加、x>1で減少し、x=1で最大値log 2−1/2を取ります。

2階微分はf″(x)=−1/(1+x)²で、定義域では常に負です。この例には定義域内の変曲点はありません。「2階微分を計算したら、必ず変曲点がある」と捉えず、符号と定義域を確認します。

0〜1での定積分は、log(1+x)を部分積分して、原始関数(1+x)log(1+x)−(1+x)を使います。x/2の積分を引くと、結果は2log 2−5/4です。fはこの区間で0から増加し、最大値がlog 2−1/2なので、積分値は0より大きく、その最大値より小さいことを検算に使えます。

置換積分では、置いた文字、微分の関係、積分区間を一組で書きます。部分積分では、微分すると簡単になる側と積分できる側を選ぶ理由を説明します。面積は関数の正負、回転体は回転軸と半径を図で確かめ、見慣れた式に似ているというだけで公式を使わないようにしましょう。

数学Cの平面上の曲線と複素数平面も公式範囲です。2026年度の指定題に大きく目立たなかった単元を、次年度も出ないという理由で省略しないでください。複素数の極形式、回転、距離や軌跡を、式と図で対応させる基礎を保ちます。

確率は、条件によって分母が変わることを確認する

自作例として、区別できる赤球3個・青球2個の計5個から、戻さずに2個を無作為に取り出します。2個の組合せを等確率の標本として数えると、全体は10通り、赤球2個は3通り、青球2個は1通りです。

「少なくとも1個が赤」という条件を満たすのは10−1=9通りなので、その条件下で2個とも赤である確率は3/9=1/3です。条件が付く前の3/10を、そのまま答えにはできません。順序を区別して数える場合でも、分母と分子で同じ数え方を揃えます。

復習では、条件付き確率の式を暗記するだけでなく、「何が分母の集団になったか」を言葉にします。「少なくとも」「ちょうど」「〜であるとき」を読み分け、独立な試行なのか、取り出した後の個数が変わるのかも確認してください。

数列・ベクトルは、条件を式へ置き換えて誘導に戻す

漸化式では、どの数列を新しく置くと扱いやすいか、初項がどう変わるかを確認します。自作例でa₁=3、aₙ₊₁=3aₙ−4なら、aₙ₊₁−2=3(aₙ−2)。bₙ=aₙ−2と置くとb₁=1、公比3の等比数列になるため、aₙ=2+3^(n−1)です。最初のn項の和は2n+(3^n−1)/2で、初項や小さなnで元の漸化式と照合できます。

ベクトルは、図に基準点を置き、位置ベクトル・内積・係数の条件を整理します。自作例としてP=(1,2,0)、Q=(3,0,2)、R=(0,1,3)を考え、Rから直線PQへの垂線の足をHとします。H=P+t(Q−P)と置き、RHとPQが垂直という条件を使います。

Q−P=(2,−2,2)、R−P=(−1,−1,3)。内積(R−P)・(Q−P)=6、|Q−P|²=12なのでt=1/2、H=(2,1,1)です。R−H=(−2,0,2)から距離は2√2。Hを求めた後に内積が0になるかを確認すると、式の符号や引く点の取り違えを見つけやすくなります。

誘導問題では、前の小問の式や値が後半の準備になっていないかを考えます。各空欄を別々の問題として解くと、同じ計算を繰り返して時間を失いやすくなります。解説を閉じた復習でも、最初の条件から最後の結果まで、自力でつなげてください。

90分の演習では、指定題の中で着手順を調整する

時間配分の練習例は、指定と全体確認3分、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲを各15分、Ⅵ・Ⅶを各18分、見直し6分で90分です。大問の難しさは年度で変わるため、数値は実測して修正します。自由に解答対象を変えるのではなく、指定された5題の中で着手順と時間を調整しましょう。

方針が立たない題は、図や式へ条件を書いたうえで、未使用の条件と前の小問を確認します。それでも進まなければ他の指定題へ移り、取り組める小問を残さないようにします。最後は転記、正負、桁、求める量を見直します。

誤答は「分野名」だけで分類せず、公式が出なかった、条件を読み違えた、場合分けを落とした、計算を誤った、時間を使いすぎた、と原因を分けます。翌日の演習をその原因に合わせることで、過去問を解きっぱなしにすることを避けられます。

英語対策:発音・文法・文章構成・図表・読解を90分で処理する

2026年度A方式は両日6大問。情報分野の英文だけに絞らない

2026年度A方式の英語は、Ⅰ日程・Ⅱ日程とも6大問です。発音・アクセント、文法・語彙、会話や整序、段落の構成、文章と図表、長文読解を組み合わせた構成です。過年度の「ディジタルメディア7題・コンピュータ科学5題」「大問8題」といった情報を、直近の構成としてそのまま使わないようにしてください。

2026年度の試験出題意図から確認できる処理・題材
A方式Ⅰ・ディジタルメディア発音等、文法・語彙/会話/整序、段落の完成、文章と図、eスポーツ、猛暑と対策に関する読解
A方式Ⅱ・コンピュータ科学発音等、文法・語彙/会話/整序、段落の完成、文章とグラフ、特別な形、クジラの耳垢に関する読解
T日程・両学科公式出題意図は4つの読解。教育と技術、企業活動、労働と余暇、トマトの歴史などを扱っています

英語の題材は情報技術やプログラミングに限定されません。背景知識が助けになる場合もありますが、本文に書かれた内容、指示語、対比、因果、具体例を根拠に読みます。自分の知っている話題だからと、本文にない説明を選択肢へ補わないようにしましょう。

語彙・文法は、短文の構造と会話の目的から判断する

語彙は訳語を一つ覚えるだけでなく、本文中の意味、品詞、前置詞との組合せを確認します。整序では主語と述語、修飾部分、接続の骨格を作り、会話では相手が何を尋ね、何を答える場面かを読みます。知識問題を急いで済ませるために、文の構造を確認しない解き方へ変えないでください。

発音・アクセントは、単語学習の際に音声と綴りを一緒に確認します。文章構成では、代名詞の指示先、前後の話題、howeverなどの接続関係を見ます。文を挿入・削除した後も論理がつながるかを確かめ、単語が共通しているだけで選ばないようにします。

図表問題と選択肢では、比較対象と結論の範囲を読む

図表は、軸、単位、対象、比較条件を最初に確認します。「人数」と「割合」、「平均」と「すべての個人」、「ある条件」と「どんな条件でも」を混ぜないことが重要です。本文とグラフの情報が一致しているかを、別々に読み取ってから対応させます。

自作英文で確認します。The new system reduced average processing time in the test. It was not evaluated on every type of device. この文は、試験で平均処理時間が短くなったことと、すべての種類の端末では評価していないことを述べています。すべての端末で速い、すべての処理が速い、正確さも改善した、という結論までは述べていません。

average、in the test、not everyという範囲を落とさず、選択肢が何を追加・変更したかを比較します。誤答は、主語、時期、範囲、因果、程度のどこを読み替えてしまったかを記録すると、次の読解に生かせます。

90分では、読解の根拠を残す時間を確保する

A方式の配分例は、全体確認3分、発音・文法等9分、文章構成13分、文章と図表12分、長文2題各23分、見直し7分で90分です。T日程の4読解は、全体確認3分、各題20分、見直し7分という練習例が考えられます。自分の所要時間を測り、精度を保てる形へ調整してください。

復習では、全文和訳を作る作業だけで終えず、正解の根拠と選択肢の言い換えを対応させます。長文を読むのに時間がかかった場合は、語彙が不足しているのか、文構造が取れないのか、設問の根拠を探す順序が定まらないのかを分けましょう。速読の練習も、読み落としを増やして得点を下げないことが前提です。

物理対策:現象を図へ、図を式へ、式を条件へ戻す

2026年度は両日4大問・75分、答えを完成させる形式

2026年度のA方式物理は、Ⅰ日程・Ⅱ日程とも4大問・75分です。数式や値、方向などの答えを記入する問題があり、途中の考え方が合っていることだけでなく、設問の最終結果まで合わせる練習が必要です。

2026年度の日程公式出題意図から確認した内容
Ⅰ日程・ディジタルメディア摩擦力・力のモーメント、誘電体とコンデンサー、圧力・浮力と容器内の気体の変化、波の振動・伝搬・重ね合わせ
Ⅱ日程・コンピュータ科学小球とばね、回転運動、電場・磁場中の点電荷の運動、理想気体の熱機関、光の干渉と光路差など

この一覧は次年度の分野予告ではありません。2027年度の公式範囲に沿って全体を準備し、直近の問題は、条件を読む力と計算をつなぐ練習に使います。力学と熱、図と波形など、複数の考え方を一つの問題で使うことにも慣れておきましょう。

力学では、力の種類と適用する条件を確認する

力の図は、対象となる物体を決めてから描きます。力のモーメントなら支点、腕の長さ、回転の向きを確認し、運動なら座標の正方向を決めます。運動方程式、エネルギー保存、運動量保存は、それぞれ使える条件を確認して選んでください。

摩擦の自作例を考えます。水平な床に質量2.00kgの物体を置き、水平方向へ力を加えます。g=9.80m/s²、静止摩擦係数0.400、動摩擦係数0.300とし、他の水平力はなく、物体は初め静止しているとします。

垂直抗力はmg=19.6N、最大静止摩擦力は0.400×19.6=7.84Nです。加える力が6.00Nなら、物体は静止したままで、静止摩擦力の大きさは6.00Nです。最大値7.84Nがいつも働くわけではありません。

加える力を10.0Nにすると最大静止摩擦力を超えて滑り出します。この力を加え続け、動摩擦係数を一定とするモデルでは、動摩擦力は0.300×19.6=5.88N。加速度は(10.0−5.88)/2.00=2.06m/s²です。静止している段階と滑っている段階で、使う摩擦力の関係が変わることを確認します。

電磁気では、力の向きと固定される量を先に決める

電場と磁場を扱うときは、電荷の符号、速度、各場の方向を図に書きます。電気力はqE、磁場から受ける力の大きさは、速度と磁場が垂直なら|q|vBです。式の大きさが合っていても、力の向きが違うと運動の結論は変わります。

自作例として、正の電荷を持つ粒子が紙面の右向きに進み、磁場は紙面の奥向き、電場は紙面の下向きとします。このとき磁場による力は上向き、電気力は下向きです。重力など他の力を無視し、両方の力が打ち消し合う速度ではqE=qvBなので、v=E/Bです。

E=3.00×10⁴V/m、B=0.200Tなら、v=1.50×10⁵m/s。続いて電場のない、同じ向き・大きさの磁場だけの領域へ入ると、磁場は仕事をしないため速さは変わらず、速度と垂直な力によって円運動します。質量m=6.40×10⁻²⁷kg、電荷q=3.20×10⁻¹⁹Cとすると、mv²/r=qvBから半径はr=mv/(qB)=0.0150mです。

力がつり合う領域と、磁場だけの領域を同じ運動として扱わないようにしましょう。これは一様な場、示した粒子の向き、他の力を無視するモデルでの例です。電荷の符号が変われば力の向きが変わることも図で確かめます。

コンデンサーなどの問題でも、電池につながって電圧が一定なのか、切り離して電荷が一定なのかを先に確認します。容量の式だけを使って、条件が変わった後のエネルギーを推測しないようにしてください。

波動は、経路差・位相・単位の対応を確認する

干渉問題では、波源の位相が同じか、反射による位相変化があるか、どの経路の差を使うかを図へ書きます。公式の文字を覚えるだけでなく、その問題の光路差が何を表しているかを説明しましょう。

自作例として、同位相の光が出る2つのスリットの間隔d=0.300mm、スクリーンまでの距離L=1.50m、波長λ=540nmを考えます。空気中で、Lがdより十分大きく、中心近くの小さい角度の近似を使うと、隣り合う明線の間隔はΔy=λL/dです。

単位をmへ揃えると、λ=5.40×10⁻⁷m、d=3.00×10⁻⁴mなので、Δy=2.70×10⁻³m=2.70mmです。nm・mmをそのまま同じ長さの単位として入れないようにします。示した近似条件でスリット間隔を2倍にすれば明線間隔は半分になりますが、別の干渉装置へこの式をそのまま移せるわけではありません。

熱は、状態の変化と過程を分け、温度・圧力・体積、仕事・熱・内部エネルギーを整理します。原子も、光子のエネルギーや原子・原子核の基礎を含め、学校・教材の進度と合わせて未習部分を残さないようにしてください。

75分演習では、設定を読む時間と検算を確保する

配分例は、全体確認3分、4大問各16分、見直し8分で75分です。分野名だけで時間を決めず、問題文の長さ、図の条件、小問のつながりを確認して修正します。式を立てる前に図と条件へ短い時間を使うことで、途中で一からやり直す失点を減らしやすくなります。

復習では、力の図が違った、保存則の条件を落とした、方向を誤った、単位換算を誤った、前の小問の式を使えなかった、と原因を分けます。検算は次元、正負、極限、特別な値から行い、「答えと一致した」だけでなく、条件を変えると式のどこが変わるかも説明してみてください。

共通テストと独自試験は、形式を分けて練習する

独自数学Ⅲの問題を解けることと、共通テスト数学2科目を時間内に処理できることは同じではありません。共通テストでは、資料や会話、与えられた定義や手順、誘導を読み、その場の条件に合わせる練習が必要です。独自試験の得点だけから、B・Cの成績を推定しないでください。

英語も、独自試験の発音・文法・文章構成への対策と、共通テストのリーディング・リスニングの準備を分けます。共通テストの英語は、聞き取れなかった箇所の音声、数量や比較、誰の発言かを復習し、大学換算のR160・L40を確認します。リスニングの配点がRより小さくても、未受験にしてよいわけではありません。

コンピュータ科学科B方式で情報Ⅰを使う場合は、科目の知識に加え、データや手順を問題文の定義に沿って読み取る練習をします。プログラミングが好きということだけで、情報Ⅰの試験全体を仕上げたと判断せず、学校の授業・教科書・共通テスト形式の演習で確認してください。C方式では、両学科とも情報Ⅰが必須です。

自作の手順確認例として、データを順に4、1、5、2とし、S₀=0、Sᵢ=Sᵢ₋₁+i番目の値と定めます。S₁=4、S₂=5、S₃=10、S₄=12になります。2番目から4番目までの和は、S₄−S₁=8、平均は8/3です。

この例では、添字は1番目から始まり、S₀は最初の要素ではなく初期値です。S₄−S₂とすると3番目・4番目だけの和になります。手順を追う際は、添字の開始、処理前後の値、繰り返す範囲を表にし、意味を確かめましょう。この例は大学や共通テストの実際の問題の転載・出題予告ではありません。

C方式では国語・地歴公民・情報も含めた計画が必要です。学校での履修や他の学習機会も組み込み、英数物の準備だけで6教科を賄えると考えないようにします。方式の追加は、科目の条件を満たすかと、学習時間の中で仕上げられるかの両方から判断してください。

秋から本番まで、答案を基に計画を修正する

2026年10月から準備を進める場合の例です。未習範囲の有無や現在の得点状況により、学校・教材の進度と合わせて調整します。一律の勉強時間や、特定の教材の冊数を合格条件にはしません。

時期優先する作業・確認する成果
10月志望学科・方式と必要科目を一覧化。A・T・英語外部試験利用の数学Ⅲ、A物理、B学科別条件を確認。過去問の指定題と時間を守り、失点原因を把握
11月最終要項と変更・訂正を照合。数学の微積分と確率・数列・ベクトルを接続。英語の根拠対応、物理の設定と図を復習し、解説を見ずに再演習
12月独自試験と共通テストを形式別に演習。Bの物理/情報Ⅰ、Cの全必須科目、第1解答の順序と換算を確認。資格証明書・学校書類・出願手続を準備
1月B・Cは共通テスト前の出願締切に注意。共通テスト後は大学換算で自己採点。A・Tへ戻り、指定題の計算・英語の処理・物理の弱点を修正
2月学科別A日程、受験票、会場、当日の解答指定を確認。次の日程に必要な復習を選び、合格発表と入学手続締切を別々に管理

教材は、教科書・基本例題の説明、標準問題の自力再現、分野混合の演習、日程別の過去問へと接続します。教材のページを進めたことより、条件を図や式にできるか、解法を選べるか、最後まで計算できるかを成果として確認しましょう。

過去問の記録は、試験年度・日程・学科・指定題・科目・得点・所要時間・最初の誤りを揃えます。解説を読んで理解した後は、数日後に同じ条件で解き直し、違う数字や設定の類題でも考え方を使えるか確かめます。同じ誤りが続いたら、過去問の年度を増やす前に必要な単元へ戻ります。

保護者が確認しやすいのは、出願方式と科目が対応しているか、外部資格の形式・証明書が使えるか、締切を分けて書いているか、復習した問題を本人が説明できるかです。学科選びは、科目の得意不得意だけでなく、大学で学びたい対象や授業の内容も一緒に確認すると、受験後の学びへつながります。

よくある確認事項

情報科学部は、数学Ⅲを使わずに独自試験を受けられる?

2027年度のA方式・T日程・英語外部試験利用は、両学科とも数学Ⅲを含みます。生命科学部の一部学科・方式の範囲を情報科学部へ当てはめないでください。共通テストの指定数学は、独自数学とは別に確認します。

A方式の物理を、化学・生物・情報Ⅰへ替えられる?

両学科ともA方式は物理必須です。化学・生物・情報Ⅰには替えられません。共通テストB方式のコンピュータ科学科で情報Ⅰを使える条件と混同しないようにします。

ディジタルメディア学科B方式でも、情報Ⅰを使える?

2027年度B方式は物理必須で、第1解答科目として選択解答します。情報Ⅰでは代替できません。一方、C方式は情報Ⅰ必須50点に加え、指定の理科1科目を100点で使います。

英検2級に合格すれば、数学の不足を英語得点で補える?

英語外部試験利用の指定資格は出願条件で、数学へ得点を加算しません。独自数学150点で判定します。T日程にも出願する場合は、独自英語も受験します。

数学は7題から得意な5題を選べる?

2026年度の情報科学部は、AⅠ・AⅡ・T数学②ともⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅵ・Ⅶの指定5題です。解答対象を自由に変更する形式ではありません。2027年度は当日の冊子の指示を確認してください。

A方式は、同じ学科を2回受けられる?

Ⅰ日程はディジタルメディア、Ⅱ日程はコンピュータ科学です。異なる日なので両学科への出願は可能ですが、同じ学科を両日受ける制度ではありません。

前年最低点や倍率だけで、受験方式を決めてよい?

前年最低点と次年度の保証、標準化後得点と過去問の素点、方式別倍率と自分の合格確率は区別が必要です。指定科目を満たすか、形式別の演習結果、失点原因、併願校との負担も含めて判断します。

志望学科・方式から、英語・数学・物理の準備を組み立てる

情報科学部A方式を使うなら、両学科とも数学Ⅲまでの数学、英語、物理を仕上げます。T日程は英語・数学、英語外部試験利用は資格条件と数学の安定を確認します。B方式はコンピュータ科学とディジタルメディアの科目差、C方式は6教科7科目の条件を忘れないことが重要です。

Edurouteでは、英語・数学・物理などの理系科目について、志望学科の範囲と現在の失点原因から学習の順序を整理します。法政情報科学部を含む受験計画は、MARCH・東京理科大学対策で確認できます。

同じ法政の情報系との比較には法政大学・理工学部の一般選抜対策、数理・情報分野の比較には明治大学・総合数理学部の一般選抜対策、理科大との比較には東京理科大学・創域情報学部の一般選抜対策も役立ちます。学科の学びと、年度・方式ごとの受験条件を分けて比べてください。

主な公式資料と更新方針

制度は情報科学部の入試制度と2027年度入試ガイド、例外・併願・標準化は一般選抜FAQで照合しました。物理とTOEFLは2027年度変更告知、外部資格は英語外部試験利用入試と基準表を確認しています。

問題分析は2026年度出題意図と教学社の過去問・解答、結果は2026年度一般選抜結果に基づきます。掲載した英文・計算・手順の例は編集部の自作で、大学の問題・図・答案を転載したものではありません。

最終要項が公開されたら、学科別科目・配点・範囲、外部英語の証明書・提出期限、出願と入学手続の日程、共通テストの成績請求、併願制限、変更・訂正を再確認します。過年度の一般記事を、2027年度の出願条件の根拠へ置き換えないようにしてください。

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