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法政大学・理工学部の一般選抜対策|5学科の科目・配点と勉強法

法政大学理工学部5学科の2027年度一般選抜を解説。A方式450点・T日程300点・英語外部試験利用・共通テストB400点/C850点、物理の範囲変更と数学の指定5題を整理し、2026年度問題に基づく学習・復習方法を紹介します。

公開日 読了目安 約33分執筆:Eduroute編集部
法政大学理工学部5学科の一般選抜を、A方式の物理範囲変更と5方式の配点から整理した図

法政理工は、志望学科・英語の使い方・数学Ⅲから受験計画を立てる

法政大学・理工学部の一般選抜では、機械工学科・電気電子工学科・応用情報工学科・経営システム工学科・創生科学科の5学科を対象に、A方式、T日程、英語外部試験利用、共通テスト利用B方式・C方式が用意されています。独自の3科目で受けるのか、英語・数学に絞るのか、外部英語資格を出願に使うのかによって、準備の重点は変わります。

最初に確認したいのは、A方式のⅠ日程は機械工・応用情報工、Ⅱ日程は電気電子工・経営システム工・創生科学という学科の分け方です。同じ志望学科をA方式の両日で受験できるわけではありません。数学は5学科とも数学Ⅲまで必要です。経営システム工学科も、文系の経営学部の数学範囲で準備する学科ではありません。

さらに2027年度は、A方式の物理で出題範囲の限定がなくなります。過年度の記事にある範囲限定をそのまま使い、熱や原子を対策から外してはいけません。機械工学科の航空操縦学専修は2027年度以降の新入生募集停止が告知されているため、本記事の機械工学科は機械工学専修につながる募集を扱います。

この記事は、制度・配点・予定日程を2027年度の公式入試ガイド、問題分析・入試結果を2026年度に分けて整理しています。確認日は2026年10月5日です。2027年度一般選抜の最終的な入学試験要項は11月上旬頃の公開予定なので、出願時には要項と変更・訂正を再確認してください。以下の学習例・時間配分は編集部の提案であり、大学の採点基準や合格保証ではありません。

出典:理工学部の入試制度、2027年度の入試変更告知、入試要項・入試ガイド。

5学科の学びと、受験科目を区別する

理工学部のキャンパスは小金井です。応用情報工学科と、別学部である情報科学部は区別しましょう。また、デザイン工学部の建築学科や生命科学部の学科を、理工学部の学科として出願することはできません。

学科学びを調べる視点
機械工学科機械工学専修は、材料、運動、熱・流体、設計などをつなぐものづくりを学ぶ分野です。図面や数式だけでなく、実験で現象を確かめ、設計へ戻す過程に関心があるか考えましょう。航空操縦学専修の2027年度募集停止と混同しないことも必要です
電気電子工学科電気・電子に関わる現象や技術を学び、社会を支えるエンジニアを目指します。エネルギー、回路、電子デバイスなど、関心のある対象から必修科目・実験・研究室へたどりましょう
応用情報工学科人にとって有用で安全な、ネットワークにつながる情報環境を構築する学びです。プログラミングに加え、情報を処理・通信・利用する仕組みを数学や工学から考えることへの関心も確認します
経営システム工学科経営を数理的に理解し、企画や問題解決につなげることを目指します。経営への興味だけでなく、データや数理モデルを用いて判断・改善する学びに取り組みたいかを考えましょう
創生科学科物理学・数理学を基礎に、科学的な考え方を様々な分野の問題解決に生かします。学科名の印象だけで判断せず、どの科学の基礎を学び、それをどの対象へ応用したいかを整理しましょう

大学の学科紹介、カリキュラム、研究室紹介を見て「何を作りたいか」「どの現象を理解したいか」「どんな問題を解決したいか」を一文で説明してみてください。同じAIやロボットへの興味でも、機械を動かす、電気回路を作る、情報を処理する、最適な運用を考えるなど、学ぶ入り口は異なります。

一方、入試の科目選択は募集条件に従います。A方式では、5学科とも物理・化学から1科目を選べます。電気電子工学科を化学で受けられることと、入学後に電磁気や回路を学ぶことは別の話です。高校で十分に学ばなかった分野は、大学の入学前・入学後の案内も踏まえて補う計画を持ちましょう。

出典:理工学部、学科紹介、カリキュラム・時間割。

2027年度の5方式を整理する

方式試験と満点・位置づけ
A方式・個別日程独自の英語・数学・理科で450点。Ⅰ日程は2027年2月11日(木)、Ⅱ日程は2月14日(日)。理科は物理・化学から1科目
T日程・統一日程2月5日(金)の独自数学・英語で300点。理科の独自試験はありません。数学は数学Ⅲまで含みます
英語外部試験利用入試指定の外部英語試験の条件を満たして出願し、2月5日の独自数学150点で判定。外部英語は出願資格で、英語の得点を加算する方式ではありません
共通テスト利用B方式3教科型・400点。数学2科目、英語、指定の物理・化学・情報Ⅰのうち判定対象1科目を利用。大学独自試験はありません
共通テスト利用C方式6教科7科目型・850点。国語・地歴公民・数学・理科・情報・外国語を利用。大学独自試験はありません

法政大学理工学部の5方式の配点、学科別A日程、数学の指定5題、物理範囲変更を整理した図

同じ「共通テスト利用」でも、B方式とC方式は配点、使える理科、リスニングの比率が異なります。「3教科型」のB方式も、数学は2科目必須です。国語・地歴公民・情報を含むC方式を、A方式の3科目の準備だけで代替することもできません。

出典:2027年度入試ガイド・冊子25ページ。以下の科目・配点表も同資料に基づきます。

A方式は3科目各150点、理科は75分

教科出題範囲・時間・配点
英語英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ。90分・150点。1限10:30–12:00
数学数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、数学A〈図形の性質・場合の数と確率〉、数学B〈数列〉、数学C〈ベクトル・平面上の曲線と複素数平面〉。90分・150点。2限13:00–14:30
理科物理基礎・物理、化学基礎・化学から1科目。75分・150点。3限15:15–16:30。2027年度物理は範囲の限定なし
合計450点。5学科で配点・科目条件は共通です

理科に生物は使えません。問題冊子に生物の問題が載っていても、別学部向けの選択肢を理工学部の条件へ広げてはいけません。科目は試験当日の解答用紙配布時に選択すると公式FAQに記載されていますが、受験勉強では使用科目を決め、他大学の条件とも照合して準備しましょう。

3科目の配点は同じです。数学だけで英語・理科の大きな不足を埋める計画より、まずどの科目の失点を改善できるかを過去問で診断すると、時間の使い方を決めやすくなります。大学は科目ごとの基準点を設けず総合点で判定すると説明していますが、苦手科目を放置してよいという意味ではありません。

出典:公式FAQ。

T日程・英語外部試験利用でも数学Ⅲが必要

方式当日の試験・配点
T日程数学90分・150点、英語90分・150点、計300点。数学は10:30–12:00、英語は13:20–14:50
英語外部試験利用数学90分・150点のみ。数学はT日程と同じ試験を使用します。外部英語の条件を満たしていない場合、数学だけでこの方式へ出願することはできません
数学の範囲A方式と同じく数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、Aの図形・確率、Bの数列、Cのベクトル・曲線・複素数平面。5学科とも共通です
英語の範囲T日程は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ。外部試験利用のみの受験では、この独自英語を課しません

両方式を併願する場合、数学を2回受けるわけではありません。共通の数学の成績を使い、T日程では英語も受験します。外部英語の条件を満たしたからといって、T日程の英語まで免除されるわけではないので、受験する方式と必要な試験を整理してください。

英語外部試験利用は、数学1科目の判定です。英語試験の当日負担を減らせる一方、数学の失点を独自英語や理科で補えません。「科目が少ないから入りやすい」とは決めず、資格の条件と数学の完成度を一緒に確認しましょう。

出典:T日程、英語外部試験利用入試。

外部英語の2027年度基準と有効期限

以下は理工学部の基準です。他学部の基準や、共通テスト英語の換算と混ぜないでください。いずれか1つを満たして出願します。

試験理工学部の出願基準・対象形式
実用英語技能検定2級以上合格。従来型・英検S-CBT・英検S-Interviewが利用可。CSEスコアだけで不合格の級を合格扱いする基準ではありません
GTEC検定版・Advancedタイプで930点以上。CBT版、アセスメント版、Core・Basicタイプは利用不可
TEAP225点以上。TEAP CBTは利用不可
IELTSAcademic ModuleのOverall band 4.0以上。IELTS Online、IELTS One Skill Retakeは利用不可。General Training等を代替にしないでください
TOEFL iBT・旧形式2026年1月20日以前の受験は42点以上
TOEFL iBT・新形式2026年1月21日以降の受験はバンドスコア3.0以上。大学は新スコアを基準とし、参考値は使わないと説明しています

TOEFL iBTはTest Dateスコアのみで、MyBestスコア、Home Edition、TOEFL ITPは利用できません。4技能の総合で基準を満たす必要があり、別の日の技能スコアを組み合わせることはできません。技能ごとの基準はありません。

有効なのは2025年2月以降に受験したもので、英検は2024年度第3回以降が基本です。英検の一次試験免除者は例外の注記があり、2023年度第3回以降に一次試験へ合格し、二次試験には必ず2024年度第3回以降に受験・合格している必要があります。一次合格日だけで判定せず、両方の条件を確認しましょう。

外部英語の成績は出願資格の確認に使われ、基準を超えた分を数学に加点する制度ではありません。たとえば対象期間内のTEAP225点と300点は、いずれも基準を満たすという位置づけです。すでに要件を満たしている人は、追加受験の目的と数学の準備時間を比較して判断してください。

証明書の形式、直送の要否・方法、書類の到着期限は最終要項で確認します。スコアが基準を満たすことと、必要な方法で期限までに提出できることは分けて管理しましょう。

出典:2027年度の外部英語基準画像、変更告知の別紙、公式FAQ。

共通テストB方式は数学200・英語100・選択100

教科・区分科目と配点・選択条件
数学『数学Ⅰ,数学A』100点、『数学Ⅱ,数学B,数学C』100点。両方必須で計200点
理科・情報『物理』『化学』『情報Ⅰ』の指定科目のうち高得点1科目を100点で使用。ただし、理科を2科目受験した場合は第1解答科目を合否判定に使用します
英語リーディング100点を75点、リスニング100点を25点に換算し、計100点。英語は必須です
合計400点。5学科共通。国語、地歴公民、生物、地学を上の選択科目へ置き換えることはできません

数学の配点は合計で全体の半分です。A方式の均等配点と同じ感覚で得点計画を立てず、共通テスト数学2科目を時間内に処理する練習も必要です。情報Ⅰを選択枠に使えることと、独自数学で数学Ⅲを回避できることは別です。

「高得点1科目」は、理科の第2解答科目まで無条件に比較するという意味ではありません。物理を第1、化学を第2として受けた場合、理科の対象は物理です。その点と、受験した情報Ⅰの点を指定に従って比較します。第1解答科目を他大学の指定科目と両立させられるか、共通テストの受験計画から確認しましょう。

C方式は6教科7科目、英語R:Lは4:1

教科科目と配点・選択条件
国語『国語』200点。近代以降の文章だけに限定されていません。古文・漢文も含む準備が必要です
地理歴史・公民『歴史総合,世界史探究』『歴史総合,日本史探究』『地理総合,地理探究』『地理総合/歴史総合/公共』『公共,倫理』『公共,政治・経済』から1科目・100点。2科目受験時は第1解答科目を使用
数学『数学Ⅰ,数学A』100点、『数学Ⅱ,数学B,数学C』100点。両方必須で200点
理科『物理』『化学』『生物』『地学』から1科目・100点。2科目受験時は第1解答科目を使用。『理科基礎』の組み合わせはこの指定の代替になりません
情報『情報Ⅰ』必須。100点を50点へ換算
外国語『英語』『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』から1科目・200点。英語はリーディング100点を160点、リスニング100点を40点へ換算
合計850点。5学科共通。情報は必須であり、理科を受けない代わりに使う枠ではありません

『地理総合/歴史総合/公共』は、3つの出題範囲から2つを選択解答して1科目とみなすという注記があります。大学の「6教科7科目」という表現は数学2科目を含む数え方で、理科2科目が必須という意味ではありません。

C方式は独自試験のない国公立併願の選択肢ですが、他大学の条件まで同じとは限りません。物理・化学の2科目を国公立で使う場合も、法政C方式では第1解答科目1科目を使います。また、B・C方式とも英語はリスニングを含む利用で、リスニング未受験は欠席扱いと公式FAQに説明されています。

出典:B方式、C方式、公式FAQ。

同じ自己採点でも、B方式とC方式の換算は違う

以下は換算を理解するための自作例で、合格判定や2027年度のボーダーを示すものではありません。 数学ⅠA82点、数学ⅡBC76点、英語R88点・L64点、情報Ⅰ90点、理科は第1物理72点・第2化学91点とします。C方式ではさらに国語148点、地歴公民の第1解答科目78点を使う条件とします。

方式計算例
B方式数学82+76=158。英語は88×0.75+64×0.25=82。選択枠は第1物理72と情報90を比較して90。合計158+82+90=330/400点
C方式国語148+地歴公民78+数学158+第1物理72+情報90×0.5+英語〈88×1.6+64×0.4〉=667.4/850点
第2化学の扱い91点でも、この受験順では理科の判定対象として物理72点に置き換えることはできません

B方式330点を単純に850点へ比例換算してC方式の合計を作っても、上の計算と一致しません。国語・地歴公民の追加、情報の位置づけ、英語の換算が変わるためです。自分の受験科目・第1解答科目・換算後の配点を1枚にまとめ、学校や予備校の先生と確認できる形にしておきましょう。

学科別の日程と併願を確認する

方式2027年度ガイドに掲載された予定日程
T日程・英語外部試験利用出願1月7日(木)–1月15日(金)、試験2月5日(金)、合格発表2月16日(火)10:00、入学手続締切2月19日(金)
A方式Ⅰ日程機械工・応用情報工。出願1月7日–1月29日(金)、試験2月11日(木)、発表2月19日(金)10:00、手続締切2月25日(木)
A方式Ⅱ日程電気電子工・経営システム工・創生科学。出願1月7日–2月3日(水)、試験2月14日(日)、発表2月22日(月)10:00、手続締切2月26日(金)
共通テストB方式出願1月7日–1月15日(金)。共通テスト本試験1月16日(土)・17日(日)、発表2月9日(火)、手続締切2月15日(月)
共通テストC方式出願1月7日–1月15日(金)。共通テスト本試験1月16日・17日、発表2月9日(火)、手続締切3月24日(水)

共通テストB・C方式の出願締切は本試験の前日です。自己採点を見てから出願する方式ではありません。 C方式の手続締切が3月でも、出願を3月まで待てるわけではないので注意してください。

上表の独自試験の出願期間はガイドの「郵送出願期間」で、締切日の消印有効、海外からは必着とされています。インターネット登録、検定料支払、書類発送、外部英語の直送には別の期限・手順がある場合があります。最終要項の公開後、各工程の時刻と必要書類まで確認しましょう。

「複数学部を併願できる」と「理工の複数学科を同時に出願できる」は違う

T日程・英語外部試験利用は、科目と出題範囲が同じパターン内で複数学部を併願できますが、同一学部内の学科は併願できません。理工学部は数学Ⅲを含むパターンです。数学Ⅲを含まない別学部のパターンと、大学名だけで同じ受験条件だと判断しないでください。

A方式は、同じ試験日に出願できるのは1つの学部・学科です。したがって、理工Ⅰ日程で機械工と応用情報工を両方出願することはできません。Ⅰ日程の機械工とⅡ日程の電気電子工のように、試験日が違う学科の併願は可能です。

B方式内、C方式内もそれぞれ理工の複数学科併願はできません。一方、B方式とC方式の間は併願でき、同じ学科に異なる方式で出願することも可能です。組み合わせを増やす際は、同じ数学の成績を使う試験と、別の日に受ける試験を区別して、費用・移動・復習日までカレンダーに入れましょう。

出典:2027入試ガイド・冊子6–7・25ページ、公式FAQ。

数学は90分で指定5題を処理する練習が中心

2026年度の問題冊子では、A方式Ⅰ・Ⅱ日程、T日程の数学②とも、理工学部は大問Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅵ・Ⅶの5題を解答する指定でした。冊子全体には7題があっても、7題から自由に5題を選ぶ試験ではありません。大問Ⅳ・Ⅴを理工学部の採点対象へ代わりに使うことはできません。

A方式は数学90分、T日程も理工学部の数学②は90分です。文系向け数学の60分や、理科の75分と取り違えないようにしましょう。2026年度理系数学の解答はマークシートで、符号・分数・根号の指定に合わせる必要があります。2027年度の形式と解答対象は、最終要項と当日の冊子の指示を優先してください。

2026年度の指定5題から学習課題を考える

受験する数学指定問題から確認できる学習の重点
A方式Ⅰ日程・2月11日Ⅰは確率・期待値、三角関数、多項式の割り算。Ⅱは平面・空間ベクトル、Ⅲは漸化式・等比数列。Ⅵ・Ⅶは極限、微分、増減・凹凸、置換積分・部分積分など
A方式Ⅱ日程・2月14日Ⅰは指数・対数と確率、Ⅱは軌跡・対称点・距離とベクトル、Ⅲは等比数列と高次方程式。Ⅵ・Ⅶは対数を含む微分・部分積分、置換積分など
T日程数学②・2月5日Ⅰは場合の数・確率、Ⅱは三角比・図形、Ⅲは数列と2次関数・対数不等式など。Ⅵ・Ⅶは数学Ⅲの微分・積分、回転体の体積など

これは2026年度の確認例で、2027年度の問題分野や順番を予告する表ではありません。数学Ⅲの微積分を重点に置きながら、確率・数列・ベクトル・三角関数・指数対数をつなげて扱うことが必要です。複素数平面や曲線など公式範囲に入る分野を、直近1年で目立たなかったという理由だけで外さないでください。

数学ⅠAⅡBCの知識を数Ⅲから切り離すと、関数の式は微分できても符号判定で止まる、数列の和は出せても条件を不等式へ直せない、といった失点が起こります。解けなかった問題を「計算が大変だった」で済ませず、式を立てる/誘導をつなぐ/計算する/条件を確かめる/解答欄に合わせるのどこで止まったかを記録しましょう。

出典:2026年度の公式出題意図、教学社の公表問題・解答、Kei-Net数学の分析。

自作例:微分からグラフ・積分へつなげる

以下は編集部作成の練習例で、法政大学の過去問ではありません。 x≧0でf(x)=x/(1+x²)とし、最大値、変曲点のx座標、0から1までのグラフとx軸で囲まれる面積を求めます。

商の微分でf′(x)=(1−x²)/(1+x²)²です。分母が正なので、0≦x<1で増加、x>1で減少し、最大値はf(1)=1/2となります。導関数を出しただけで終わらず、定義域内の符号を確かめることが重要です。

もう一度微分するとf″(x)=2x(x²−3)/(1+x²)³です。x>0ではx=√3の前後で符号が変わるため、変曲点のx座標は√3です。x=0でf″(x)=0でも、定義域の端なので、この問題の内部の変曲点には数えません。

面積は0≦x≦1でf(x)≧0を確認してから積分します。u=1+x²の置換を使うと、∫[0→1] x/(1+x²) dx=(log 2)/2です。最大値1/2と、面積(log 2)/2は別の量です。分母の微分が分子に現れることに気づけるかも確認しましょう。logは自然対数です。

マーク式の演習でも、増減表・凹凸の符号・積分の置換を途中式として残してください。正答の数字だけを覚えると、区間や関数が変わった再演習で対応できません。最後は「符号」「既約分数」「根号内」「解答欄の位置」を別に確認します。

自作例:漸化式を等比数列へ直す

a₁=1、aₙ₊₁=2aₙ+3で定める数列を考えます。定数項を消すためbₙ=aₙ+3とおくと、bₙ₊₁=2bₙ、b₁=4です。したがってaₙ=4×2ⁿ⁻¹−3、初項から第n項までの和は4(2ⁿ−1)−3nです。

復習では、n=1・2を代入して元の数列と一致するかを確認し、「なぜ3を足すのか」を説明してみましょう。公式の暗記ではなく、変形の目的を理解する練習です。高次方程式や条件付き確率と組み合わさる問題でも、途中の値が表す意味を確認する習慣が役立ちます。

90分の演習では、指定題と停止位置を記録する

編集部の練習案は、最初の確認3分、Ⅰ15分、Ⅱ15分、Ⅲ15分、Ⅵ18分、Ⅶ18分、見直し6分の計90分です。これは各題の公式配点に基づく割り振りではありません。実際の問題量、自分の得意分野に応じて調整します。

最初に解答対象を確定し、1周目は取り組める設問を進めます。2〜3分考えても立式の見通しが立たないときは、その設問番号と止まった理由をメモして移動する練習をしましょう。誘導の後半は前の答えに依存する場合があるので、先へ進める設問と連鎖して詰まる設問を区別します。

終了後は、時間を外して解き直し、制限時間内に解けなかった理由を分けます。計算ミスなら同型の短い計算、立式なら単元の基本例題、条件の見落としなら図・定義域・場合分けの再確認へ戻ります。毎回90分を繰り返すだけでなく、失点原因へ狙いを絞った復習が必要です。

英語はA方式の6題とT日程の読解を分けて対策する

2026年度A方式Ⅰ・Ⅱ日程の英語は、発音・アクセント、文法・語彙・会話・語句整序、段落の不要文・文補充、文章と図表の読み取り、長文読解を含む6大問でした。読解だけでなく、短い設問を正確に処理する練習も必要です。

Ⅰ日程の読解にはeスポーツや猛暑対策、Ⅱ日程には特別な形やクジラの耳垢を扱う題材がありました。T日程の出題意図は、教育とテクノロジー、企業経営、労働・余暇、トマトをめぐる歴史など4大問の読解を示しています。「理工だから工学系の英文だけ」と準備を狭めないでください。

題材の専門知識を暗記することより、誰が何を述べているか、比較の基準は何か、どこまでの範囲に言えるかを正確に読むことが得点につながります。未知語があっても、接続詞・代名詞・言い換え・例示を手がかりに論旨を追う練習をしましょう。

失点する場面復習で確かめること
文法・語句整序動詞の形、節の構造、修飾先を説明してから並べ直す。正しい語順を覚えるだけで終わらず、他の並べ方が成立しない理由を確認する
発音・アクセント単語を音と一緒に覚える。知らなかった語と、知っているが発音を誤っていた語を分け、通常の単語復習へ戻す
文補充・不要文前後の代名詞、対比、具体例、結論の対応を確認する。1文だけ意味が通ることと、段落全体につながることを区別する
内容一致・図表本文の根拠箇所を特定し、選択肢の主語・数量・比較対象・条件を照合する。本文の数字と図の単位・対象期間が同じかも確かめる

自作の読解確認例として、次の2文を考えます。

“Some participants finished the task faster after receiving feedback. The study did not measure the accuracy of their answers.”

読み取れるのは、一部の参加者がフィードバック後により速く課題を終えたことです。全参加者が速くなったとは書かれておらず、正確さを測っていないため「速度も正確さも改善した」とも言えません。復習ではsomeをallへ広げていないか、測定していない対象を結論に足していないかを確かめます。大学の過去問からの引用ではありません。

90分を読解へ残すための計時

A方式の練習案は、全体確認3分、Ⅰ7分、Ⅱ16分、Ⅲ12分、Ⅳ14分、Ⅴ16分、Ⅵ16分、見直し6分の計90分です。T日程は、確認3分、4大問に各20分、見直し7分の計90分を出発点にします。形式や分量が変わる年には、その年の問題に合わせて配分します。

最初の語彙・文法で悩みすぎる人は、解答できる設問を先に確保し、後で戻す番号を決める練習をします。長文を急ぐあまり選択肢の条件を読まない人は、本文の根拠と選択肢の違いを一行で記録してください。「単語不足」「構文が取れない」「本文は読めたが選択肢を誤読」「時間切れ」を分けると、翌週の課題が明確になります。

公表される英語問題には、著作権などの事情で本文が省略される場合があります。欠けた英文を推測して大問の処理時間を決めず、公表出題意図と、利用できる過去問資料の掲載状況を確認しましょう。

出典:2026年度の公式出題意図、Kei-Net英語の分析。

物理は2027年度の範囲変更を踏まえ、保存則と状態変化を固める

2027年度A方式の物理は「物理基礎・物理」で、従来の分野限定がなくなります。力学・電磁気・波動に加え、熱・原子も公式範囲に従って準備してください。過去問の頻度と、受験年度に問われる範囲は別です。原子が必ず出ると予想する必要はありませんが、範囲内の基礎を未習のまま残すことは避けたいところです。

2026年度の公表出題意図では、A方式Ⅰ日程に摩擦・モーメント、誘電体入りコンデンサー、圧力・浮力と気体の状態変化、波の重ね合わせがありました。Ⅱ日程には小球・ばね、電場・磁場内の運動、理想気体の熱機関、光の干渉が挙げられています。2026年度にも熱に関わる出題があり、「2027年度に初めて熱が出る」とは言えません。 2027年度は範囲の告知そのものが変わることを重視しましょう。

2026年度はⅠ・Ⅱ日程とも4大問、75分で、解答だけを記入する形式でした。途中計算に部分点が必ず付くとは断定できません。練習では図・式・符号・単位を残し、最終解答の不一致をたどれるようにします。2027年度も4題と保証する説明にはせず、当日の冊子に対応できる力を育てましょう。

自作例:コンデンサーは「何が一定か」でエネルギーが変わる

初めの電気容量をC、充電時の電圧をVとし、板間を比誘電率2の誘電体で完全に満たします。端効果・漏電を無視し、板の間隔と面積は変わらないとします。容量は2Cとなりますが、エネルギーの変化は接続条件で違います。

条件電荷・電圧・静電エネルギー
充電後に電池を外し、孤立させるQ=CVが一定。容量2Cに対して電圧はV/2。変化後のエネルギーはQ²/〈2×2C〉=CV²/4で、初めのCV²/2の1/2になります
電池につないだまま挿入するVが一定。電荷は2CV。変化後のエネルギーは(2C)V²/2=CV²で、初めのCV²/2の2倍になります。電池とのエネルギー授受を考える必要があります

この表のCは初めの容量です。公式に同じ記号を代入し続けるのではなく、変化後の容量2Cと、一定に保たれる量を区別します。孤立条件と電池接続条件を取り違えると、計算自体は正しくても逆の結果になります。これは編集部の練習例で、法政大学の問題の転載ではありません。

力学では、物体ごとの力を図に描き、運動方程式・モーメント・エネルギー保存のどれを使うか、条件とともに説明します。波動では光路差と位相差を区別し、波の進行方向と重ね合わせを図で確認します。熱ではpV図上の過程、気体がした仕事、内部エネルギー変化、熱量の符号をそろえて整理しましょう。

原子は教科書の光電効果、原子・原子核、放射線などの基礎から確認し、未習事項を穴埋めします。数年分の過去問だけでは新たな公式範囲をすべて補えないため、範囲内の教科書・標準問題も併用してください。

75分の練習案は、全体確認3分、4大問各16分、見直し8分です。前半の基本設問を確保し、未知の設定では問題文の定義・条件を式へ直す練習をします。記号を自分で使う場合は冊子の記号と衝突しないようにし、最後に次元・極限・正負で検算しましょう。

出典:2027年度の変更告知、2026年度の公式出題意図、Kei-Net物理の分析。

化学は理論・無機・有機を、反応式と数量でつなげる

A方式の化学も75分・150点です。2026年度の化学はⅠ・Ⅱ日程とも4大問で、Ⅰ日程にはナトリウムの化合物、アンモニアソーダ法・カルシウム、金属イオンの分離、メタンの反応など、Ⅱ日程にはアルカリ土類金属、状態と相図、電気分解、脂肪族化合物が含まれていました。

直近の題材だけに絞らず、化学基礎・化学の全範囲を準備してください。無機の名称を覚えるだけでなく反応を化学式で表す、有機の官能基を構造と性質へつなぐ、理論計算ではmol・質量・濃度のどの量を使っているか確認することが大切です。

金属イオンの分離は、「何を加えたか」「溶液の条件」「沈殿した物質」「残るイオン」を順に書きます。試薬名だけを覚えても、pHや過剰添加の条件を読み落とすと追跡できません。有機は分子式・官能基・反応・構造の対応を一覧にし、反応式の係数、炭素数、水素数を確かめる練習をしましょう。

自作例:電気分解は電気量から電子のmolへ戻す

十分な量の硫酸銅(Ⅱ)水溶液を、白金などの不活性電極で電気分解します。電流は1.93 A、時間は1000秒、ファラデー定数は9.65×10⁴ C/mol、銅のモル質量は63.5 g/molとします。陰極では銅だけが析出し、陽極では水の酸化によって酸素だけが発生するものとして、副反応を無視します。

電気量はIt=1930 C、流れた電子は1930/96500=0.0200 molです。陰極のCu²⁺+2e⁻→Cuより銅は0.0100 mol、析出質量は0.635 gとなります。陽極の2H₂O→O₂+4H⁺+4e⁻から、酸素は0.00500 molです。

酸素を0℃・1.013×10⁵ Paで理想気体として扱い、モル体積22.4 L/molを使うなら体積は0.112 Lです。問題が別の温度・圧力を指定する場合、22.4をそのまま使ってはいけません。また、陽極が銅なら電極の反応が変わるため、この酸素の計算を適用できません。

この例は編集部作成です。復習では、電流と時間から直接銅のmolへ飛ばさず、電子のmol、反応式の係数、物質のmolという順を確かめます。答えが2倍・半分になる失点は、電気量の計算ではなく電子数の対応で起きている可能性があります。

75分の練習案は、全体確認3分、4大問各16分、見直し8分です。知識問題の確認に長く時間をかける、計算問題で化学反応式を書かないなど、自分の時間不足の原因を記録しましょう。有効数字、単位、化学式の表記を確認する時間も含めて演習します。

出典:2026年度の公式出題意図、教学社の公表問題・解答。

2026年度の入試結果は、方式と得点調整を区別して読む

以下は2026年度A方式の結果です。倍率は受験者数÷合格者数で、志願者数÷合格者数ではありません。合格最低点は450点満点に対する公表値ですが、独自試験は得点調整(標準化)後の成績です。

学科・日程2026年度A方式の結果
機械工学科・機械工学専修/Ⅰ志願1,416人、受験1,269人、合格298人、倍率4.3倍、最低301.6/450点
応用情報工学科/Ⅰ志願736人、受験660人、合格146人、倍率4.5倍、最低308.8/450点
電気電子工学科/Ⅱ志願1,399人、受験1,239人、合格180人、倍率6.9倍、最低321.2/450点
経営システム工学科/Ⅱ志願458人、受験383人、合格68人、倍率5.6倍、最低323.2/450点
創生科学科/Ⅱ志願891人、受験788人、合格117人、倍率6.7倍、最低320.9/450点

Ⅰ・Ⅱ日程は試験問題が異なります。最低点の大小だけで学科の難度を順番に並べたり、2027年度の必要な素点を算出したりすることはできません。T日程・英語外部試験利用も独自試験の方式なので、公式FAQの標準化の説明を踏まえる必要があります。

一方、共通テスト利用は大学独自の標準化を行わないと説明されています。ただし、大学の科目別換算と第1解答科目の条件に従って合計します。2026年度の機械工学専修の最低点は、B方式293.5/400点、C方式634.3/850点でした。外部の予想ボーダー、前年の合格最低点、自分の2027年の換算点は、別の指標です。

自習では公表されていない設問配点を作って「合格点」と断定せず、正答できた設問、時間内に届かなかった設問、計算・読解の失点を記録しましょう。同じ条件の模試・過去問で改善を追い、進路指導の先生と出願計画を相談できる資料にすることが有効です。

出典:大学公式・2026年度一般選抜データ、標準化と基準点についての公式FAQ。

教材と過去問を、今できないことから選ぶ

参考書を増やす前に、学校の教科書・問題集や手元の教材で、基礎例題を理由とともに解き直せるか確認します。同じ解説を読み続けて安心する段階から、解答を閉じて再現する段階へ移ることが必要です。

状態次に行う学習と確認
数学の基本例題で止まる教科書・基本例題へ戻り、公式の意味、使える条件、図や定義域を確認。類題を解答なしで再現し、翌日にも確認する
基本は解けるが誘導で止まる標準問題で、前の設問の答えが何に使えるかを書く。分野をまたぐ問題、マーク欄に合わせた式の整理を練習する
英文を読むのに時間がかかる単語・構文・段落構造のどこが原因かを確認。精読で根拠を取れるようにしてから、同じ手順を時間内で行う
理科の計算で値が合わない物理は条件・図・符号・単位、化学は反応式・mol・係数へ戻る。正答を見て式を写すだけで終えない
本番時間で最後まで届かない全体演習で大問ごとの開始・終了時刻を記録。前半の長考、後半の計算量、見直し不足を分け、次回の配分を変更する

数学は教科書や網羅型の例題集、物理・化学は学校の標準問題集、英語は単語・文法・読解の教材を基礎にできます。『基礎問題精講』やチャート式などを使う場合も、シリーズ名だけで十分と判断せず、公式範囲と自分の未習・未定着の単元を照合してください。新たな一冊を買うことより、今の一冊で何が自力でできるようになったかを確認することが先です。

過去問は、大学公式サイトが案内する教学社の公表問題・解答、公式出題意図、適切な年度・方式を収録した問題集を利用します。A方式ⅠとⅡ、T日程を混ぜて一つの出題傾向とせず、志望学科で実際に受ける方式から取り組みましょう。

10月から本番までの組み立て例

10月は、使う方式と科目を決め、A・Tのうち受ける方式の問題を一度時間内で解いて診断します。外部英語の条件を使う場合は、対象形式・有効期間・証明書を同時に確認します。物理選択者は熱・原子を含む2027年度の範囲で、未習事項をリストにしましょう。

11月は最終要項で制度と書類・期限を更新し、数学の指定題、理科の条件、英語の形式を再確認します。単元別の補修と週ごとの全体演習を組み合わせ、同じ失点が繰り返されていないかを追います。教材の周回数より、初見の類題に根拠を持って対応できるかを確かめてください。

12月はB・C方式を使う人の共通テスト対策を増やし、数学2科目、英語リスニング、C方式の国語・地歴公民・情報まで含めて計時します。独自試験の数学Ⅲや理科も、短い復習を続けて手順を維持します。共通テストで使う理科・地歴公民の第1解答科目は、併願校の指定を含めて決めます。

1月は出願、共通テスト、2月5日・11日・14日の受験日を一つの予定表に入れます。書類発送を試験勉強の合間に思いつきで行わず、保護者と担当・期限・保管場所を決めてください。共通テスト後は、受験する独自試験の形式に戻し、新しい教材を増やすより、既存の誤答・計算・根拠確認を優先します。

この計画は開始時の学力、学校の進度、他大学の受験日によって変わります。「毎日何時間なら必ず合格」とは言えません。学校の課題、通学、体調、試験間の移動も含め、続けられる量から週ごとに調整しましょう。

保護者と確認する出願・手続の実務

受験生が主に学習を進め、保護者が一緒に期限や書類を確認すると、試験直前の抜けを減らせます。特にB方式の手続締切2月15日とC方式の3月24日は異なり、T日程やA方式にもそれぞれの締切があります。併願先の合格発表と、納入期限の前後関係を方式ごとに把握しましょう。

共通テストの成績請求情報は、2027年度の公式FAQではチケット方式とされています。共通テストの出願サイトから成績請求チケットを取得・印刷し、法政の入学志願書へ貼付する案内です。他大学のWeb連携と同じ方法と決めつけず、最終要項で必要な書類・提出手順を確認してください。

外部英語は、スコアの条件を確認する日と、証明書の取得・直送依頼を行う日を分けて管理します。大学はスコア到着の照会には答えないと説明しているため、直前に電話すれば到着確認で解決できるという計画にはしないでください。

試験会場、受験票、集合時刻、持ち物、交通経路は大学の正式な案内に従います。小金井キャンパスで学ぶ学部でも、試験会場を通学先と同じと想定しないことが大切です。予定を増やした結果、重要な試験の前日に長距離移動や休息不足が生じないかも確認します。

出典:2027年度公式FAQ、入試要項・入試ガイド。

よくある質問

応用情報工学科は情報Ⅰだけで受けられますか?

受けられません。A方式は英語・数学・物理または化学、T日程は数学・英語、英語外部試験利用は資格の条件と独自数学が必要です。B方式で情報Ⅰを選択枠へ使う場合も、共通テスト数学2科目と英語は必須です。

経営システム工学科にも数学Ⅲが必要ですか?

独自数学を使うA・T・英語外部試験利用では必要です。他学部の経営学部の数学範囲と区別してください。共通テストB・C方式には独自数学の試験がありませんが、両方式とも指定の数学2科目が必要です。

英検2級のCSEスコアが高ければ、不合格でも英語外部試験利用に出願できますか?

理工学部の2027年度基準は「2級以上合格」です。級の合格、利用できる形式、有効期間、証明書の条件を満たす必要があります。単にCSEスコアが高いことを出願資格に置き換えないでください。

A方式の数学は7題から好きな5題を選びますか?

2026年度理工学部の解答対象はⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅵ・Ⅶの指定5題でした。7題からの自由選択ではありません。2027年度の当日はその年の問題冊子の指示を確認します。

A方式では物理・化学・生物のどれでも選べますか?

理工学部は物理または化学です。生物は使えません。一方、共通テストC方式の理科には生物・地学も含まれます。独自試験と共通テストの条件を混ぜないでください。

2027年度の物理でも「熱は不要」と考えてよいですか?

いいえ。公式に出題範囲の限定がなくなると告知されています。2026年度の出題意図にも熱に関わる題材があるため、過年度を一律に「熱なし」と整理することも適切ではありません。2027年度の範囲に従って、熱・原子まで準備します。

T日程で理工学部の複数学科へ同時に出願できますか?

同一学部内の学科併願はできません。複数学部の併願ができる条件と区別してください。A方式の試験日が違う学科、B方式とC方式の間など、別の組み合わせは公式条件に従って検討できます。

前年の合格最低点を自己採点で超えたら、合格できますか?

保証できません。独自試験の公表最低点は標準化後であり、自己採点の素点と直接比較できません。共通テスト利用でも年度の受験者・問題・募集条件が異なるので、前年最低点は実績として参考にし、今年の合否を確定する値として使わないでください。

関連記事と学習相談

他大学との科目・方式の比較は、理科大・MARCH理系の一般選抜比較、明治大学・理工学部の対策、中央大学・先進理工学部の対策も参考にしてください。法政大学内の他学部を検討するときも、学科、数学Ⅲの有無、理科、日程を改めて確認しましょう。

難関私立理系コースでは、受ける方式、現在の答案、試験までの期間を踏まえて学習計画を考えます。相談の際は、志望学科と方式、外部英語の条件、直近の解答・所要時間・誤答記録を用意すると、次に行う学習を具体化しやすくなります。出願条件の最終判断には大学の最新の公式資料を使用してください。

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