大学受験
東京電機大学・未来科学部の一般選抜対策|建築・情報メディア・ロボメカの科目選択と併願
東京電機大学未来科学部3学科の2027年度一般選抜を最終要項で確認。建築・情報メディアの前期国語選択、ロボメカの理科指定、数学Ⅲ、英語・情報系外部資格、共テ600点、数学満点選抜を解説。2025公式過去問に基づく科目別対策と自作例、2026結果、日程・費用を掲載します。
3学科とも数学Ⅲが必須。国語で受けられる学科と方式は限られる
東京電機大学未来科学部は、建築学科・情報メディア学科・ロボット・メカトロニクス学科の3学科です。一般選抜では、全学科で数学Ⅲを含む問題の解答が必須。建築やメディアに関心があっても、数学Ⅲを省いた受験計画は組めません。
科目選択で最初に押さえる違いは、前期の国語です。通常の一般選抜と英語外部試験利用では、建築・情報メディアは物理・化学・国語から1科目、ロボット・メカトロニクスは物理・化学から1科目を選びます。後期は3学科とも物理・化学のみで、国語は使えません。
一方、情報系外部試験利用は、建築を含む3学科すべてが対象です。指定の情報系資格を出願要件とし、当日は数学と英語を受験します。「情報メディアだけの方式」「大学独自の情報の問題を解く方式」と考えないでください。
この記事は、3学科の一般選抜と大学入学共通テスト利用選抜を扱います。学校推薦型・総合型選抜の面接、作品、活動実績等は別の制度です。建築学科の一般選抜に、ここで扱う方式とは別のデッサン試験やポートフォリオ審査があると読み替えないでください。
確認日は2026年10月11日。制度は公開済みの2027年度入学者選抜要項、入試結果は2026年度公式資料、問題分析は大学が案内する2025年度公式過去問題集に基づきます。2026年度問題集は冊子請求の案内があり、この記事では問題本文を直接確認した年度として扱いません。出願前には、大学が掲載する訂正・追加情報も確認してください。
本文の出願ケース、得点計算、数学・物理・化学・英文は、Eduroute編集部の説明用自作例です。大学の実際の問題、出題予想、合格答案、生徒の実績ではありません。
建築・情報メディア・ロボメカは、何をつくり、何を確かめたいかで選ぶ
3学科の通学キャンパスは東京千住キャンパスです。学部名だけで選ばず、設計対象と学びの進め方を比べましょう。
| 学科 | 公式紹介に基づく学びの中心 | 志望を考える問い |
|---|---|---|
| 建築学科 | 計画・意匠、環境・設備、構造・生産、歴史・都市、住環境・インテリアの5分野。設計演習や材料・構造実験 | 空間の使いやすさ、安全性、環境性能を、図面・計算・実験で考えたいか |
| 情報メディア学科 | コンテンツ制作とシステム構築。データサイエンス・AI応用、CG・xR、メディア・インタラクション、ソフトウェア、セキュリティ等 | 映像や音、人とのやり取りを、ソフトウェアや情報技術によって実現したいか |
| ロボット・メカトロニクス学科 | 機械、電気・電子、情報を制御と結びつける。設計・製作・実験を通じたシステムづくり | 動きを測り、回路やプログラムを調整して、機械を意図どおりに動かしたいか |
右列は編集部による進路検討の問いです。分野は重なります。建築でも情報・解析技術を使い、情報メディアでもシステムの仕組みを学び、ロボメカでも人とのインタフェースを扱います。「描く」「動画を見る」「ロボットが好き」の先に、大学で取り組みたい課題を一つ挙げてみてください。
建築学科の公式紹介には設計製図と材料・構造実験、情報メディア学科にはサーバプログラミング演習、ロボメカにはハンズオンワークショップやメカトロニクス総合実験があります。2026年度学生要覧でも数理の基礎や専門科目を確認できます。ただし、大学の授業内容がそのまま高校段階の入試科目になるわけではありません。2027年度の授業配置も、入学後の案内で確認する事項です。
比較対象には、東京電機大学システムデザイン工学部の一般選抜対策と工学部6学科の一般選抜対策があります。情報メディア学科と情報システム工学科・情報通信工学科は別学科です。理工学部の建築・都市環境学系とも、学部・キャンパス・科目指定を区別してください。
根拠:学部公式紹介、建築学科、情報メディア学科、ロボット・メカトロニクス学科。
独自試験の科目表は、学科の違いを含めて読む
以下の「通常型」は外部資格を出願要件としない一般選抜を指す、本記事内の略称です。数学は全区分で数学Ⅲを含む・100点です。選択科目は指定されたものから1科目です。
| 選抜 | 建築・情報メディアの選択 | ロボメカの選択 | 英語・満点 |
|---|---|---|---|
| 前期・通常型 | 物理・化学・国語から1つ・100点 | 物理・化学から1つ・100点 | 独自英語100点・計300点 |
| 前期・英語外部 | 物理・化学・国語から1つ・100点 | 物理・化学から1つ・100点 | 指定英語資格が要件・計200点 |
| 情報系外部 | 不要 | 不要 | 独自英語100点・計200点 |
| 後期・通常型 | 物理・化学から1つ・100点 | 物理・化学から1つ・100点 | 独自英語100点・計300点 |
| 後期・英語外部 | 物理・化学から1つ・100点 | 物理・化学から1つ・100点 | 指定英語資格が要件・計200点 |
独自試験では3学科とも生物を選べません。共通テスト利用では生物を使えますが、独自試験へそのまま持ち込める指定ではありません。また、情報系外部は前期の試験日で実施され、2027年度要項に後期の情報系外部試験利用はありません。
範囲と時間割
| 科目 | 正式な範囲 | 時間 |
|---|---|---|
| 数学 | 数学Ⅰ・A・Ⅱ、数学Bの数列、数学Cのベクトル・平面上の曲線と複素数平面、数学Ⅲ | 90分・10時〜11時30分 |
| 物理 | 物理基礎・物理 | 70分・12時30分〜13時40分 |
| 化学 | 化学基礎・化学 | 70分・12時30分〜13時40分 |
| 国語(指定された前期方式のみ) | 現代の国語、言語文化。古文・漢文を除く | 70分・12時30分〜13時40分 |
| 英語 | 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ。リスニングなし | 60分・14時30分〜15時30分 |
「数学Cのベクトル等」とだけメモして、平面上の曲線・複素数平面を演習から外さないこと。理工学部には数学Ⅲを含まない問題を選べる区分がありますが、未来科学部は選べません。同日の他学部併願でも、解答した問題が各出願先の指定を満たす必要があります。
根拠:2027年度要項10・12・14・16・18ページ。
同日併願は、3学科の科目指定と3方式を別々に確認する
前期は2月1日〜5日から試験日を選び、各選抜で1日最大4学科・学系を併願できます。通常型・英語外部・情報系外部を組み合わせる場合は、各選抜の上限を守り、合計で1日最大12出願です。同一学科を最大5日間受験することもできます。
3学科を1方式で出願するのは3出願、3学科を3方式で出願するのは9出願。学科数と、学科×方式×日付で数える出願数を混同しないでください。
自作ケース:国語で受ける2学科と、理科で受ける3学科
| 同じ試験日に出願する例 | 当日に解答する科目 | 確認すること |
|---|---|---|
| 建築+情報メディアの通常型 | 数学Ⅲを含む数学・国語・英語 | 国語はこの2学科の前期指定に適合する |
| 3学科の通常型 | 数学Ⅲを含む数学・物理または化学・英語 | ロボメカを含むので、国語を選べない |
| 3学科の英語外部のみ | 数学Ⅲを含む数学・物理または化学 | 全学科分の英語資格条件を満たす。英語はこの方式の得点に入らない |
| 3学科の情報系外部のみ | 数学Ⅲを含む数学・英語 | 指定情報資格が必要。建築も対象 |
| 3学科の通常型+英語外部+情報系外部 | 数学Ⅲを含む数学・物理または化学・英語 | 英語と情報の両資格が必要。9出願だが、同日の試験を9回受けるわけではない |
情報系外部だけなら、要項では2時限に試験室を一時退室する扱いです。同日に通常型・英語外部も受ける場合は、退室せず指定の選択科目を受験します。英語外部だけなら数学と選択科目で判定されますが、通常型・情報系外部も出願した人は、引き続き3時限の英語を受けます。
「英語資格も情報資格もあるので、数学だけ受ければ2つの資格方式で判定される」は誤りです。英語外部には選択科目、情報系外部には当日の英語が必要です。また、ロボメカを情報系外部だけで受ける場合と、通常型・英語外部で受ける場合では、理科の必要性が違います。併願表は学科ごとの方式まで書き出しましょう。
根拠:2027年度要項10・12・14・21ページ。
英語外部資格は得点換算ではなく、数学と選択科目で受けるための要件
前期・後期の英語外部試験利用は、指定資格の条件を満たした人が、数学と学科指定の選択科目を受験する方式です。外部スコアを英語100点に換算したり、加点したりする方式ではありません。
| 資格・試験 | 基準 | 見落とさない条件 |
|---|---|---|
| 英検CSE | 1728以上 | 準2級以上で4技能すべてを受検。級の合否・技能別スコアは不問 |
| GTEC | 680以上 | 検定版・CBTタイプ。アセスメント版は不可 |
| TEAP | 135以上 | 4技能版 |
| TOEIC | L&R+S&W合計385以上 | L&R225、S&W160の基準も確認。L&Rのみでは不可 |
| Cambridge English | 120以上 | 合否不問。4技能CBTリンガスキルも可 |
| IELTS | 3.5以上 | 要項が指定する証明書を提出 |
原則として2024年4月以降に受検・認定したものが対象で、TEAPは2025年4月以降です。英検は従来型のほかS-CBT・S-Interviewも対象ですが、4技能受検の条件は変わりません。「英検準2級を受けた」「TOEICで高得点だった」だけで判断せず、受検日・技能数・総合点・指定証明書を確認しましょう。
英語が得意な人でも、独自英語を外すことが必ず有利とは限りません。通常型なら英語の得点を総合点に含められます。資格が使えるときは、数学+選択科目の200点で勝負する意味と、通常型の300点の意味を分けて考え、同日併願も検討します。後述する奨学金の対象選抜も違います。
根拠:2027年度要項12・18・29ページ。
情報系外部は建築も対象。合格証明書と合格証書を取り違えない
出願要件は基本情報技術者試験または応用情報技術者試験に合格していることです。ITパスポートは、この要項で指定された資格ではありません。基本情報・応用情報を持たず、より高度な国家情報処理技術者試験や情報処理安全確保支援士試験に合格している場合は、出願前に大学入試センターへ連絡するよう案内されています。
この方式の数学・英語は、通常の前期一般選抜と共通の試験問題です。資格の専門知識を当日の数学・英語の代わりに使う仕組みではなく、資格取得後も独自試験の準備が必要です。
証明書は、発行主体と原本・コピーの指定まで確認する
情報系資格の提出書類は、次のいずれか1つです。
- IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が交付する合格証明書の原本。コピーは不可。
- 経済産業大臣が交付する合格証書のコピー。原本は不要。
似た名称でも提出方法が逆です。出願数や併願数にかかわらず1通でよいものの、過年度入試や2027年度総合型選抜等で提出した証明書は対象外です。英語外部資格の有効期間を、情報系資格にも一律に当てはめないでください。
英語外部資格は、要項29ページで指定する証明書の原本またはコピーを提出します。前期・後期の一般選抜を通じて1通でよく、2回目以降は登録時に前回提出済みと申告することで再提出を省けます。ただし、証明書の再提出が不要でも志願票は必要です。資格書類、調査書、志願票はそれぞれの提出条件を確認しましょう。
既に指定資格がある人には選択肢になりますが、受験直前に資格学習を追加するかどうかは別の判断です。資格試験の準備・合格確認・証明書の取得を、数学Ⅲと英語の演習時間や出願期限と一緒に見積もってください。
根拠:2027年度要項14・28〜29ページ。
共通テスト利用は3学科共通の3方式。独自試験の国語・生物指定とは別
共通テスト利用は前期・後期とも3教科方式、4教科方式[国語]、4教科方式[情報]から選び、各600点満点で判定します。大学独自の学力試験はありません。3学科とも3方式を使え、同一学科への複数方式併願も可能です。
| 科目 | 3教科方式 | 4教科[国語] | 4教科[情報] |
|---|---|---|---|
| 数学Ⅰ・A | 100点 | 100点 | 100点 |
| 数学Ⅱ・B・C | 100点 | 100点 | 100点 |
| 英語 | 200点 | 200点 | 200点 |
| 理科:物理・化学・生物から1科目 | 200点 | 100点 | 100点 |
| 国語:近代以降の文章 | 使用しない | 100点 | 使用しない |
| 情報Ⅰ | 使用しない | 使用しない | 100点 |
| 合計 | 600点 | 600点 | 600点 |
英語はリーディング得点×1.5+リスニング得点×0.5。国語は近代以降の文章110点満点の得点を1.1で割って100点満点に換算します。国語全体の200点を半分にする計算ではありません。リスニング免除者は要項の別扱いを確認してください。
理科を2科目受験した場合、判定には第1解答科目のみを使います。物理と化学の高い方を自動採用する制度ではありません。基礎科目だけの受験、地学、地歴・公民を、この表の指定科目の代用にはできません。
独自試験では国語を使えないロボメカも、共通テストの4教科[国語]を使えます。また、独自試験では使えない生物も、共通テストでは指定理科です。「理科が不要な情報系外部」と「理科を残して情報Ⅰを加える共テ4教科[情報]」も、まったく異なる科目構成です。
根拠:2027年度要項7〜8ページ。
自作例:理科と追加科目を比べると、方式の差が分かる
数学Ⅰ・Aが76点、数学Ⅱ・B・Cが82点、英語Rが84点、Lが72点、理科の第1解答科目が68点、国語の近代以降が88点、情報Ⅰが92点だったとします。英語の換算点は84×1.5+72×0.5=162点、数学と英語の共通部分は76+82+162=320点です。
- 3教科:320+68×2=456点/600点。
- 4教科[国語]:320+68+88÷1.1=468点/600点。
- 4教科[情報]:320+68+92=480点/600点。
3教科と4教科[国語]の差は、換算後の国語80点と理科68点の差12点。情報方式の差は情報92点と理科68点の差24点です。理科の配点を100点減らし、追加科目100点を足す仕組みなので、「教科数が多いほど有利」とは言い切れません。
同じ学科へ複数方式で出願すると、その出願した方式で算出した点を比較し、最高点の方式を用いて判定します。指定科目をすべて受験することが前提です。情報方式に出願していない人へ、自動的に480点が適用されるわけではありません。前期共テの出願は本試験前に締め切られるため、自己採点後に前期の方式を選び直す前提で計画しないでください。
数学満点選抜と奨学金は、通常の合計点判定と区別する
独自試験の各区分では、合計点選抜とともに、数学の素点100点満点の人を合格者とする数学満点選抜を行います。通常型は指定3科目、外部資格利用は指定2科目をすべて受験することが必要です。
「数学が高得点なら他科目を欠席してよい」「数学の平準化後の100点も同じ」という意味ではありません。指定外の科目を選んだ場合も判定対象外です。学習計画は、まず全受験科目で合計点を積み上げる形にし、満点選抜は要項上の追加の判定として理解しましょう。
試験日や選択科目の難易度差に対し、合計点選抜では採点結果を平準化(得点調整)します。前期は試験日別に募集人員を定めず、学科別に5日間を通じて判定するため、合格最低点は5日間共通です。「この日は問題が易しかったから、必ず合格しやすい」とは判断できません。
エンジニアのたまご奨学金は、前期・通常型だけが対象
対象は通常の一般選抜(前期)です。英語外部、情報系外部、後期、共通テスト利用は対象ではありません。前期通常型の合格者で、平準化後の3科目合計225点以上/300点(75%以上)が奨学生候補者となり、選考を通過して入学した人が給付対象になります。
給付は年額35万円、最長4年間で最大140万円。出願時の別申込は不要です。ただし、入学金を2月19日まで、授業料等を含む入学手続金すべてを3月3日までに納入する条件があります。延納申請により3月3日を超えて授業料等を納めた場合は、候補者でも給付対象外です。
225点は奨学生候補者の基準で、一般選抜の合格最低点ではありません。資格方式で合格したことだけで給付対象になるわけでもありません。通常型を併願するか、国公立併願で延納するかを考えるときは、費用と期限を保護者とも確認してください。
根拠:2027年度要項10・12・14・16・18・42ページ。
2026年度公式結果は、方式と満点をそろえて比較する
以下は大学公式の2026年度結果です。倍率は受験者数÷合格者数で、表では公式の小数第1位表示を使います。志願者数を分母・分子にした別の倍率ではありません。
| 学科・方式 | 受験者 | 合格者 | 倍率 | 合格最低点 |
|---|---|---|---|---|
| 建築・前期通常型 | 1,013人 | 97人 | 10.4倍 | 198点/300点 |
| 情報メディア・前期通常型 | 1,274人 | 97人 | 13.1倍 | 201点/300点 |
| ロボメカ・前期通常型 | 585人 | 116人 | 5.0倍 | 180点/300点 |
| 建築・前期英語外部 | 636人 | 36人 | 17.7倍 | 143点/200点 |
| 情報メディア・前期英語外部 | 760人 | 42人 | 18.1倍 | 146点/200点 |
| ロボメカ・前期英語外部 | 372人 | 50人 | 7.4倍 | 130点/200点 |
最低点は平準化後の得点です。公式注記では、最低点以下の数学満点選抜合格分を除いています。したがって、手元の過去問の素点198点が、翌年度の建築学科の合格を保証するわけではありません。公式最低得点率には表示点数の丸めの影響もあるので、整数の最低点から計算した割合を公式得点率として書き換えないでください。
2025年度の前期通常型は、建築937人受験・134人合格で7.0倍、情報メディア1,425人・108人で13.2倍、ロボメカ671人・126人で5.3倍でした。建築の倍率上昇は、受験者と合格者の両方の変化を伴います。単に人気の増減だけで説明したり、2027年度にも同じ倍率になると予測したりしないことが大切です。
英語外部が2科目だから、通常型より合格しやすいとも限りません。受験者層や合格者数が異なり、同じ人の方式間・日程間併願もあり得ます。表の人数を足して実人数や合格確率を算出することはできません。学科の学びを選び、受験する科目で安定して点を取る計画に使いましょう。
根拠:2026年度一般選抜公式結果PDF1〜2ページ。
2025年度公式過去問から見る、解答形式と日程の違い
公式2025年度過去問題集の出題一覧と実際の問題を読み、次のように整理できます。これは確認した年度の構成で、2027年度の固定形式や出題予告ではありません。学科の専攻が違っても、前期の同じ科目・同じ試験日の問題は共通です。
| 科目 | 2025年度前期で確認した構成 | 演習で確かめること |
|---|---|---|
| 数学Ⅲを含む数学 | 5日間とも小問集合+大問2題。微積分と、ベクトル・数列・確率等を組み合わせる | 小問の処理時間と、大問で過程を書く時間の両方を確保する |
| 物理 | 5日間とも大問3題。総合問題、電磁気、力学。熱・波動・原子も含む | 分野名を見て後半分野を除外せず、各現象の基本式を使えるようにする |
| 化学 | 5日間とも大問4題。知識、計算、無機・理論、有機 | 知識を式・構造に結び付け、数値と単位を最後まで処理する |
| 英語 | 大問4題。長文40点、文法・語法20点、第3問20点、英作文空所補充20点 | 第3問には日程によって読解・会話の違いがあり、記述や語形も確認する |
数学の2月1日問題では、小問40点・大問2と3が各30点。小問は答えのみ、大問2・3は解き方も書く指定です。「すべて選択式」「すべてに長い記述が必要」のどちらかに決め付けると、準備や時間配分がずれます。
前期の数学には、接線と面積、指数関数の最大・最小、三角関数の積分、漸化式、確率などが見られます。化学の有機分野には糖、構造決定、アルコール・アルデヒド、ベンゼン等が出ています。英語は2月1日原本に下線部和訳もあり、長文を選択肢処理だけで終えない練習が必要です。
後期は別問題です。2025年度一覧では、数学に複素数・多項式、定積分と漸化式、分数関数の極値・面積等が見られます。前期の一日分だけを解いて、後期も準備できたと判断しないでください。日程で英語の形式が違うことも、得意な題材が出る保証にはなりません。
公開2025年度問題集では国語の問題本文を掲載していません。したがって、この記事は国語本文を直接分析したかのような設問数・文章量の断定をしません。国語を選ぶ人は、公式の範囲と、実際に入手・確認できる問題や学校での指導を用いて準備を進めましょう。
根拠:公式過去問案内、2025年度公式過去問題集。出題一覧は冊子表記3・5・6・9〜11ページ、2月1日数学は16ページ、同日英語は90〜91ページです。
数学は、モデルを式にする力と微積分の答案を一緒に育てる
数学Ⅲの演習では、微分だけ、積分だけを計算して終わらせず、変数の範囲→関数の形→増減・交点→求める量をつなげます。建築やロボメカに関心がある人にとっても、図の寸法や条件を数式に置き換える練習は有用です。ただし、以下の題材が大学の実際の出題を意味するものではありません。
自作例1:箱の容積を最大にするには、切り取れる大きさを先に決める
縦12cm、横18cmの長方形の紙の四隅から、一辺x cmの正方形を切り取り、折り上げてふたのない箱を作ります。厚さは無視します。底面は(12−2x)cm×(18−2x)cm、高さはx cmなので、
V(x)=x(12−2x)(18−2x)=4x³−60x²+216x、0<x<6
です。V′(x)=12(x²−10x+18)=0より、x=5±√7。範囲内はx=5−√7だけです。V′はこの点の前で正、後で負になり、両端に近づくとVは0に近づくので、ここで最大になります。
最大容積は80+56√7 cm³(約228.2cm³)。大きい方の根5+√7を採用すると、紙の短辺の条件に反します。式を微分できても、寸法の条件を書き落とした答案は、問題を解き切ったものにはなりません。容積の単位がcm³であることまで確認します。
自作例2:回転体は、半径の差を二乗するのではない
0≦x≦1で、y=xとy=x²に囲まれた図形を考えます。平面の面積は∫₀¹(x−x²)dx=1/6。これをx軸の周りに回転すると、断面は外半径x、内半径x²の円環です。
体積=π∫₀¹{x²−(x²)²}dx=π(1/3−1/5)=2π/15
となります。π∫₀¹(x−x²)²dxではありません。上の曲線・下の曲線の差を使う平面の面積と、外円・内円の面積の差を使う回転体の体積を、断面図で区別しましょう。積分区間、軸、半径を先に書くことで、計算に入る前の誤りを防げます。
自作例3:状態が切り替わる確率を漸化式にする
仮想の装置が状態AかBをとります。現在Aなら次もAになる確率が0.7、現在Bなら次にAになる確率が0.2で、次の状態は現在の状態だけに依存するとします。最初はBです。n回目にAである確率をpₙとおくとp₀=0で、
pₙ₊₁=0.7pₙ+0.2(1−pₙ)=0.5pₙ+0.2
です。定数解0.4を引くとpₙ₊₁−0.4=0.5(pₙ−0.4)。よってpₙ=0.4(1−0.5ⁿ)となり、p₁=0.2、p₂=0.3、p₃=0.35です。
「毎回Aになる確率が0.7」と考えると、Bからの遷移を落としてしまいます。二つの場合を図にし、条件付きの確率を、それぞれの状態にいる確率と掛けて足すことが出発点です。n=0・1を代入して確かめる習慣も持ちましょう。
90分演習で、計算速度と記述を別々に記録する
最初は小問25分、大問各25分、見直し15分を仮配分にできます。これは編集部の演習案で、大学の指定ではありません。実際の答案から、計算に時間を使ったのか、方針が立たなかったのか、説明が長すぎたのかを分けて調整します。
微積分だけでなく、数列・確率・ベクトル・複素数平面も定期的に扱います。大問では「どの式を使うか」「なぜその範囲か」を短く書けるようにし、小問では答えの符号や条件を点検する時間を残します。数学満点選抜を意識しても、見直しをせず難しい一問に時間を使い切る戦略にはしないでください。
物理は、力・回路・波の条件を図にしてから式を立てる
2025年度前期には力学・電磁気の大問に加えて、他分野を含む総合問題があります。ロボメカを志望していても力学だけ、建築を志望していても静力学だけに絞らないこと。熱・波動・原子まで、出題範囲を一巡する必要があります。
自作例1:二つの支点の反力は、力とモーメントの両方で求める
長さ6.0mの水平な剛体の棒を、左端A・右端Bで支えます。棒の重さは無視し、Aから2.0mの位置に下向き300N、5.0mの位置に下向き200Nが作用して静止しているとします。上向き反力をRₐ、Rᵦとすると、力のつり合いからRₐ+Rᵦ=500N。
Aの周りのモーメントのつり合いは、6Rᵦ=300×2+200×5=1600。したがってRᵦ=800/3N、Rₐ=700/3Nです。荷重の合計を単に2等分する解き方では、荷重の位置の違いを反映できません。
モーメントの単位はN・m、反力の単位はN。棒の重さを考える別の問題なら、重心位置での重力を追加します。ここで求めた値は、重さを無視するなどの条件を置いた高校物理のモデルの結果です。
自作例2:電動機への電力と、熱になる電力を分ける
仮想の電動機に12Vを加え、3.0Aが流れているとします。巻線抵抗は2.0Ωで、機械的な摩擦等の損失はなく、抵抗で発生する熱以外は機械的仕事に変わるものとします。
入力電力はVI=36W、抵抗の発熱はI²R=18Wなので、機械的仕事の割合に対応する出力は18Wです。逆起電力をEとすればV=IR+EよりE=6.0Vで、EI=18Wとも一致します。
12V×3.0Aをすべて機械的出力とするのは、抵抗での損失を落とした計算です。一方、現実の装置にはこの例で省いた損失もあります。問題の条件の範囲内で、エネルギーの出入りを対応させましょう。
自作例3:音の干渉は、距離差に加えて位相の条件も必要
同じ周波数1000Hzで、同位相の二つの音源を考えます。音速340m/sなので波長λは0.340m。観測点までの距離差が0.340mなら1波長の差で強め合い、0.170mなら半波長の差で弱め合います。
弱め合う場合でも、二つの波の振幅が違えば完全に消えるとは限りません。距離差だけでなく、同位相、周波数、振幅等の条件を確認します。式を暗記するだけでなく、波の山と谷を重ねた図で説明できるようにすると、条件が変わった問題にも対応しやすくなります。
70分で優先するのは、現象の整理と基本式の選択
演習の失点を「現象が分からない」「図・方向の設定が違う」「基本式が違う」「代数計算・単位が違う」に分類します。動く導体や回路では電流の向きとエネルギー、衝突では保存する量と保存しない量、熱では系へ入る熱と仕事の符号を分けます。まず分野ごとの標準問題で立式を安定させ、70分の過去問で分野をまたぐ切替時間を測りましょう。
化学は、反応量・結晶・有機構造を計算と説明につなげる
物理と化学は、学科の印象だけで選ぶ必要はありません。現在の履修状況、基礎の完成度、時間内に再現できる得点を比べます。化学を選ぶ場合は、理論・無機・有機を一巡し、知識問題でも反応式や構造から確かめる習慣をつけてください。
自作例1:純度を考え、反応式で気体と酸の量を対応させる
質量7.0gの試料に炭酸カルシウムが80%含まれ、残りは塩酸と反応しない物質とします。十分な塩酸で完全に反応させます。CaCO₃のモル質量を100g/molとすれば、反応する量は7.0×0.80÷100=0.056mol。
CaCO₃+2HCl → CaCl₂+H₂O+CO₂
よりCO₂も0.056mol、必要なHClは0.112molです。乾燥したCO₂を理想気体として25℃(計算では298K)、1.0atmで扱い、R=0.082L・atm/(mol・K)を用いると、V=nRT/P=1.368416L(約1.37L)となります。
0.20mol/Lの塩酸を使うなら、必要な体積は0.112÷0.20=0.56L。試料全体を炭酸カルシウムとして計算したり、25℃をそのまま温度Tに入れたりすると誤ります。途中の桁を残して検算し、解答では指定された有効数字に合わせてください。この例の約1.37Lは計算過程を説明する表示です。
自作例2:面心立方格子は、原子数と長さの単位をそろえる
面心立方格子をつくる仮想の金属について、モル質量27g/mol、単位格子の一辺4.0×10⁻⁸cm、アボガドロ定数6.0×10²³/molとします。これは数値を与えたモデル計算です。
単位格子に属する原子数は、頂点8個×1/8+面6個×1/2=4個。単位格子の質量は4×27÷(6.0×10²³)=1.8×10⁻²²g、体積は(4.0×10⁻⁸)³=6.4×10⁻²³cm³なので、密度は2.8125g/cm³(有効数字2桁なら2.8g/cm³)です。
面心の原子を1個ずつ全部数えることや、辺の長さだけをmに直して質量をgのまま扱うことが誤りにつながります。金属材料の名称を知っていても、その実測密度を問題に与えられた値の代わりに使うのではなく、指定値で計算しましょう。
自作例3:PETの繰返し単位は、エステル結合の形成で考える
テレフタル酸C₈H₆O₄とエチレングリコールC₂H₆O₂からPETをつくる縮合を考えます。高分子の末端を省略し、繰返し単位あたり2分子の水を差し引くと、単位の組成はC₁₀H₈O₄です。
炭素は8+2=10、水素は6+6−4=8、酸素は4+2−2=4。テレフタル酸のカルボキシ基とグリコールのヒドロキシ基から、エステル結合が形成されることを構造式で確かめます。
有限長の鎖で発生する水の総数は、末端や鎖の形を含む条件を見て数える必要があります。この例の「繰返し単位あたり2分子」を、そのまま任意の鎖全体の水分子数と断定しないでください。高分子も、単位の暗記だけでなく官能基・反応・原子数の保存から考えます。
70分演習では、知識の穴と計算の停止箇所を分ける
知識問題は、正答を覚えるだけでなく、他の選択肢が違う理由を説明します。計算は「物質量を置けない」「反応比が違う」「体積・濃度の条件を読み落とす」「指数計算が違う」を区別。有機では、不飽和度、官能基、反応結果を一つの候補構造へ絞る表を書きましょう。糖・高分子も含め、2025年度で見た分野以外を外さず、全範囲から短時間で知識を呼び出せるようにします。
英語は、技術の利点と限界を本文の条件で読み分ける
独自英語を受ける通常型・情報系外部では、60分100点の対策が必要です。2025年度で確認した長文40点は大きな比重がありますが、文法・語法、会話や別の読解、空所補充も捨てられません。英語外部を併願していても、これらの方式を使うなら独自英語の準備を続けます。
技術を扱う文章では、「新しい仕組みには利点がある」と「すべての場面で優れている」を区別します。数字が出たら、その分母、比較対象、著者が慎重になる理由を追いましょう。
自作英文:検知する数が増えても、誤報の負担は残る
Engineers tested two versions of a water-leak detector on the same 100 recorded events. Twenty events contained real leaks. The old version detected 16 of them and produced four false alarms. The new version detected 18 leaks but produced eight false alarms. Although the update missed fewer leaks, it also made users check more harmless events. The team therefore recommended testing it in occupied buildings before concluding that it would reduce the total burden on users.
これは自作英文で、大学の過去問からの引用ではありません。問うべき内容は「新型が漏水を見逃す数を減らしたこと」と「利用者の負担が減ると結論できること」が同じかどうかです。
| 自作英文の整理 | 旧型 | 新型 |
|---|---|---|
| 実際の漏水20件のうち検知 | 16件 | 18件 |
| 漏水の見逃し | 4件 | 2件 |
| 漏水のない80件で誤報 | 4件 | 8件 |
| 警報の合計 | 20件 | 26件 |
| 警報のうち実際の漏水の割合 | 16/20=80% | 18/26≒69.2% |
Although以下の対比は、検知改善がある一方、無害な事象の確認が増えることです。thereforeの後では、利用者がいる建物でさらに試すよう提案しています。「新型は旧型より漏水を多く検知した」は支持されますが、「新型は利用者の負担を確実に減らす」は支持されません。
missed fewer leaksの意味を「誤報が減った」に置き換えると逆になります。また、検知率18/20=90%と、警報の中で本当の漏水である割合18/26≒69.2%は、分母が違います。英文読解でも、数式でも、何のうちの割合なのかを言葉にすることが重要です。
読解・文法・語形を、60分の中で配分する
最初の演習案は長文25分、文法8分、第3問12分、空所補充10分、見直し5分です。実際の問題数や得意不得意で調整します。空所では、意味の合う単語を見つけても、主語・時制・品詞に合う形で書けるかを確認してください。和訳は修飾先と対比を落とさず、文の骨格を一度短く示してから日本語に直します。
日々の英語は、単語の確認、文法の短い演習、段落の要旨を一文でまとめる練習を組み合わせます。内容一致は自分の科学知識で判断せず、本文の該当箇所と照合。工学に関心があっても、専門知識で読解を飛ばさないようにしましょう。
国語選択は、前期で完結するか後期まで備えるかを先に決める
建築・情報メディアの通常型・英語外部は、前期に国語を使えます。物理・化学と比べるときは、学校の評定や好き嫌いだけでなく、範囲に合う問題を同じ制限時間で解いた得点と再現性を見ます。数学Ⅲと英語等の必須科目を維持しながら、国語の読解・記述を仕上げる時間があるかも確認します。
ただし、国語中心の準備では、そのままロボメカの通常型・英語外部、3学科の後期通常型・英語外部へ進めません。後期まで選択肢を残したいなら、物理か化学を受験できる状態にしておく必要があります。指定情報資格があれば前期情報系外部を検討できますが、後期にその方式はありません。
Edurouteの大学受験対策は、数学・物理・化学・生物・英語を中心とします。この記事は国語選択の制度を説明するもので、国語指導を提供するという案内ではありません。国語の実際の答案確認は、学校や対応する指導先で進めてください。情報系資格や共テ情報の専門指導についても、この記事で提供を約束するものではありません。
科目の変更は、得点に伸び悩むたびに繰り返すと完成を遅らせます。たとえば「次の2週間は同じ範囲・時間で2回解き、失点の種類と得点の幅を記録して比較する」と決め、併願先の指定と一緒に判断しましょう。生物を主に学んでいる人は、共通テスト利用と独自試験の理科指定を特に分けて考えます。
出願・合格発表・納入期限を、一つの予定表にする
日付はすべて2027年です。前期通常型・英語外部・情報系外部は同じ出願期間・試験日です。共通テスト利用の「試験」には、大学独自の試験を含みません。
| 選抜 | 出願期間 | 試験 | 合格発表 | 納入期限 |
|---|---|---|---|---|
| 共テ前期 | 1月7日〜15日 | 共テ本試験1月16・17日等の成績を利用 | 2月12日 | 入学金2月19日、授業料等3月3日 |
| 前期通常型・英語外部・情報系外部 | 1月7日〜20日 | 2月1日〜5日から選択 | 2月12日 | 入学金2月19日、授業料等3月3日 |
| 後期通常型・英語外部 | 2月12日〜18日 | 2月27・28日から選択 | 3月8日 | 3月15日 |
| 共テ後期 | 2月25日〜3月9日 | 当該年度共テの成績を利用 | 3月19日 | 3月25日 |
共テ前期の出願締切は、本試験より前の1月15日です。共テ後期は自己採点後の検討が可能ですが、前期と同じ募集枠や入試結果ではありません。前年の共テ成績も使えません。
インターネット登録は開始日10時から最終日15時まで。最終日15時までに、支払方法を確定した登録を行う必要があります。その後の検定料納入・反映を含む要項の手順と、簡易書留・速達での出願書類郵送(期間最終日の消印有効)をすべて満たして出願完了です。登録画面を保存しただけでは完了しません。
郵便局の窓口営業時間を調べ、調査書や資格証明書を先に準備します。支払反映やシステム手続に余裕を取り、最終日15時直前の登録を標準の予定にしないでください。試験会場も日程によって異なるので、登録した受験票の指定会場までの交通と集合時刻を確認しましょう。
国公立大学一般選抜の受験者には、合格後の申請により授業料等を3月25日まで延納できる案内があります。入学金は延納できません。奨学金については3月3日までに全額納入する条件が別にあるので、延納できることと給付対象を維持できることを混同しないでください。
根拠:2027年度要項6〜9・11・13・15・17・24〜27・40〜42ページ。
検定料は学科×方式×日付で数え、前期と後期を分ける
独自試験の前期3選抜は、2月1日〜5日分を合算して併願割引を適用します。後期2選抜も2月27・28日分を合算しますが、前期と後期を通して一つの出願数にする制度ではありません。共テも前期と後期は別です。
| 出願数 | 独自試験の同一日程内合計 | 共テの同一期内合計 |
|---|---|---|
| 1 | 33,000円 | 15,000円 |
| 2 | 50,000円 | 25,000円 |
| 3 | 60,000円 | 30,000円 |
| 4 | 70,000円 | 35,000円 |
| 5 | 80,000円 | 40,000円 |
| 6以降 | 1出願追加ごとに10,000円 | 1出願追加ごとに5,000円 |
独自試験で1日に建築・情報メディア・ロボメカの通常型へ出願すれば3出願です。英語外部を同じ3学科へ追加すれば6出願。別日に同じ学科を追加しても出願数は増えます。共テでは、一つの学科を二つの方式で出願すれば2出願と数えます。
自作費用例:3学科を通常型と英語外部で併願する
英語資格を満たし、同じ試験日に3学科の通常型+英語外部へ出願すると、独自試験は6出願・90,000円です。3学科を含むので選択科目は物理か化学とし、通常型に必要な英語も受験します。
共テ前期を同じ3学科の3教科方式+4教科[情報]で併願すると、こちらも6出願・45,000円。両方の検定料は135,000円です。二つの出願区分を合わせて12出願として、独自試験の割引表に入れる計算ではありません。
さらに指定情報資格があり、同日3学科の情報系外部を追加するなら、独自試験は9出願で120,000円になります。出願を増やす前に、進学を希望する学科か、資格書類が整うか、連続受験の疲労がないかも確認します。以上の費用には別途の事務手数料、郵送、交通・宿泊、入学手続金等を含みません。
根拠:2027年度要項21・30ページ。
高1・高2から本番まで、科目の完成順と答案の確認を決める
次の表は編集部の学習計画例です。学校の進度や現在の学力に合わせて前後させます。大学が指定する教材・学習時間・完成期限ではありません。
| 時期 | 主に進めること | 次へ進む確認 |
|---|---|---|
| 高1〜高2前半 | 数学Ⅰ・A・Ⅱの基本、数列・ベクトル、英語の語彙・構文。理科の基礎 | 解説を閉じ、基本問題の立式と根拠を再現できる |
| 高2後半〜高3夏 | 数学Ⅲの微積分と数学Cを進め、物理または化学の全範囲を一巡する | 未習・未定着の単元を一覧にして、週単位で減らせる |
| 高3秋〜冬 | 過去問を科目別・日程別に解き、記述と時間配分を直す。資格と証明書を確認 | 初見答案の失点理由と、翌週の再現結果を記録できる |
| 出願前 | 学科×方式×日付×解答科目の表、共テ方式、費用・納入期限を確定する | すべての出願先で科目と書類の指定が一致している |
| 共テ後〜独自試験 | 受験科目を維持し、短い復習と本番時間の演習を組み合わせる | 連続日程でも睡眠・移動を含めた予定が成立する |
2026年10月時点で受験学年の人は、まず一日分を解き、残り期間を「全範囲の穴を埋める時間」「標準問題の再現」「過去問と答案修正」に分けます。数学Ⅲが未完成なら、微積分の基本計算だけでなく、グラフ・接線・面積の流れを優先。英語は毎日短く触れ、理科は苦手分野を先送りしないようにします。
過去問は、初見得点と解き直し得点を別の欄に記録します。同じ問題で正答できたことは理解確認にはなりますが、初見で時間内に解く力の証明にはなりません。別日程の問題を使い、修正した方針が再び使えるかを確認しましょう。
保護者と確認するのは、倍率だけでなく、どの学科へ進学したいか、受験日にどの科目を解くか、検定料と入学金をいつ用意するかです。指導先へ相談する場合は、模試の判定だけでなく、実際の答案・残り時間・科目指定の表を持っていくと、追加演習か答案添削かを具体的に判断できます。
出願前によくある疑問
建築学科は、国語と英語だけで受けられる?
受けられません。前期に国語を選べる方式でも、数学Ⅲを含む数学が必要です。通常型は数学・国語・英語、英語外部は指定資格を満たして数学・国語。情報系外部なら指定情報資格を満たして数学・英語です。
国語で建築と情報メディアを受け、ロボメカも同時に判定される?
ロボメカの通常型・英語外部は国語を指定していません。そこまで同時に受けるなら物理か化学が必要です。ただし、ロボメカを情報系外部で出願するケースでは、指定情報資格と数学・英語が必要になるため、方式を分けて確認します。
英語と情報の両方の資格があれば、当日の英語も理科も免除される?
各方式の必要科目は合算して考えます。英語外部は数学+選択科目、情報系外部は数学+英語。両方式に出願するなら、数学・指定選択科目・英語を受験します。資格を組み合わせて数学だけの新しい方式を作ることはできません。
共テの生物・国語・情報で、独自試験の指定を代用できる?
できません。共テ利用と独自試験は別の出願・判定です。共テも数学2科目・英語・指定理科が必要で、国語・情報だけで数学や理科を全部外す方式ではありません。
合格最低点と225点のどちらを目標にすればよい?
最低点は過去年度の平準化後の結果、225点は前期通常型の奨学生候補者基準です。意味が異なります。過去問では素点と失点理由を記録し、各科目で上積みできる部分を見つけてください。どちらかの表示点数を超えたことだけで、翌年度の合格や給付が保証されるわけではありません。
参考資料
制度は2027年度最終要項を優先し、2026年度結果と2025年度問題を別年度の資料として使用しました。確認日は2026年10月11日です。
- 2027年度入学者選抜要項・公式案内、要項PDF:7〜8ページ(共テ)、10・12・14・16・18ページ(科目・資格・判定)、21ページ(検定料)、24〜29ページ(出願・証明書)、40〜42ページ(納入・延納・奨学金)。
- 前期一般選抜、前期英語外部試験利用、情報系外部試験利用。
- 後期一般選抜、後期英語外部試験利用、共テ前期、共テ後期。
- 未来科学部、建築学科、情報メディア学科、ロボット・メカトロニクス学科、3つのポリシー。
- 東京千住キャンパス学生要覧、未来科学部2026年度学生要覧PDF:大学での学び・カリキュラムの参考。
- 公式過去問案内、2025年度公式過去問題集:出題一覧と問題原本を確認。2026年度問題本文を直接読んだ資料とは扱っていません。
- 公式入試結果一覧、2026年度一般選抜結果PDF:前期通常型・英語外部の3学科の数値と注記。
- 河合塾Kei-Net・東京電機大学入試科目、入試結果、旺文社パスナビ・未来科学部入試科目:科目表・結果の補助照合。パスナビで確認できた科目表は2026年度表示のため、2027年度の根拠は公式要項としました。
- じゅけラボ・未来科学部対策、スプリング・未来科学部の入試傾向と対策、EIMEI予備校・一般選抜の傾向と対策、理系のための備忘録・東京電機大学数学:説明項目・学習上の論点を比較。制度・点数・年度・解答形式は公式資料で確認し、民間記事の表現をそのまま転載していません。
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