大学受験
芝浦工業大学・システム理工学部の一般選抜対策|数理400点・生物選択と勉強法
芝浦工業大学システム理工学部の2027年度一般選抜を解説。5課程11コース、数理科学のA・後期400点、生命科学の生物選択と同日併願制限、英語資格、共通テスト500・910点を整理。数学・物理・化学・生物・英語の対策を自作例で紹介します。
芝浦システム理工は、数理科学の配点と生物の併願条件を先に確認する
芝浦工業大学システム理工学部の一般選抜では、数理科学コースの数学の重みと、生命科学課程3コースの生物選択を分けて確認することが重要です。
数理科学コースの前期A・全学統一A・独自後期は、数学200点・理科100点・英語換算100点の400点満点です。他の10コースは同じ方式で300点満点ですが、B方式は数理科学を含む全11コースが数学200点・理科100点の300点満点です。数理科学だからB方式の数学をさらに2倍、という扱いではありません。
生命科学・医工学・スポーツ工学の3コースは、独自理科で物理・化学の4題選択に代えて、生物を選べます。ただし、生物は出願時に申請し、生物を選ぶと同じ試験日にこの3コース以外を併願できません。医工学と機械・電気、スポーツ工学とメディアなどを併願したい人ほど、この条件が受験計画に関わります。
本記事は5課程11コースの一般選抜を対象とし、学校推薦型・総合型などは扱いません。制度・科目・配点・日程は公開済みの2027年度一般入学者選抜要項、問題分析・入試結果は2026年度で分けています。確認日は2026年10月5日です。出願時には大学公式の訂正・追加案内も確認してください。
計算例、実験データ、英文、時間配分、学習案は編集部の自作・提案です。大学の問題・採点基準や、実在する生徒の結果、合格保証を示すものではありません。
出典:2027年度要項の公開案内、要項本文10〜14・31ページ。
2026年の改組後は、5課程11コースから学びを調べる
システム理工学部は2026年4月に学科制から課程制へ移行しました。情報4コース、機械・電気1コース、建築・環境2コース、生命科学3コース、数理科学1コースで構成され、1〜4年次を大宮キャンパスで学びます。工学部のように3年次から豊洲へ移る学年配置ではありません。
「システム」とは、情報システムだけを指す名称ではありません。人、もの、技術、環境などの関係を捉え、複数の分野を結びつけて問題を解決する考え方を学びます。公式カリキュラムでは、専門科目をまとめた「モジュール」と、システム工学・SDGs・キャリアデザイン・アントレプレナーシップなどの学際科目が位置づけられています。
| 課程・コース | 学びを比べる視点 |
|---|---|
| 情報課程・IoTコース | センサー、電子回路、通信、制御など、現実のものとデジタル情報をつなぐ仕組みを調べます。機器のデータをどう取得し、どこへ伝え、どう使うかに注目します |
| 情報課程・ソフトウェアコース | ソフトウェア工学、プログラミング、ネットワーク、AIなどを調べます。動くプログラムを書くことに加え、設計、検証、複数機器との連携へ関心を広げます |
| 情報課程・メディアコース | 画像・音響、インタラクティブなシステム、VRなどを調べます。映像を見る・作ることから、情報を処理し、人の体験を評価する仕組みへつなげます |
| 情報課程・データサイエンスコース | データ分析、社会の仕組み、シミュレーションなどを調べます。分析結果だけでなく、収集条件、予測の前提、意思決定との関係に目を向けます |
| 機械・電気課程・機械・電気コース | 機械と電気を基盤に、熱流体、モビリティ・ロボティクス、デザインなどを組み合わせます。装置の構造、動作、制御、利用を一緒に考えます |
| 建築・環境課程・建築コース | 空間、構造、環境・設備、建築の生産やデジタル技術などを調べます。建物を設計するだけでなく、生活・安全・快適さ・社会との関係を考えます |
| 建築・環境課程・環境・都市コース | 都市・環境、エネルギー、政策、環境ビジネスなどを調べます。技術に加え、地域の課題、データ、制度、社会で実行する方法へ関心を広げます |
| 生命科学課程・生命科学コース | 分子・遺伝子・細胞から個体までの生命現象を調べます。食品、創薬、環境などの関心を、反応・機能・分析・実験へ具体化します |
| 生命科学課程・医工学コース | 生体の機能と、それを回復・補助する医療・福祉の技術を調べます。生物の理解に加え、機器、力学、情報処理などを結びつけます |
| 生命科学課程・スポーツ工学コース | 身体運動、計測、データ解析、機器などを調べます。競技成績だけでなく、健康、トレーニング、リハビリテーションとの関係を考えます |
| 数理科学課程・数理科学コース | 純粋数学と応用数学、数理モデル、シミュレーションなどを調べます。計算する力に加え、前提を定め、論理を説明し、現象を数式で捉える力へつなげます |
例えば「人の動きを計測したい」なら、メディアの画像処理、IoTの計測機器、スポーツ工学の身体運動、医工学の機能回復で扱う問いが異なります。コース名に惹かれたら、授業・モジュール・研究室のテーマを比べ、何を測り、何を説明・改善したいかを整理しましょう。
建築コースは、別学部である建築学部のAP・SA・UAコースとは異なる募集区分です。情報課程の4コースも、工学部の情報・通信工学課程とは別です。旧学科名が残る資料は対象年度を確認し、志願書では改組後の正式名称を使います。分野横断の制度を、条件なくどのコースへも移れる保証として理解しないことも大切です。
出典:システム理工学部、改組と学びの特徴、5課程11コース。
A・B・後期の配点は、数理科学を別行で確認する
大学独自試験を使う方式は、前期A・前期B・全学統一A・全学統一B・独自後期です。独自後期にB方式はありません。数学と理科は各90分で、英語の大学独自試験は実施しません。
| 対象・方式 | 科目と配点 |
|---|---|
| 数理科学以外の10コース・前期A/全学統一A/独自後期 | 数学100+理科100+英語換算100=300点 |
| 数理科学コース・前期A/全学統一A/独自後期 | 数学200+理科100+英語換算100=400点 |
| 全11コース・前期B/全学統一B | 数学200+理科100=300点。指定英語資格を出願条件に使い、資格点は判定点へ加えません |
| 全11コース・共通テスト前期/後期3教科型 | 数学200+理科100+英語200=500点。大学独自試験はありません |
| 全11コース・共通テスト前期/後期6教科型 | 国語110+情報100+地公100+数学200+理科200+英語200=910点。大学独自試験はありません |
同日のA・Bへ併願すれば、1回受けた数学・理科の成績を使って、それぞれの方式で判定を受けます。B方式を増やすことで、その日に数学を受け直せるわけではありません。
自作の配点モデルで、数学の元の得点78/100、理科64/100、英語の一次換算82/100を考えます。他の10コースのAは78+64+82=224/300、数理科学Aは156+64+82=302/400、全コースのBは156+64=220/300になります。
このモデルで数学を10点上げたとき、通常のAは10点分、数理科学AとBは20点分の配点に相当します。数理科学Aは英語を含む400点、Bは英語点を含まない300点で、数学200点という部分が共通でも判定の構成は異なります。
実際の独自試験では全科目の得点を偏差値換算して判定し、換算式は非公表です。上の素点モデルは配点を理解するための説明で、実際の判定点や合格最低点を再現しません。モデルの得点率だけで方式の有利・不利や合格確率を決めないでください。共通テスト利用の4方式はこの偏差値換算を行いません。
出典:2027年度要項6〜15・44ページ、一般入学者選抜FAQ。
生命科学3コースは、生物と物理・化学を出願時に分ける
独自理科の選択は、3科目の大問を自由に混ぜる制度ではない
情報・機械電気・建築環境・数理科学の8コースは、物理4題・化学4題の計8題から任意の4題を選びます。生命科学課程の3コースは、それに代えて生物基礎・生物を選ぶこともできます。いずれも90分・100点です。
| 理科の受け方 | 選択・併願の条件 |
|---|---|
| 物理・化学 | 問題を見て計8題から4題。物理4題、化学4題、両科目を組み合わせる選択ができます |
| 生命科学3コースで生物 | 出願時に生物を申請します。物理・化学の選択に代わる別の受験科目です |
| 生物で同日併願 | 生命科学・医工学・スポーツ工学の3コース内での併願が対象。この3コース以外の募集区分は同じ試験日に併願できません |
| 生命科学3コースと他募集区分を同日併願 | 出願時に「物理・化学」を選ぶ必要があります |
「物理1題・化学1題・生物2題」のように3科目を混ぜたり、当日問題を見てから生物へ切り替えたりする制度ではありません。検定料納入後は理科選択などを原則変更できないため、出願画面で選択と併願先を一緒に確認してください。
同じ日と別の日で、併願できる組合せが変わる
例えば医工学と機械・電気は、前期の指定日がともに2/3です。この日の両コースを併願するなら物理・化学を選びます。医工学を生物で受験し、同じ日に機械・電気も判定を受けることはできません。
一方、前期で情報課程は2/2、生命科学課程は2/3です。情報課程を2/2に物理・化学で受験し、2/3の生命科学課程を生物で受験するように、別日の出願・受験を組むことはできます。制限は「同一試験日」の条件なので、生物を使う人は他日程・他大学を含めて理科の準備負担も見積もりましょう。
全学統一2/4と独自後期2/21は、全11コースの試験日が同じです。ここで生物を使うなら、同日併願は生命科学課程3コースの範囲になります。共通テスト利用では、独自試験と別の指定科目表に従います。例えば情報課程や数理科学コースでも、共通テストの指定理科に生物・地学が含まれます。
出典:2027年度要項10〜14・31ページ。生物申請と同日併願の制限は31ページで確認しています。
英語は、A・後期の換算点とBの資格基準を分ける
A・後期は英検CSEか2027年度共通テスト英語を得点化する
前期A・全学統一A・独自後期は、英検の4技能CSEスコアまたは2027年度共通テスト英語を使います。数理科学の400点満点でも、英語の配点は100点です。
| 利用成績 | 一次換算と採用方法 |
|---|---|
| 英検CSE | (CSE−1450)÷10。100点超は100点、0点未満は0点として扱います |
| 共通テスト英語 | (リーディング100点満点+リスニング100点満点)÷2 |
| 両方を提出 | 一次換算した高い方を採用し、その後に偏差値換算します |
自作例で、英検CSE2230なら78点、共通テストR88・L76なら82点なので、両方を提出すると82点を採用してから偏差値換算します。82点をそのまま最終判定の英語点と解釈しないでください。
英検は級の合否ではなくCSEで判断しますが、4技能の成績が必要です。従来型で二次試験を受けず、スピーキングの成績がなければ使えません。A方式にB方式のCSE1980基準を当てはめることも誤りです。
英検CSE2450からの一次換算は100点で、それを超える計算値にも上限100点が適用されます。共通テストのリスニングが公的に免除された場合はリーディングを200点満点へ換算しますが、自分でリスニングを欠席することとは異なります。TEAPやGTECをAの英語得点へ同じ式で代入する制度ではありません。
B方式の英語は出願条件で、加点や高得点採用ではない
B方式は指定英語資格の基準を満たして出願し、数学・理科で判定を受けます。資格間に有利・不利はなく、基準以上の資格点を判定点に加えません。共通テスト英語だけではBの出願資格を満たせません。
| 資格・検定 | 2027年度B方式の基準 |
|---|---|
| TOEFL iBT | 旧スケール42以上。新旧の成績を受け付けますが、判定・出願時入力は旧スケールです |
| TOEIC L&R+S&W | 790以上。L&Rだけではなく、指定の4技能の組合せと証明書を確認します |
| TOEIC Bridge L&R+S&W | 170以上。4技能の組合せを確認します |
| ケンブリッジ英語検定 | 140以上。対象形式・証明書は要項30ページを確認します |
| GTEC | 930以上。OFFICIAL SCOREのみ有効で、アセスメント版は無効です |
| IELTS | 4.0以上。Academicの指定証明書を使用します |
| TEAP | R/L+W+Sの4技能225以上。同一受験回の成績を使います。TEAP CBTは無効です |
| 英検 | 4技能CSE1980以上。級の合格そのものを条件にする方式ではありません |
TOEFLの尺度変更を理由に、他大学の新スケール基準を芝浦へ移さないでください。資格の詳しい種類・証明書は要項30ページを読み、L&Rのみの点、別の受験回の良い技能だけを寄せ集めた成績などで条件を満たしたと判断しないようにします。
証明書の形式と有効期間も、出願条件の一部になる
大学独自の有効期限はありませんが、出願締切日に試験主催団体の有効期間内である必要があります。英語資格を使う場合は、出願登録・検定料納入前に指定証明書を手元へ用意します。試験の受験日だけでなく、結果発表・証明書取得まで逆算してください。
英検は、4技能CSEが確認できる要項指定の合格証書・合格証明書・CSEスコア証明書・個人成績表などのコピーを使います。デジタル証明書の提出、その画面のコピー、スコア確認画面の印刷は無効です。一方、TOEICにはデジタル公式認定証を使える案内があるなど、書類形式は試験ごとに異なります。
TOEICのIP、IELTSのOne Skill Retake・General Training・Online、TOEFLのOfficial Score Report・ITP・MyBestなどは除外されています。TOEFLはTest Taker Score Reportを指定しています。
TOEFL Home Editionについては要項内に矛盾があります。確認日時点の30ページの表はHome Editionを有効とし、同ページ末尾は自宅受験版をすべて無効としています。資料だけでは整合させられないため、本記事では利用可否を断定しません。利用予定の方は、大学の訂正案内・入試課への確認で、2027年度とその試験形式の扱いを確定してください。
A方式で2027年度共通テスト英語を使う人に、共通テスト前の出願時点で未来の成績証明を求めるという意味ではありません。共通テスト成績を利用する手続は、要項の案内に沿って行います。
出典:2027年度要項11・13・15・29〜31ページ、一般入学者選抜FAQ。
共通テスト利用は、全11コース共通の500点・910点
数理科学でも、共通テスト利用の数学をさらに倍にする方式ではありません。独自生物の同日併願制限も、そのまま共通テスト利用へ適用する条件ではありません。方式ごとの科目表で確認しましょう。
3教科型は、数学2科目・指定理科1科目・英語
前期・後期とも3教科4科目で500点満点、大学独自試験はありません。
| 科目 | 配点・条件 |
|---|---|
| 数学 | 数学Ⅰ,数学A100点+数学Ⅱ,数学B,数学C100点。両方必須、計200点 |
| 理科 | 物理・化学・生物・地学から1科目100点。2科目受験した場合は第1解答科目を採用します |
| 英語 | R100点+L100点、計200点 |
国語・地歴公民・情報Ⅰは、この3教科型の判定には入りません。理科基礎の組合せは対象外です。英検で共通テスト英語を代替する制度でもありません。
理科が第1生物85点・第2化学92点なら、3教科型は生物85点を使います。高い方の92点を自動採用しないため、共通テストの解答順は他大学の条件も含めて計画してください。
6教科型は、情報Ⅰと指定理科2科目が必須
前期・後期とも6教科8科目で910点満点です。
| 科目 | 配点・条件 |
|---|---|
| 国語 | 近代以降の文章部分のみ110点。古文・漢文を含む200点全体は使いません |
| 情報 | 情報Ⅰ必須100点。理科の代替選択ではありません |
| 地理歴史・公民 | 指定科目から1科目100点。2科目受験した場合は第1解答科目です |
| 数学 | 数学Ⅰ,数学Aと数学Ⅱ,数学B,数学Cの両方、計200点 |
| 理科 | 物理・化学・生物・地学から2科目、各100点、計200点。理科基礎の組合せは対象外です |
| 英語 | R100点+L100点、計200点 |
指定地歴公民は「地理総合,地理探究」「歴史総合,日本史探究」「歴史総合,世界史探究」「地理総合/歴史総合/公共」「公共,倫理」「公共,政治・経済」です。大学入試センターの受験方法と大学要項の指定を併せて確認します。
国語110点や情報100点を、他大学の110→100点・100→50点という換算へ変えないでください。国公立大学と併願する場合も、芝浦用の科目・配点で別に計算します。
自作例:3教科型と6教科型で、使う成績を分ける
数学ⅠA80点・ⅡBC77点、英語R88点・L76点、理科第1生物85点・第2化学92点、国語の近代以降94点、情報Ⅰ89点、地公第1解答71点とします。
| 方式 | この例で使う点数 |
|---|---|
| 3教科型 | 数学157+第1理科85+英語164=406/500点 |
| 6教科型 | 国語94+情報89+地公71+数学157+理科177+英語164=752/910点 |
| A・独自後期の英語の一次換算のみ | 英語164÷2=82/100点。その後に偏差値換算します |
6教科型では第2理科も使います。独自入試で生物を選ばないコースでも、共通テスト利用は指定の生物を使えます。この違いを理解すると、生命科学課程以外との併願を考える際にも、使える方式を整理しやすくなります。
出典:2027年度要項6〜9ページ。
前期のコース指定日と、出願・納入期限を管理する
前期A・Bの試験日は、コースごとに指定されています。同じコースを2/1・2/2・2/3のすべてで受け直す制度ではありません。
| 2027年度前期の試験日 | システム理工学部の対象 |
|---|---|
| 2/1(月) | 数理科学コース |
| 2/2(火) | 情報課程のIoT・ソフトウェア・メディア・データサイエンス |
| 2/3(水) | 機械・電気、建築、環境・都市、生命科学、医工学、スポーツ工学 |
全学統一は2/4(木)、独自後期は2/21(日)です。生物の同日併願条件を満たす範囲で、複数の募集区分へ出願できます。前期で別日のコースを併願すれば各日受験し、全学統一では1回の数理成績で出願先の判定を受けます。
| 方式 | 出願・試験・発表・納入金締切 |
|---|---|
| 前期A・B | 出願1/7(木)〜1/15(金)、試験は上表の指定日。発表2/14(日)。第1次納入2/20(土)、第2次納入3/14(日) |
| 全学統一A・B | 出願1/7〜1/15、試験2/4(木)。発表2/14。第1次納入2/20、第2次納入3/14 |
| 共通テスト前期3・6教科型 | 出願1/7〜1/15、共通テスト1/16(土)・17(日)。発表2/14。第1次納入2/20、第2次納入3/14 |
| 独自後期 | 出願2/5(金)〜2/15(月)、試験2/21(日)。発表3/1(月)。第1次納入3/5(金)、第2次納入3/14(日) |
| 共通テスト後期3・6教科型 | 出願2/5〜2/15、1月の2027年度共通テスト成績を利用。発表3/1。第1次納入3/5、第2次納入3/14 |
表の出願期限は、国内の書類郵送について消印有効です。Web登録・検定料支払い・郵送は別の作業で、各期限を要項で確認します。海外出願は個別の条件を確認してください。
前期・全学統一・共通テスト前期は、共通テストの自己採点前に出願が締め切られます。共通テスト後期は2月に出願するため、1月の結果を踏まえて検討できます。後期のための共通テスト再受験はありません。
独自試験は数学10:00〜11:30、理科13:00〜14:30、9:30着席です。要項は印刷した受験票と、有効期限内の顔写真付き本人確認書類の原本を持参するよう指定しています。会場は受験票で確認し、希望した会場が必ず割り当てられると考えないでください。
合格後は第1次・第2次の納入だけでなく、必要書類等を含む入学手続を管理します。別大学の合格発表・手続締切とも並べて確認すると、進学先の判断と費用の準備を進めやすくなります。併願数だけから合格機会が単純に数倍になるとは計算できません。
出典:2027年度要項6〜16・31・34ページと入学手続の案内。
数学は、数学Ⅲまでの理解と記述の再現を両方育てる
独自数学の範囲は、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A、数学Bの数列、数学Cのベクトル・平面上の曲線と複素数平面です。独自数学Bの範囲を、共通テスト数学ⅡBCの準備へそのまま使わないでください。
2026年度前期の大学提供分析では、数学は4大問・90分、Ⅰ・Ⅲが空欄補充、Ⅱ・Ⅳが計算過程を記す記述式です。数理科学の配点200点は、問題数や試験時間が他コースの2倍になるという意味ではありません。
| 2026年度前期 | 大学提供分析で確認した主な分野 |
|---|---|
| 2/1・数理科学の指定日 | 比例式・平面図形の小問、複素数平面、空間ベクトル、数学Ⅲの積分 |
| 2/2・情報課程の指定日 | 集合の個数・楕円・期待値の小問、数列、三角関数と数学Ⅲの積分、面積・体積 |
| 2/3・他6コースの指定日 | 三角関数・多項式の除法・データ分析の小問、楕円、平面分割・平面図形、数学Ⅲの積分 |
ここで使ったのは大学提供の2026年度前期分析です。一部の公式案内先の問題ファイルには閲覧制限があり、すべての問題原本を直接確認したという扱いではありません。2027年度の題数・配置・形式は出題方針と当日の冊子を優先し、全学統一・後期へ同じ形式と断定して移さないでください。
自作例1:関数の増減を確認してから、面積を積分する
0≦x≦2で f(x)=x/(1+x²) を考えます。商の微分により、f′(x)=(1−x²)/(1+x²)²です。分母は正なので、0≦x<1で増加、1<x≦2で減少し、最大値はx=1で1/2です。
面積は∫₀² x/(1+x²)dx=[1/2 log(1+x²)]₀²=1/2 log5です。logは自然対数とします。分母の微分が分子の2倍であることに注目すれば、置換の見通しを立てられます。
さらにf″(x)=2x(x²−3)/(1+x²)³なので、内部の変曲点はx=√3です。最大になる点x=1と、曲がり方が変わる点√3を混同しないでください。計算を終えたら、導関数の符号、区間の端点、面積の正負まで確かめます。
自作例2:漸化式は、形を変えて一般項と和へつなげる
a₁=1、aₙ₊₁=3aₙ+2を満たす数列を考えます。両辺に1を加えるとaₙ₊₁+1=3(aₙ+1)です。bₙ=aₙ+1とおけば、初項2・公比3の等比数列なので、aₙ=2・3^(n−1)−1となります。
第n項までの和は、Sₙ=2(3^n−1)/(3−1)−n=3^n−1−nです。n=1で一般項・和がともに1、n=2でa₂=5、S₂=6になることを確かめます。
途中式では、等比になるよう何を加えたかを説明します。答えの暗記だけでは、係数や定数が変わる問題に対応しにくくなります。
自作例3:楕円は、長軸・短軸・焦点を分ける
x²/16+y²/9=1は、中心が原点で、長半径4・短半径3の楕円です。焦点は(±√7,0)であり、(±4,0)は長軸の端点です。焦点距離の関係c²=4²−3²を使います。
x=4cosθ、y=3sinθとおくと、円のパラメータ表示との関係が見えます。面積はπab=12πです。数値だけでなく、どの軸が長いか、焦点がどの方向にあるかを図で確認してください。曲線・ベクトル・複素数は、同じ図形条件を別の表し方へ翻訳する練習も有効です。
数学200点の方式でも、時間配分は90分で設計する
2026年前期4大問を使う配分案は、全体確認3分、Ⅰ16分、Ⅱ23分、Ⅲ18分、Ⅳ25分、見直し5分で計90分です。これは編集部の練習案で、大学の指定配分ではありません。
空欄補充は答えの符号・数値・分母を、記述は文字の定義、適用条件、計算過程を点検します。数理科学では数学の重みが大きい分、日程・年度を変えても得点が崩れないかを見てください。数学だけの高得点で安心せず、理科と英語も含む判定構成を保ちます。
出典:公式出題方針、公式2026年度過去問題案内、大学提供・2026年度数学分析。
物理は、対象を分けて法則と条件を整理する
2027年度の独自物理は物理基礎・物理の全範囲です。2026年前期の大学提供分析では4大問で、数式・数値・記号などの解答を記入し、計算過程や理由の記述を求めない形式です。力学・電磁気に加え、熱、波、原子まで準備します。
物理・化学を選ぶ人は計8題から4題を解くため、選択にかかる時間も90分へ含めます。主力科目を1つ完成させる計画と、両科目で選択肢を増やす計画を、残り期間と本人の演習結果から比べてください。入学後の学びに物理が重要なコースでも、それを独自試験で物理しか選べない指定と読み替えないようにします。
自作例1:止まる距離を、運動方程式と仕事から確認する
質量1.00kgの物体が、水平面を初速5.00m/sで滑ります。動摩擦係数0.200、重力加速度10.0m/s²で、空気抵抗を無視します。滑っている間の垂直抗力は10.0N、摩擦力は2.00Nです。
運動方向を正とすると加速度a=−2.00m/s²なので、止まるまでの時間は2.50秒です。v²−v₀²=2asから停止距離は6.25mになります。
仕事で確認すると、初めの運動エネルギー12.5Jを摩擦の仕事2.00×6.25=12.5Jが失わせます。減速する符号、滑っている時間だけに式を適用する条件を確認してください。停止後まで同じ加速度を延長して逆向きに動き出す計算にはしません。
自作例2:内部抵抗を、外部回路と分ける
起電力12.0V・内部抵抗1.00Ωの電池に、3.00Ωの抵抗Aと、6.00ΩのB・3.00ΩのCを並列にした部分を直列接続します。
B・Cの合成抵抗は2.00Ω、外部全体は5.00Ω、内部を含めて6.00Ωです。電池の電流は2.00A、端子電圧は12.0−2.00×1.00=10.0Vになります。起電力12.0Vをそのまま外部の電圧として使うと、内部の電圧降下を落とします。
Aの電圧降下は6.00Vなので、並列部分は4.00Vです。Bの電流は2/3A、Cは4/3Aで合計2.00A。電池の供給する電力24.0Wは、外部で消費する20.0Wと内部抵抗の4.00Wに分かれます。電流の和、電圧の和、電力の関係を別々に確認しましょう。
復習では、対象の取り違え、正方向、保存則・法則の選択、単位、回路操作の条件を分けます。答案に途中式を書かない形式でも、練習では自分の立式を残して誤りの位置を特定してください。
出典:大学提供・2026年度物理分析、2027年度出題方針。
化学は、反応式から数量と構造をつなげる
独自化学の範囲は化学基礎・化学の全範囲です。2026年前期の大学提供分析では、化学4大問にマーク・記述・計算、化学式や漢字での用語などが含まれます。大問の中で理論・計算・無機・有機が混在するため、得意な分野名だけで選ぶと後半で止まることがあります。
理論の数量計算、無機の物質・反応条件、有機・高分子の構造と反応を、別々の暗記で終えないようにします。理科4題の選択では、冒頭だけでなく後半の設問と計算量を確認してください。
自作例1:酸化還元滴定は、電子と係数を合わせる
Fe²⁺を含む溶液を硫酸酸性にし、0.0200mol/LのKMnO₄溶液15.0mLでちょうど反応させたとします。他に還元される・酸化される物質はない条件です。
イオン反応式は、MnO₄⁻+8H⁺+5Fe²⁺ → Mn²⁺+5Fe³⁺+4H₂Oです。Mnが受け取る電子5個に、Fe²⁺が1個ずつ放出する電子を合わせます。
MnO₄⁻は0.0200×0.0150=3.00×10^(−4)molなので、Fe²⁺は5倍の1.50×10^(−3)molです。Feの原子量を56とすると、Feに相当する質量は0.0840gです。
15.0mLを15.0Lとして計算する単位ミス、Feとの係数比を1:1とするミスを分けて点検します。酸性の条件、原子数、左右の総電荷が合うことも確認してください。
自作例2:エステルの構造は、加水分解の生成物から決める
飽和・非環式で一価カルボン酸からなるエステルの分子式をC₄H₈O₂とします。アルカリ加水分解で生じるアルコールがメタノールとわかれば、エステルのアルコール側は−OCH₃です。
残りの炭素は酸側の3個なので、構造はCH₃CH₂COOCH₃(プロピオン酸メチル)になります。分子式だけでこの構造へ決めたのではなく、生成するアルコールという追加条件を使っています。
原子量をC12・H1・O16とすると分子量は88です。4.40gを完全に加水分解した場合は0.0500molで、メタノールも同じ0.0500mol、質量は32×0.0500=1.60gです。アルカリが十分にあり、反応が完全に進むという条件を確認します。
有機は分子式、構造式、官能基、反応前後の炭素数を区別します。誤答時には候補の数え漏れ、条件の未使用、係数比、用語・構造式の書き方のどこで失点したかを記録しましょう。
出典:大学提供・2026年度化学分析、2027年度出題方針。
生物は、用語・実験条件・図表の根拠を結びつける
生物は生命科学課程3コースで選べる90分・100点の科目で、範囲は生物基礎・生物の全範囲です。2027年度の公式出題方針は、基本概念・原理法則を活用する力、論理的に考える力、文章・グラフ・表から情報を読み取って解答へ応用する力を求めています。
確認時点では、公式案内先の2026生物問題ファイルに閲覧制限があり、大学提供のKei-Net分析にも生物の掲載を確認できませんでした。そのため本稿は、生物の過年度の題数や全マーク式などを未確認のまま断定せず、公式方針に基づく対策を示します。以下の数値はすべて自作例です。
自作例1:光合成の測定値と呼吸量を分ける
ある植物試料で、暗所では酸素が1時間あたり3.0mg減り、光を当てると1時間あたり7.0mg増えたとします。この測定条件で、明所と暗所の呼吸による酸素消費量が同じと仮定します。
明所の正味の増加7.0mg/hは、光合成による酸素発生から呼吸による消費を引いた値です。したがって光合成による酸素発生量は7.0+3.0=10.0mg/hです。正味の値と光合成そのものの量を混同しないでください。
もし明所と暗所で呼吸量が変わる条件なら、この単純な加算だけでは求められません。また、酸素の測定値を二酸化炭素の質量へ、そのまま同じ数値で置き換えることもできません。何を測ったか、単位は何か、どの仮定を使ったかを答案へ結びつけます。
自作例2:検定交雑で、組換え型の割合を求める
2遺伝子について、親がAaBbとaabbで、子の型が次のようになったとします。完全優性で型を識別でき、生存率や観察方法に偏りがない条件です。
| 子の型 | 自作の観察数 |
|---|---|
| AaBb | 420 |
| aabb | 420 |
| Aabb | 80 |
| aaBb | 80 |
aabbの親が作る配偶子はabなので、子の型からAaBbの親の配偶子を追えます。多いAB・abが親型で、少ないAb・aBが組換え型と考えると、組換え価は(80+80)/1000×100=16%です。
「少ない型1つの80/1000=8%」で終えると、もう一方の組換え型を落とします。また、独立なら常に1:1:1:1になる計算を、この結果へ無条件に当てはめないでください。連鎖の配置、識別条件、親の遺伝子型を先に整理します。
自作例3:対照をそろえて、阻害の解釈を限定する
酵素と基質の反応について、同じ温度・pH・酵素量・基質濃度・総体積で、初速度を比べます。薬品を加えた群の初速度が4、同量の溶媒だけを加えた対照群が12だったとします。単位は同じとします。
この条件では薬品を加えた群の初速度が対照の1/3ですが、その2値だけでは競争的阻害か、別の仕組みかを決められません。基質濃度を変える追加比較などが必要です。「反応が遅い」から「酵素が変性した」「酵素量が減った」へ飛躍しないようにします。
文章題では、変えた条件、そろえた条件、対照、測定量、結果、言える結論を分けます。用語を覚えた後、その用語を根拠つきで使えるかを自作の短文説明で確かめてください。
生物の学習は、単元を絞りすぎない
代謝、遺伝情報、体内環境、動物・植物の応答、生殖・発生、生態、進化などを、図・概念・実験へつなげて準備します。用語は名前だけでなく、働く場所、関わる物質、変化の向きまで確認します。
90分演習では、初めに全体と冊子の指示を確認する時間、解答、見直しを分けます。問題数を未確認のまま「1題何分」と固定せず、入手した日程の冊子に沿って配分を作ってください。物理・化学の8題から4題選択という手順を、生物へそのまま移さないことが大切です。
出典:2027年度出題方針・生物、2027年度要項10〜14・31ページ、公式過去問題案内。
英語は、資格取得と共通テストのR・Lを別に計画する
独自英語がないことを、英語学習が不要という意味へ広げないでください。A・後期は英語換算100点、共通テスト利用は英語200点を使います。Bの基準を満たした後も、A併願・共通テスト・他大学の条件で英語の必要量が変わります。
英検なら4技能とCSE、資格利用なら指定形式と証明書取得時期を確認します。共通テスト英語はRとLが100点ずつで、Lを軽視してよい配点ではありません。読む練習と聞く練習で、語彙・構文・情報保持・図表との対応のどこに課題があるかを分けましょう。
次の英文は自作です。
In twenty laboratory trials, the sensor detected the change eighteen times. Its performance outdoors has not yet been tested.
実験室の20試行中18回、変化を検知したことは読み取れます。ただし屋外で90%検知できる、誤検知が10%ある、どんな変化も検知できるという結論にはなりません。試験場所、試行数、測った性能、未検証の範囲を分けてください。
生物の実験考察と同じように、英語でも主張を支える条件を読むことが役立ちます。単語がわかっていても、not yetや比較対象を落とせば選択肢を誤ります。音声でも数値と単位、否定、条件を聞き取り、必要な情報へ結びつける練習をします。
2026年度結果は、数理科学の400点と300点を混ぜない
公式の2027年度入試ガイド14ページには、2026年度一般入学者選抜の結果があります。次の表は2026年前期A方式で、各行は「受験者数/合格者数/競争率/合格最低点」の順です。数理科学だけ400点満点、他10コースは300点満点です。
| コース | 2026年度前期A方式の結果 |
|---|---|
| IoT | 336人/71人/4.73倍/160.53点 |
| ソフトウェア | 600人/86人/6.98倍/169.80点 |
| メディア | 340人/72人/4.72倍/164.13点 |
| データサイエンス | 312人/75人/4.16倍/163.87点 |
| 機械・電気 | 436人/125人/3.49倍/159.62点 |
| 建築 | 347人/55人/6.31倍/173.37点 |
| 環境・都市 | 392人/97人/4.04倍/165.18点 |
| 生命科学 | 397人/113人/3.51倍/162.78点 |
| 医工学 | 259人/109人/2.38倍/156.55点 |
| スポーツ工学 | 100人/48人/2.08倍/153.58点 |
| 数理科学 | 655人/229人/2.86倍/215.08点(400点満点) |
例えば数理科学の最低215.08点を、他コースの最低点とそのまま数値だけで比べて難易度順に並べることはできません。満点に加え、独自試験は偏差値換算があるため、215.08/400から自宅採点の素点目標を決めることも避けてください。
B方式はすべて300点満点です。2026年前期の数理科学Bは、受験118人・合格39人・3.03倍・最低170.68点でした。Aの400点の結果とBの300点の結果を混ぜないようにします。前年の倍率が低かったコースを、翌年も入りやすい保証として扱うこともできません。
同じ2026年でも、ソフトウェアの前期Aは6.98倍、全学統一Aは13.00倍でした。これは方式ごとの受験者・合格者の実績で、個人の合格確率を示す値ではありません。募集人員、受験条件、本人の科目バランス、進学したい学びを合わせて判断してください。
出典:2027年度入試ガイド・2026年度結果14ページ、2027年度要項・合格の判定44ページ。
学習と出願の準備を、コース・理科・方式の順に組む
まず志望コースの学びを比べ、生命科学課程なら生物と物理・化学を選び、同日併願の候補を整理します。その後、A・Bの英語条件と配点、共通テスト利用の科目を確認します。科目を決めた後に併願不能へ気づくことを防ぐ順序です。
| 時期 | 学習と出願の確認 |
|---|---|
| 10月 | 志望コース、数理科学の配点、生物の同日制限を確認。過去問を診断に使い、数学の範囲漏れ、理科の到達度、英語資格・証明書の状況を整理します |
| 11月 | 数学Ⅲ・Cと数列の基礎を補い、記述を練習。理科は法則・反応・実験条件を説明できる形へ。資格は結果・証明書取得日を確認します |
| 12月 | 日程別90分演習と失点の解き直し。物理・化学は選択時間、生物は考察の根拠まで記録。共通テスト利用の科目不足を確認します |
| 1月 | 1/15締切の出願を共通テスト前に完了。英語R・L、数学2科目、理科解答順を確認。自己採点後は後期方式を検討します |
| 2月 | コース指定日の受験、2/15後期締切、2/21後期試験を管理。合格発表・納入・書類提出を他大学の日程と合わせます |
物理・化学選択の配分案は、8題を確認して4題を選ぶ5分、解答4題へ各19分、見直し9分で計90分です。例えば物理4題の見込みが16・15・8・6点で45点、物理2題と化学2題が16・15・18・17点で66点なら、練習上は混合選択を試す理由になります。ただし見込み点は本人の演習に基づく自作モデルで、実際の採点や、両科目準備が全員に有利という主張ではありません。
生物選択者は、物理・化学の選択モデルではなく、生物の冊子に沿って演習します。復習は「用語の不足」「条件の読み違い」「図表の根拠」「数量計算」を分けると、単に読解が遅いとまとめるより次の行動が明確になります。
保護者は証明書、出願、郵送、会場への移動、納入を本人と共有すると、学習に使える時間を守りやすくなります。教員・指導者へ相談するときは、点数だけでなく数学の答案、理科の選択・解釈、題ごとの所要時間を見せましょう。
国語・地歴公民が必要な方式では、受験全体として準備を管理します。Edurouteの高校生・既卒生向け指導科目は数学・物理・化学・生物・英語であり、国語・地歴公民の専門指導を提供するという意味ではありません。
芝浦工学部との比較は工学部の一般選抜対策、情報系の併願は法政情報科学部の一般選抜対策、理科大との併願は創域理工学部の一般選抜対策も参照してください。他大学では英語資格・理科指定・数学範囲・共通テスト換算を確認し直します。
よくある質問
数理科学コースはB方式も400点ですか?
違います。数理科学の前期A・全学統一A・独自後期は数学200・理科100・英語100の400点ですが、Bは全11コース共通の数学200・理科100で300点です。数学をさらに2倍にしません。共通テスト利用も全コース共通の500点・910点です。
医工学は生物で受験し、同日に機械・電気も併願できますか?
できません。独自試験で生物を選ぶと、同日の併願は生命科学・医工学・スポーツ工学の3コースの範囲です。同日に他募集区分を併願する場合は物理・化学を選びます。
生物と化学の問題を混ぜて選べますか?
混ぜられません。物理・化学の8題から4題選択と、それに代える生物受験は別の選択です。生命科学課程へ出願する場合、出願時に理科を申請します。
生物選択者は情報課程を併願できませんか?
同日の独自試験では制限がありますが、前期の情報2/2を物理・化学、生命科学2/3を生物で受験するような別日の組合せは可能です。共通テスト利用は別の指定表に従い、全11コースで指定の生物も使えます。
Bの英検基準1980はA方式にも必要ですか?
Aは英検4技能CSEを換算する制度で、Bの基準をそのまま当てはめません。Aには2027年度共通テスト英語を利用する方法もあります。Bは指定資格の出願基準を満たすことが必要で、共通テスト英語だけでは出願条件を満たせません。
前年最低点の得点率を、素点の目標にしてよいですか?
独自試験は偏差値換算があるため、公開最低点から素点の目標を再現することはできません。数理科学Aの400点、Bの300点も区別します。過去問の自己採点は失点の分析へ使い、最低点との差をそのまま合否判定としないでください。
参考資料
すべて2026年10月5日確認。制度・日程は2027年度、問題分析・結果は2026年度です。
- 2027年度一般入学者選抜要項の公開ページ・要項本文:数理科学の配点、生命科学の生物申請・同日併願、資格、証明書、日程、共通テストを確認。TOEFL Home Editionの記載矛盾は本文に明記しました。
- 一般入学者選抜FAQ:A・B同日受験、資格、英語、出願変更の扱いを照合。
- システム理工学部・改組特設サイト・5課程11コース:2026改組後の構成、大宮4年間、学びを確認。
- 2027年度出題方針・2026年度過去問題案内:科目の範囲・求める力を確認。閲覧制限のある問題ファイルを全文読了した資料として扱いません。
- 大学提供Kei-Netの2026年度数学分析・物理分析・化学分析:前期2/1〜3の分析。生物の分析や翌年の形式を示す資料にはしません。
- 2027年度入試ガイド:14ページの2026年度結果を使用。
- パスナビ・入試科目・配点:2026年度表示の数理科学400点・生命科学の選択などを補助照合。2027年度根拠には現行公式要項を使用。
- 教学社・傾向と対策:前期2022〜2024年度などの数学分析を補助参照。2026年度の分析とは区別しています。
関連記事
大学受験
芝浦工業大学・工学部の一般選抜対策|A・B方式、英語換算と科目別勉強法
芝浦工業大学工学部の2027年度一般選抜を解説。5課程9コース、A方式の英語換算、B方式の資格基準と数学200点、理科8題から4題選択、共通テスト500・910点を整理。2026年度分析に基づく数学・物理・化学の対策を自作例で紹介します。
大学受験
法政大学・情報科学部の一般選抜対策|2学科の科目・配点と勉強法
法政大学情報科学部2学科の2027年度一般選抜を解説。A方式400点・物理必須、T300点・英語外部試験利用、共通テストB500点/C850点と学科別の情報Ⅰ利用条件を整理。2026年度問題に基づく数学・英語・物理の対策を紹介します。
大学受験
東京理科大学 創域理工学部の一般選抜対策|学科別の科目・配点とB方式・S方式の勉強法
東京理科大学創域理工学部の一般選抜を、2027年度公式資料と2026年度問題分析から解説。募集対象8学科、B方式の指定理科、数理科学科の数学200点、S方式の専門コース、A方式の科目の違いを、自作例と復習方法で具体化します。