大学受験
法政大学・デザイン工学部の一般選抜対策|3学科の科目・配点と勉強法
法政大学デザイン工学部3学科の2027年度一般選抜を解説。A方式の全教科受験・高得点2教科判定、数学Ⅲの学科差、共通テストB500/600/300点・C850点を整理。2026年度問題に基づく数学・英語・物理・化学の対策を紹介します。
法政デザイン工学部は、3学科の受験条件を分けて考える
法政大学・デザイン工学部には、建築学科・都市環境デザイン工学科・システムデザイン学科があります。建築、都市の基盤や環境、もの・サービスを生み出す仕組みという異なる対象を、工学とデザインの視点から学ぶ学部です。キャンパスは市ケ谷で、法政の理工・情報科学・生命科学部がある小金井とは異なります。
一般選抜で最初に確認したいのは、数学Ⅲの要否と、受験する教科・判定に使う教科の違いです。2027年度の独自数学では、建築・都市環境はA方式・T日程・英語外部試験利用のいずれも数学Ⅲを含み、システムデザインはいずれも数学Ⅲを含みません。ただし、数学Ⅲを含まない学科でも、数学Ⅱの微積分などの準備は必要です。
システムデザイン学科のA方式は、英語・数学・物理または化学の3教科すべてを受験し、そのうち高得点2教科で判定する300点満点です。理科を受けなくてもよい2教科入試と解釈してはいけません。受験しない時限があると、全時限が欠席扱いになり、不合格になると公式ガイドに明記されています。
共通テストB方式も、建築500点・都市環境600点・システムデザイン300点と異なります。英語の換算、国語の利用、理科や数学の必須条件を、学部内でも分けて確認しましょう。
この記事は、制度・配点・予定日程を2027年度、問題分析・入試結果を2026年度に分けています。確認日は2026年10月5日です。2027年度の最終的な一般選抜要項は11月上旬頃の公開予定なので、出願時には要項と変更・訂正を再確認してください。計算例・時間配分・学習案は編集部の自作・提案で、大学の問題や採点基準、合格保証ではありません。
出典:デザイン工学部の入試制度、2027年度入試ガイド・冊子24ページ、入試要項の公開案内。
建築・都市環境・システムデザインの学びを比べる
学科選びでは、ものの外観や作品だけでなく、何を調べ、どの条件を満たすように設計し、どう評価するのかを見ていくと、関心を具体化できます。
| 学科 | 学びを調べる視点 |
|---|---|
| 建築学科 | 建築デザイン、建築史・都市史、環境工学・設備、構造、構法・施工という広がりがあります。空間の使い方と形、快適さと安全性、歴史と再生など、どの問題を考えたいかを授業や研究へつなげます |
| 都市環境デザイン工学科 | 都市プランニング・環境システム・施設デザインの3系から、地域や交通、河川・防災・環境、橋や構造物などを扱います。個々の建物に加え、都市や社会基盤の計画・維持・利用へ関心を広げます |
| システムデザイン学科 | クリエーション・テクノロジー・マネジメントを組み合わせ、人を中心にもの・システムを考えます。発想だけでなく、形や機能の実現、製品・サービスの評価、社会で使われる仕組みまで調べます |
公式のカリキュラム・ポリシーには、演習・実習・スタジオ、プロジェクトを通した学習が位置づけられています。システムデザインの基盤科目にも数学や力学、プログラミング、統計などがあり、入試で数学Ⅲを使わないことを、進学後に数理・工学の基礎を学ばないという意味へ広げないでください。
例えば「使いやすい家具を作りたい」という関心なら、利用者の動作や寸法、材料、強度、製造、評価のどこまで考えたいかを整理します。「災害に強いまちを考えたい」なら、構造物、河川、交通、地域計画など、扱いたい対象を探します。似た関心でも、学科によって学ぶ入り口が異なります。
本記事が扱う一般選抜では、デッサンや作品提出を試験科目に含めた案内にはなっていません。デザインへの関心を育てながら、受験は公式に指定された学力試験・資格条件に沿って準備しましょう。総合型選抜など別制度の提出物を、一般選抜の条件として混ぜないことも大切です。
出典:デザイン工学部、学科紹介、カリキュラム・ポリシー、都市環境のカリキュラム、システムデザイン学科。
2027年度の5方式と、学科別の数学範囲
| 方式 | 学科別に確認する条件 |
|---|---|
| A方式・個別日程 | 建築・都市環境は英語・数学・理科各150点、計450点。システムデザインも3教科すべて受験し、高得点2教科の計300点で判定。理科は全学科とも物理/化学から1科目 |
| T日程・統一日程 | 全学科、独自数学150点・英語150点、計300点。2月5日。建築・都市環境は数学Ⅲあり、システムデザインは数学Ⅲなし |
| 英語外部試験利用入試 | 指定の外部英語資格を満たして出願し、2月5日の独自数学150点で判定。数学範囲は各学科のT日程と同じ。資格スコアは得点加算には使いません |
| 共通テスト利用B方式 | 建築500点、都市環境600点、システムデザイン300点。利用科目と英語換算も学科別。大学独自試験なし |
| 共通テスト利用C方式 | 全3学科、6教科7科目・850点。国語・地歴公民・数学2科目・理科・情報・外国語を使用。大学独自試験なし |
独自数学の範囲は、3方式とも学科の区分が同じ
| 学科 | 2027年度A方式・T日程・英語外部試験利用の数学 |
|---|---|
| 建築・都市環境デザイン工 | 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C。Aは図形の性質・場合の数と確率、Bは数列、Cはベクトル・平面上の曲線と複素数平面 |
| システムデザイン | 数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C。数学Ⅲなし。Aは図形の性質・場合の数と確率、Bは数列、Cはベクトル |
数学Ⅲがないシステムデザインでも、指数・対数・三角関数、数学Ⅱの微分・積分、数列、確率、ベクトルなどを準備します。数学Ⅱの「複素数と方程式」と、数学Cの「複素数平面」は別に範囲を確認してください。「複素数」という語が出るからと、システムデザインの範囲を複素数平面まで広げてはいけません。
建築・都市環境では、数学Ⅲの微積分だけでなく、数学Cの平面上の曲線と複素数平面も公式範囲です。直近の出題を使って演習の優先順位を考えても、未出題だった単元を次年度の対象外とはしないでください。
A方式は、受験する3教科と判定の満点を分ける
| 学科・日程 | 受験科目・判定 |
|---|---|
| 都市環境デザイン工・Ⅰ日程 | 2月11日。英語150点・数学150点・理科150点の計450点。数学Ⅲあり |
| システムデザイン・Ⅰ日程 | 2月11日。英語・数学・理科を各150点で全教科受験し、高得点2教科を使用、計300点。数学Ⅲなし |
| 建築・Ⅱ日程 | 2月14日。英語150点・数学150点・理科150点の計450点。数学Ⅲあり |
全学科の時間割は英語10:30〜12:00・90分、数学13:00〜14:30・90分、理科15:15〜16:30・75分です。英語の範囲は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ。理科は物理基礎・物理または化学基礎・化学の1科目で、生物は選べません。
システムデザインの「高得点2教科」は、理科の免除ではない
システムデザインは、数学を含む特定の2教科を必須として判定する制度ではなく、3教科を受けて高得点2教科を使用します。受験前に「英語と数学だけ」「数学と理科だけ」と決めて、残る時限を欠席することはできません。
自作の素点例として、英語105点・数学120点・化学135点なら、3教科の和は360/450点、高得点2教科の和は数学と化学の255/300点です。英語135点・数学90点・化学120点なら、高得点2教科の和は英語と化学の255/300点になります。
ただし、法政の独自試験には得点調整・標準化があります。この例は同じ配点で高得点2教科を足す仕組みを説明するための素点モデルで、大学の標準化後の教科順位や合否を再現するものではありません。 実際にどの教科が判定へ使われるか、前年最低点と比較してよいかを、過去問の素点だけで決めないでください。
学習では、得点源にしたい2教科を伸ばす一方、3教科目も受験できる状態へ整えます。英語を主力にする計画でも、数学・理科の準備と当日の全時限受験は必要です。ほかの志望校も含め、3教科目を改善する時間と主力教科を伸ばす時間を答案から比較しましょう。
建築・都市環境は、3教科を同じ150点で使う
建築・都市環境のA方式は、高得点2教科判定ではありません。前の105・120・135点という素点例なら360/450点で、得点率80%です。1教科の大きな失点を、判定から自動的に外してもらえると考えないでください。
英語・数学・理科は、いずれも満点の3分の1です。同じ10パーセントポイントの改善なら、各教科15点の増加になります。配点だけで学習時間を均等に分ける必要はなく、失点原因、改善に必要な時間、他大学との共通範囲から順序を決めます。
2027年度のA物理は、過年度の範囲限定がなくなる
公式の変更告知では、A方式物理の「様々な運動」「波」「電気と磁気」という範囲の限定をなくすとされています。熱・原子を含む物理基礎・物理の全体を準備しましょう。2026年度にも熱に関する出題があるため、「2027年度から初めて熱が出る」とは説明できません。
物理・化学の選択は、進学後のイメージだけでなく、現時点の答案、履修状況、他大学の指定から判断します。学部名がデザインだから理科を省ける、建築だから化学は使えない、といった推測ではなく、公式の選択範囲を確認してください。
出典:A方式、2027年度変更告知、一般選抜FAQ。
T日程・英語外部試験利用は、学科別の数学を2月5日に受ける
T日程の数学は10:30〜12:00、英語は13:20〜14:50で、各90分・150点、計300点です。全3学科とも数学②の冊子を使いますが、建築・都市環境は数学Ⅲを含む範囲、システムデザインは数学Ⅲを含まない範囲です。同じ冊子名だけで解答指定や併願可能な範囲を判断しないでください。
英語外部試験利用は、指定の英語資格を満たして出願し、独自数学150点で判定します。数学はT日程と共通で、両方式に出願しても2回受験するのではありません。ただし、T日程にも出願する場合は独自英語も受けます。外部資格を持っていても、T日程英語の免除にはなりません。
英語外部試験利用では、数学の不足を独自英語・理科の得点で補えません。資格基準を超えたスコアを数学へ加算する制度でもないため、資格の再受験と数学対策の時間を、他大学の条件も含めて比較しましょう。
2027年度の外部英語基準と有効期間
| 検定 | 全3学科の出願基準・対象形式 |
|---|---|
| 英検 | 2級以上合格。従来型・S-CBT・S-Interviewが対象。不合格時のスコアだけでは条件を満たしません |
| GTEC | 検定版Advanced、930点以上。CBT・アセスメント版・Core・Basicは利用不可 |
| TEAP | 4技能総合225点以上。TEAP CBTは利用不可 |
| IELTS | Academic ModuleのOverall Band Score 4.0以上。IELTS Online・One Skill Retakeは利用不可 |
| TOEFL iBT | 2026年1月20日以前の受験は42点以上、1月21日以降は新尺度の3.0以上。Test Dateスコアを使用。MyBest・Home Edition・ITPは利用不可 |
原則として2025年2月以降に受験したものが対象で、英検は2024年度第3回以降の合格が対象です。英検の一次免除では、2023年度第3回以降の一次合格と、2024年度第3回以降に二次試験を受験して合格した条件を確認します。
基準は同一受験回の4技能の総合スコアで、技能ごとの基準はありません。別の回の技能別最高点を組み合わせることはできません。TOEFLの2026年1月21日以降は新尺度の総合スコアが対象で、参考値は使わないと案内されています。
資格の形式・期間に加え、証明書やスコア直送の方法、提出期限を最終要項で確認してください。基準を満たすことと、出願に使える形で証明できることを分けて準備します。
出典:T日程、英語外部試験利用、2027年度基準表、TOEFL変更を含む公式別紙。
B方式は、建築500点・都市環境600点・システム300点
同じ学部のB方式でも、英語を必須とするか、国語と比較するか、数学を含めて高得点選択するかが異なります。情報Ⅰを使える他学部の条件も、そのまま当てはめられません。
建築学科B:数学2科目と英語が必須、国語/理科の100点枠
| 枠 | 建築学科B方式の条件 |
|---|---|
| 数学 | 『数学Ⅰ,数学A』100点・『数学Ⅱ,数学B,数学C』100点、両方必須 |
| 英語 | 必須200点。リーディング100点+リスニング100点をそのまま合計。R160・L40ではありません |
| 国語/理科 | 国語の近代以降の文章、物理・化学・生物・地学の指定高得点1科目、100点。国語110点を100点へ換算。理科は第1解答科目を使用 |
| 満点 | 数学200+英語200+選択100=500点。情報Ⅰや理科基礎の組合せで選択枠を代替できません |
国語は全体200点のうち、近代以降の文章110点の部分を使います。古文・漢文まで含めた総点を110点として換算するのではありません。理科を2科目受験した場合も、第2解答の理科を高得点だからと使い直すことはできません。
都市環境B:国語/英語の200点枠、数学2科目、理科200点
| 枠 | 都市環境デザイン工学科B方式の条件 |
|---|---|
| 国語/英語 | 指定高得点1科目、200点。国語は近代以降の文章110点を200点へ換算。英語はR100+L100=200点 |
| 数学 | 『数学Ⅰ,数学A』100点・『数学Ⅱ,数学B,数学C』100点、両方必須 |
| 理科 | 物理・化学・生物・地学から第1解答の1科目。100点を200点へ換算 |
| 満点 | 国語/英語200+数学200+理科200=600点。情報Ⅰ・理科基礎はこの枠の対象外 |
国語または英語の200点枠と、理科200点は別です。建築のように国語と理科を一つの100点枠で比較する制度ではありません。理科を2科目使って200点にするのでもなく、指定の第1解答1科目を2倍へ換算します。
システムB:指定された科目の高得点3科目、各100点
| 指定科目・換算 | システムデザイン学科B方式の条件 |
|---|---|
| 国語 | 近代以降の文章110点を100点へ換算 |
| 数学 | 『数学Ⅰ,数学A』100点、『数学Ⅱ,数学B,数学C』100点をそれぞれ1科目として扱います |
| 理科 | 物理・化学・生物・地学の指定科目の第1解答を使用、100点。複数の理科を別々の得点枠へ入れません |
| 英語 | R100点を50点、L100点を50点へ換算、計100点。RとLを別科目には数えません |
| 判定 | 上記の指定科目のうち高得点3科目、計300点。数学2科目を含めた2教科型も可。情報Ⅰは選択対象外 |
システムデザインB方式の数学は、建築・都市環境Bのような「数学2科目必須」ではありません。例えば国語・英語・指定理科の組合せや、数学ⅠA・ⅡBCと指定のもう1科目という組合せも条件内です。利用できる3科目を満たすか、共通テストの受験計画と照合しましょう。
自作例:同じ成績でもBは408点・506点・256点になる
数学ⅠA82点・ⅡBC76点、英語R90点・L70点、国語の近代以降99/110点、理科第1解答の物理84点・第2解答の化学96点、情報Ⅰ95点を仮定します。国語の古文・漢文を含めた総点は、この段階では使っていません。
| 学科・枠 | 自作成績のB方式換算 |
|---|---|
| 建築 | 数学82+76、英語90+70=160、選択は国語99×100/110=90と第1物理84の高い方90。総合408/500点 |
| 都市環境 | 国語99×200/110=180と英語160の高い方180、数学158、物理84×2=168。総合506/600点 |
| システムデザイン | 国語90、数学ⅠA82・ⅡBC76、物理84、英語90×0.5+70×0.5=80。高い3科目は90・84・82で、総合256/300点 |
この例で、化学96点は第2解答なので使わず、情報Ⅰ95点もBの指定対象外です。RとLの割合も学科に合わせ、国語は近代以降の文章の部分を換算しています。Bの得点を他学科の満点へ比例換算して比較しても、その学科の判定得点にはなりません。
換算に小数が生じる成績もあります。ここでは換算関係の確認が目的で、独自の端数処理や合格可能性を設定していません。必要科目の未受験を単なる0点として足し上げるのではなく、出願・受験条件そのものを満たすか確認してください。
出典:2027年度入試ガイド・冊子24ページ、共通テストB方式、一般選抜FAQ。
C方式は全3学科共通の6教科7科目・850点
| 教科 | C方式の指定科目・配点 |
|---|---|
| 国語 | 『国語』必須200点。近代以降だけでなく古文・漢文も含む全体 |
| 地理歴史・公民 | 指定6科目から第1解答の1科目、100点 |
| 数学 | 『数学Ⅰ,数学A』100点・『数学Ⅱ,数学B,数学C』100点、両方必須 |
| 理科 | 物理・化学・生物・地学から第1解答の1科目、100点。理科基礎の組合せで代替不可 |
| 情報 | 『情報Ⅰ』必須。共通テスト100点を50点へ換算 |
| 外国語 | 英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語から1科目200点。英語はR160点・L40点へ換算 |
| 満点 | 国200+地歴公民100+数学200+理科100+情報50+外国語200=850点 |
地歴公民の指定は、『歴史総合,世界史探究』『歴史総合,日本史探究』『地理総合,地理探究』『地理総合/歴史総合/公共』『公共,倫理』『公共,政治・経済』です。『地理総合/歴史総合/公共』は3つの出題範囲から2つを選択解答し、1科目分とみなします。
C方式は、システムデザインBの高得点3科目とは異なり、国語・数学2科目・情報を含めた指定を満たす必要があります。情報Ⅰは理科を代替する科目ではなく、別枠で必須です。Bで近代以降の文章だけを利用する国語も、Cでは全体を使います。
前の自作例に、国語全体170点、地歴公民の第1解答80点を加えると、英語は90×1.6+70×0.4=172点。Cの総合は170+80+82+76+84+95×0.5+172=711.5/850点です。近代以降99点を国語全体170点に替え、Cの英語換算へ変更しています。
英語を使う場合は、リーディングだけでなくリスニングも受験します。公式FAQはリスニング未受験を欠席扱いとしています。国語・地歴公民・情報を受けない計画のまま、独自試験の英数理の準備だけでC方式の条件を満たすとは考えないでください。
2027年度の出願・試験・発表・手続予定
| 方式・学科 | 予定日程 |
|---|---|
| T日程・英語外部試験利用、全学科 | 郵送出願1月7日(木)〜15日(金)。試験2月5日(金)、発表2月16日(火)10時、入学手続締切2月19日(金) |
| A方式Ⅰ・都市環境/システム | 郵送出願1月7日(木)〜29日(金)。試験2月11日(木)、発表2月19日(金)10時、入学手続締切2月25日(木) |
| A方式Ⅱ・建築 | 郵送出願1月7日(木)〜2月3日(水)。試験2月14日(日)、発表2月22日(月)10時、入学手続締切2月26日(金) |
| 共通テストB方式 | 出願1月7日(木)〜15日(金)。共通テスト1月16日(土)・17日(日)、発表2月9日(火)、入学手続締切2月15日(月) |
| 共通テストC方式 | 出願1月7日(木)〜15日(金)。共通テスト1月16日(土)・17日(日)、発表2月9日(火)、入学手続締切3月24日(水) |
B・Cは共通テスト前に出願締切があります。自己採点を見てから出願する日程ではありません。Cの入学手続が3月まで可能でも、出願締切が3月になるわけではありません。
郵送出願は締切日の消印有効、海外からは必着です。Web登録、検定料の支払、郵送、外部資格の証明書提出がすべて同じ時刻の締切とは限りません。最終要項で確認し、調査書や証明書の準備を早めに進めます。
2027年度FAQでは、共通テストの成績請求はチケット方式です。共通テスト出願サイトのマイページからチケットを取得・印刷し、法政の入学志願書へ貼付する手続と案内されています。年度の提出方法を確認し、共通テストを受ければ自動的に大学への提供が終わると捉えないようにしましょう。
出典:2027年度入試ガイド、一般選抜FAQ。
併願は、同じ日・同じ方式・数学範囲を確認する
| 組合せ | 2027年度の確認点 |
|---|---|
| A方式Ⅰ内 | 都市環境とシステムは同日です。両学科を併願できません。同じ日に出願できるのは1学部・学科 |
| A方式ⅠとⅡ | 試験日が異なり、都市環境またはシステムと、建築の併願が可能。同じ学科をAの両日に受ける制度ではありません |
| T日程内・英語外部試験利用内 | 科目・範囲が同じ条件で複数学部へ出願できますが、同一学部内の複数学科は併願不可 |
| T日程と英語外部試験利用 | 資格を満たせば両方式へ出願可能。数学は共通成績、T日程の英語も受験 |
| B方式内・C方式内 | 同じ方式でデザイン工学部の複数学科を併願できません |
| B方式とC方式の間 | 同じ学科を含め、両方式へ出願可能。それぞれの指定科目を満たす必要があります |
建築・都市環境のT日程等は数学Ⅲを含む範囲、システムデザインは含まない範囲の併願パターンです。数学②という冊子名が同じでも、他学部との併願は範囲別の公式パターン表で確認します。
AⅠシステムとAⅡ建築を組み合わせる場合は、建築の数学Ⅲまで準備します。逆に、AⅠ都市環境とAⅡ建築は数学範囲が共通でも、日程ごとの問題で時間を測る必要があります。共通の準備と追加の負担を分けると、無理のない受験計画を作りやすくなります。
2026年度結果は、学科と満点を揃えて読む
| 学科・日程 | 2026年度A方式の公表結果 |
|---|---|
| 都市環境デザイン工・Ⅰ | 志願925人、受験846人、合格173人、倍率4.9倍、合格最低点318.3/450点 |
| システムデザイン・Ⅰ | 志願944人、受験860人、合格81人、倍率10.6倍、合格最低点254.1/300点 |
| 建築・Ⅱ | 志願1,637人、受験1,492人、合格172人、倍率8.7倍、合格最低点335.0/450点 |
倍率は受験者数÷合格者数による公表値です。独自試験の最低点は得点調整・標準化後の結果で、過去問の自己採点の素点と同じではありません。システムデザインの254.1点を450点満点の値として扱ったり、他学科の最低点と点数の大小だけで比較したりしないでください。
2026年度T日程の倍率は、建築10.4倍・都市環境8.0倍・システムデザイン13.6倍、英語外部試験利用はそれぞれ25.1倍・8.5倍・6.7倍でした。科目数が少ないことだけで、受かりやすいとは判断できません。ただし、倍率も自分の合格確率をそのまま示す数字ではありません。
2026年度B方式最低点は建築400.0/500点・都市環境456.0/600点・システムデザイン251.2/300点、C方式はそれぞれ664.9/850点・635.0/850点・642.5/850点でした。共通テスト利用は大学独自の標準化をしませんが、学科・方式の配点換算があります。
前年最低点、次年度の予想ボーダー、模試の偏差値は意味が異なります。「素点で前年最低を超えれば合格」「Aは7割で全学科合格」といった固定目標にはせず、方式の条件と答案の改善を判断材料にしましょう。
数学対策:指定5題と、学科別の微積分を準備する
2026年度の指定題は、自由な5題選択ではない
| 学科・試験 | 2026年度冊子の解答指定 |
|---|---|
| 都市環境・AⅠ、建築・AⅡ | Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅵ・Ⅶの5題、90分。数学Ⅲを含む指定 |
| システムデザイン・AⅠ | Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴの5題、90分。数学Ⅲを含まない指定 |
| 建築・都市環境・T数学② | Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅵ・Ⅶの5題、90分 |
| システムデザイン・T数学② | Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴの5題、90分 |
冊子に7題あっても、得意な5題を自由に選ぶ形式ではありません。2026年度AⅠでは共通のⅠ〜Ⅲに確率・三角関数・多項式、ベクトル、漸化式などがあり、システムのⅣ・Ⅴは根号・方程式・多項式の微積分など、都市環境のⅥ・Ⅶは極限・凹凸・分数関数や三角・指数関数の微積分などです。
建築のAⅡは、Ⅰ〜Ⅲの指数・対数・確率、軌跡やベクトル、数列や高次方程式に、Ⅵ・Ⅶの対数・三角関数の微積分などを組み合わせています。T数学②でも学科別の指定があり、共通題に確率・三角・数列など、数学Ⅲを含む指定には微積分の応用が含まれます。
数学はマーク式です。解法を理解するだけでなく、計算、符号、桁、転記まで完成させる練習が必要です。途中式の部分点を前提にしません。2027年度の構成と指定は、当日の問題冊子を優先してください。
出典:大学公式の2026年度出題意図、大学が案内する教学社の問題・解答。以下の英語・物理・化学分析も、この2資料に基づきます。
システムデザインは、数学Ⅱの微積分を正確につなぐ
自作例として、y=x²とy=2xで囲まれる面積を考えます。交点はx²=2xからx=0、2。0≦x≦2では2x−x²=x(2−x)≧0なので、直線が上、放物線が下です。
面積は∫₀²(2x−x²)dx=[x²−x³/3]₀²=4/3。上下を逆にすると負になり、交点を片方だけ使うと区間が定まりません。差の関数はx=1で最大1となり、幅2・高さ1の長方形より面積が小さいことも検算に使えます。
接線を求めるなら、微分で傾きを出すことと、接点の座標を代入することを一組にします。面積なら交点と上下関係、増減なら導関数の符号というように、何を求めるための計算かを整理します。数学Ⅲがないから微積分を軽くしてよいとは考えないでください。
建築・都市環境は、数学Ⅲの定義域・増減・凹凸・積分を接続する
自作例で、x≧1におけるf(x)=log x/xを考えます。logは自然対数です。f′(x)=(1−log x)/x²なので、1≦x<eで増加、x>eで減少し、x=eで最大値1/eを取ります。
2階微分はf″(x)=(2log x−3)/x³。x=e^(3/2)で符号が負から正へ変わるので、この点は変曲点です。f′=0から分かる極大点と、f″の符号変化から分かる変曲点を混ぜないでください。
1〜eの定積分は、t=log xと置けばdt=dx/x、区間は0〜1になり、∫₁ᵉ(log x/x)dx=∫₀¹t dt=1/2です。置換した式だけでなく、微分の関係と区間も変えます。元の関数が正の範囲で積分していることや、グラフの最大値も検算に使いましょう。
分数・無理・指数・対数・三角関数の計算を、公式の丸暗記だけで終えず、定義域とグラフへ戻します。部分積分では微分すると簡単になる側を選ぶ理由、回転体では回転軸と半径を図にできるかを確認してください。
確率・数列・ベクトルは、条件と数え方を揃える
確率の自作例で、1〜5が1枚ずつ書かれた5枚のカードから、戻さず無作為に2枚を取り出します。順序を区別しない等確率の組合せは10通りで、和が偶数になるのは奇数2枚の3通りと偶数2枚の1通り、計4通りです。
「1のカードを含む」という条件が付くと、対象は{1,2}、{1,3}、{1,4}、{1,5}の4通り。この中で和が偶数なのは2通りなので、条件付き確率は1/2です。条件が付く前の4/10とは分母が異なります。独立かどうか、取り出した後に標本がどう変わるかを言葉にしましょう。
数列の自作例でa₁=2、aₙ₊₁=2aₙ+1なら、aₙ₊₁+1=2(aₙ+1)。bₙ=aₙ+1と置くと初項3・公比2なので、aₙ=3×2^(n−1)−1、最初のn項の和は3(2^n−1)−nです。新しい数列の初項を忘れず、小さなnで元の漸化式と照合します。
ベクトルの自作例でA=(0,0)、B=(4,0)、C=(1,3)とし、DをBCの中点、EをACの中点とします。D=(5/2,3/2)、E=(1/2,3/2)。2本の中線AD・BEの交点Gを、G=tD=B+u(E−B)と置きます。y座標からt=u、x座標から(5/2)t=4−(7/2)uなので、t=u=2/3。したがってG=(5/3,1)、AG=(2/3)ADです。重心の公式G=(A+B+C)/3とも一致します。
図の印象から「線分の途中だからtは1/2」と決めず、中点・重心・垂直などの条件を別々の式にします。ベクトルの係数が、線分のどこを表すかも確認しましょう。誘導問題では前の小問の結果を後半へ使い、同じ計算を繰り返さない練習が役立ちます。
指定題の中で、着手順と時間を調整する
数学Ⅲを含む5題の配分例は、全体・指定確認3分、Ⅰ〜Ⅲ各15分、Ⅵ・Ⅶ各18分、見直し6分で90分です。システムデザインは、指定確認3分、5題各16分、見直し7分という例が考えられます。年度の難しさと実測時間に合わせて調整してください。
止まった問題は、図や式へ条件を書き、未使用の条件と前の小問を確認します。それでも進まない場合は、他の指定題へ移ります。自由に解答対象を変更するのではなく、指定題の中で時間を配分し直してください。
復習は「確率が苦手」のような分野名だけで終えず、数え方の不一致、条件の読み落とし、式の選択、計算、転記、時間超過を分けます。解説を閉じた状態で最初から解き直せるかを確認すると、理解と再現の差を見つけられます。
英語対策:知識・文章構成・図表・読解を90分へ収める
2026年度A方式英語は、Ⅰ・Ⅱ日程とも6大問です。発音・アクセント、文法・語彙、会話や整序、段落構成、文章と図表、読解などを組み合わせています。過年度の都市環境・システム7題、建築5題という情報を、2026年度の構成として使わないようにしましょう。
AⅠの読解にはeスポーツや猛暑と対策、AⅡには特別な形やクジラの耳垢などの題材があります。T日程は公式出題意図に4つの読解が示されています。建築やデザインの専門英文だけに練習を絞らず、本文に書かれた情報から判断します。
語彙は訳語一つだけでなく、品詞、文中の意味、前置詞との組合せを確認します。会話では相手の目的、整序では主語・述語・修飾の骨格を作ります。段落構成では、話題、指示語、対比、因果のつながりを見て、同じ単語があるだけで選ばないようにしましょう。
図表は対象、単位、期間、平均と個別の違いを先に読みます。自作英文を例にすると、The redesigned entrance reduced average waiting time during the trial. The study did not examine wheelchair users separately. は、試行で平均待ち時間が減ったことと、車椅子利用者を別に調べていないことを述べています。
この英文から「すべての利用者の待ち時間が減った」「車椅子利用者の使いやすさが改善した」とは結論できません。自分が良い設計だと思っていても、選択肢は本文にある範囲で判定します。誤答したら、主語・範囲・比較・時期・因果のどこを読み替えたかを記録してください。
A方式の配分例は、全体確認3分、発音・文法等9分、文章構成13分、図表12分、長文2題各23分、見直し7分で90分。T日程の4読解なら、全体確認3分、各題20分、見直し7分という練習例があります。自分の読解精度と時間を測って修正します。
復習では、全文和訳を作るだけでなく、正解の根拠と選択肢の言い換えを対応させます。語彙不足なのか、構造を取れないのか、根拠を探す順序が定まらないのかを分けると、次の練習を選びやすくなります。システムデザインAで英語を判定得点へ入れたい場合も、数学・理科と合わせた全時限の準備を続けます。
物理対策:力の図、保存則、条件変更をつなぐ
2026年度A方式物理は両日4大問・75分です。数式、値、方向などの解答を記入し、解答用紙の余白は採点対象にならないと問題冊子に示されています。途中の考え方だけでなく、設問の答えまで完成させましょう。
AⅠは摩擦・モーメント、誘電体とコンデンサー、圧力・浮力と気体変化、波の振動・伝搬・重ね合わせ。AⅡは小球とばね・回転運動、電場・磁場中の電荷、理想気体の熱機関、光の干渉などです。この一覧は次年度の分野予告ではありません。2027年度の全範囲を準備します。
力学は、対象・支点・力の向きを図にする
自作例として、重さを無視できる水平な長さ4.00mの棒を、左端Aと右端Bで下から支えます。Aから1.00mの点に80.0N、3.00mの点に120Nの下向きの力を加え、棒は静止しているとします。
Aまわりのモーメントのつり合いから、4.00×Bの支持力=1.00×80.0+3.00×120。Bの支持力は110N、鉛直方向のつり合いからAは200−110=90.0Nです。左に近い荷重だけをAが支えると分割するのではなく、棒全体のつり合いで求めます。
棒自身に重さがある場合は、その重心に働く重力も加えます。支点を変えてモーメントを取り直し、同じ支持力が得られるかを検算してください。運動問題でも、運動方程式、運動量保存、エネルギー保存のどれが使えるかを、外力・摩擦・衝突の条件から判断します。
電磁気は、誘導・力・エネルギーを対応させる
自作例で、一様な磁場B=0.500Tに垂直な平面内のレール上を、長さl=0.400mの導体棒が速さv=3.00m/sで動き、レールと棒で閉回路を作るとします。棒・磁場・速度は互いに垂直、回路の全抵抗は3.00Ω。接触抵抗の変化、自己誘導、摩擦などを無視し、一定速度を外力で保つモデルです。
誘導起電力の大きさはBlv=0.600V、電流は0.600/3.00=0.200A。棒への磁気力はIlB=0.0400Nで、レンツの法則に従い運動を妨げる向きです。一定速度を保つ外力の仕事率はFv=0.120Wで、ジュール熱I²R=0.120Wと一致します。
起電力だけで終えず、電流の向き、磁気力、外力の仕事と熱の対応を確認しましょう。コンデンサーでも、電池に接続して電圧一定なのか、切り離して電荷一定なのかを先に分けると、容量が変わった後の式を選びやすくなります。
熱・波動は、過程と近似条件を確認する
熱の自作例で、単原子理想気体1.00molを、一定圧力のもとで準静的に300Kから450Kへ温めます。R=8.31J/(mol・K)、気体が外部へする仕事を正とします。温度差は150Kです。
内部エネルギー変化はΔU=(3/2)nRΔT=約1.87×10³J、仕事はW=nRΔT=約1.25×10³J、吸収熱はQ=ΔU+W=約3.12×10³Jです。定積変化なら仕事は0であり、同じ温度差でも吸収熱は同じになりません。状態の変化と過程を分けましょう。
波動は経路差・位相・反射条件を図にし、nm・mm・mの単位を揃えます。使っている近似が中心付近の小角近似なのか、媒質の屈折率や波長が変わるのかを確認してください。原子も公式範囲に含め、未習・未演習のまま残さない計画を作ります。
75分の配分例は、全体確認3分、4大問各16分、見直し8分。復習では、対象の選択、力の図、保存則の条件、方向、単位、計算、前の小問の利用を分けて振り返ります。
化学対策:反応式と物質量から、論述・計算を完成させる
2026年度A方式化学は両日4大問・75分です。問題冊子では、計算問題に必要な式や計算・説明も解答欄へ記入すること、記述の文字数に句読点を含むことなどが示されています。答えの数値だけを書く練習では足りません。
AⅠはナトリウム化合物・結合・沸点上昇、アンモニアソーダ法とカルシウム化合物、金属イオンの系統分離、メタンの燃焼・水蒸気改質。AⅡはアルカリ土類金属、物質の三態・状態図、電気分解、脂肪族化合物などです。2026AⅠの一覧に有機構造決定が目立たなくても、次年度の有機を省略する根拠にはなりません。
化学量論は、必要な酸の量と発生気体を別に数える
自作例として、Na₂CO₃を0.0100mol、NaHCO₃を0.0200mol含む混合物へ塩酸を加え、すべて反応させます。副反応はなく、炭酸塩由来の炭素は二酸化炭素として扱うモデルです。
反応式はNa₂CO₃+2HCl→2NaCl+H₂O+CO₂、NaHCO₃+HCl→NaCl+H₂O+CO₂。必要なHClは2×0.0100+0.0200=0.0400mol、発生するCO₂は0.0100+0.0200=0.0300molです。酸の係数2と、気体の係数1を混ぜないことが重要です。
塩酸が0.100mol/Lなら必要量は0.400L=400mL。CO₂を0℃・1.013×10⁵Paの理想気体として22.4L/molで近似すると、体積は0.672Lです。別の温度・圧力や水上置換の湿った気体なら、このモル体積を無条件には使えません。
無機は沈殿・溶解・錯体、酸や塩基の添加、過剰量の条件を反応式へ対応させます。反応名と色だけを暗記するのではなく、なぜその段階で分離できるか、どのイオンが残るかを整理しましょう。
有機は、構造と反応の条件を結びつける
自作例で、酢酸エチルCH₃COOCH₂CH₃を2.20g、過剰のNaOH水溶液で完全にけん化するとします。モル質量88.0g/molとし、CH₃COOCH₂CH₃+NaOH→CH₃COONa+C₂H₅OHの1対1の反応を使います。
エステルは2.20/88.0=0.0250molなので、反応に消費されるNaOHも0.0250molです。0.100mol/LのNaOH水溶液なら、この消費量に相当する体積は0.250L。これは反応に必要な物質量の換算で、過剰に加えた溶液全体の体積を指定する値ではありません。
酸性条件での加水分解と塩基性のけん化では、生成物と反応の扱いを区別します。構造決定では分子式、官能基、反応で生じた物質を照合し、候補を立てた後にすべての条件を満たすか検算してください。計算では与えられた原子量・定数、有効数字、指定単位を使います。
75分の配分例は、全体確認3分、4大問各15分、論述・式・構造式の見直し12分。物質量の誤りと知識の誤りを分け、解説を閉じて反応式から再計算します。字数や解答欄の条件も、本番形式で確認しましょう。
共通テストは、学科別換算と形式別の練習を続ける
独自数学の問題を解けることと、共通テスト数学を時間内に処理することは同じではありません。資料や会話、与えられた定義・手順を読み、その場の条件に合わせて判断する練習が必要です。システムデザインBで数学を使う場合も、ⅠAとⅡBCは別の科目として得点を記録します。
英語は独自試験の発音・文法・文章構成と、共通テストのR・Lを分けて練習します。建築・都市環境BはR100L100、システムBはR50L50、CはR160L40です。換算が違っても、英語を利用するときにリスニングを未受験にしてよいという意味ではありません。
国語をBへ使う計画では、近代以降の文章110点の範囲と換算を確認します。Cは古文・漢文を含む全体です。学校や他の学習機会も含め、必要科目を準備してください。エデュートの理系科目・英語への指導と、国語・社会の準備を受験計画上で合わせることが大切です。
情報ⅠはBでは対象外、Cでは必須50点です。Cへ追加出願するなら、情報・国語・地歴公民の条件も満たすか確認します。Bへ使わない科目でも、他大学やCに必要なら受験計画から消してよいとは限りません。
秋から本番まで、志望学科と答案から学習を修正する
2026年10月から準備する場合の例です。未習範囲や現在の得点状況、学校の進度に合わせて調整します。特定の勉強時間・教材冊数を合格条件にはしません。
| 時期 | 優先する作業・確認する成果 |
|---|---|
| 10月 | 学科・方式と数学範囲を確定。Aの全教科受験、Bの科目選択・換算を一覧化。日程別の過去問を指定題と時間を守って解き、失点原因を把握 |
| 11月 | 最終要項・訂正を照合。数学の分野別弱点、英語の根拠対応、物理の条件と図、化学の式と論述を修正。外部資格の証明書形式を確認 |
| 12月 | 共通テストと独自試験を形式別に演習。国語の近代以降の得点・英語R/L・第1理科を大学換算で計算。出願書類、学校への依頼、提出順を準備 |
| 1月 | B/Cは共通テスト前の出願締切に注意。共通テスト後は学科ごとの換算で自己採点し、独自試験へ戻って弱点を再演習 |
| 2月 | T・英外と学科別A日程、受験票・会場・当日指定を確認。システムAは全3時限を受験。合格発表と入学手続の締切を分けて管理 |
教材は、教科書・例題の説明、標準問題の自力再現、分野を混ぜた演習、日程別の過去問へつなげます。教材を進めた量だけでなく、条件を図や式にできるか、解法を選べるか、最後まで正確に解答できるかを確認しましょう。
過去問の記録は、年度・日程・学科・指定題・科目・得点・時間・最初の誤りを揃えます。解説で理解した問題は、数日後に自力で解き直し、数字や設定が変わった類題でも使えるかを確かめます。同じ誤りが続く場合は、年度を増やす前に原因となる単元へ戻ります。
保護者が確認しやすいのは、本人が出願方式と科目を説明できるか、数学Ⅲや理科の準備に抜けがないか、資格証明書・締切が整理されているか、復習した問題を自力で説明できるかです。学科選びでは受験科目の得意不得意と、大学で何を学びたいかの両方を話し合いましょう。
よくある確認事項
システムデザインAは、英語と数学だけ受ければよい?
いいえ。英語・数学・物理または化学の3教科すべてを受験し、高得点2教科で判定します。受験しない時限があると、全時限が欠席扱いになり、不合格になると公式ガイドに明記されています。
デザイン工学部は、全学科で数学Ⅲが必要?
2027年度の独自数学は、建築・都市環境では数学Ⅲを含み、システムデザインでは含みません。A・T・英語外部試験利用に共通する学科の区分です。数学Ⅱの微積分はシステムでも準備します。
一般選抜でデッサンや作品提出が必要?
本記事で扱う2027年度の一般選抜は、公式に指定された学力試験・共通テスト・外部英語資格の条件で整理しています。総合型選抜など別の制度の提出物を、一般選抜へ混ぜないようにしましょう。
A方式の理科で生物を選べる?
全3学科ともA方式は物理または化学です。B/Cの指定理科に生物が含まれる条件と異なります。情報ⅠもAの理科を代替しません。
B方式は、全学科で数学2科目と英語が必須?
建築は数学2科目と英語が必須です。都市環境は数学2科目と指定理科に、国語/英語の高得点枠を加えます。システムは指定科目の高得点3科目で、数学2科目を必須とする条件ではありません。
B方式とC方式で、英語は同じ換算?
異なります。建築・都市環境BはR100L100、システムBはR50L50、全学科CはR160L40です。国語や情報の使い方も方式ごとに確認します。
英検2級に合格すれば、数学の点へ加算される?
英語外部試験利用の資格は出願条件で、独自数学へ加点しません。数学150点で判定します。T日程にも出願するなら独自英語を受験します。
数学は得意な5題を自由に選べる?
2026年度は学科別の指定5題です。建築・都市環境はⅠⅡⅢⅥⅦ、システムはⅠⅡⅢⅣⅤ。2027年度は当日の冊子の指示を優先します。
志望学科の条件から、英語・数学・理科を仕上げる
建築・都市環境を独自試験で受けるなら、数学Ⅲまでの範囲を含めて準備します。システムデザインも数学Ⅱの微積分・数列・確率・ベクトルを仕上げ、Aは英語・数学・理科の全教科受験を満たします。Bは3学科の換算、Cは6教科7科目の必須条件を確認してください。
エデュートでは、英語・数学・物理・化学などの準備を、志望学科の範囲と現在の答案から整理します。法政デザイン工学部を含む受験計画は、MARCH・東京理科大学対策で確認できます。
同じ法政の工学系との比較には法政大学・理工学部の一般選抜対策、情報分野との比較には法政大学・情報科学部の一般選抜対策、建築・ものづくり分野の比較には東京理科大学・工学部の一般選抜対策も参考になります。似た分野でも大学・学部・方式によって指定科目が異なるため、条件を一つずつ揃えて比べましょう。
主な公式資料と更新方針
制度はデザイン工学部入試と2027年度入試ガイド、併願・標準化・提出は一般選抜FAQで照合しました。物理とTOEFLは公式変更告知と別紙、外部資格は基準表を確認しています。
問題分析は2026年度出題意図と教学社の問題・解答、結果は2026年度一般選抜結果に基づきます。掲載した英文・計算例は編集部の自作で、大学の問題・図・答案を転載したものではありません。
最終要項が公開されたら、学科別科目・配点・数学範囲、システムAの受験・判定条件、Bの国語・英語・理科換算、外部資格の証明書・提出期限、出願・入学手続、成績請求、併願制限、変更・訂正を再確認します。過年度の記事を、次年度の出願条件の根拠へ置き換えないようにしてください。
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