大学受験
関西学院大学建築学部の一般入試対策|2027年度の科目・配点と建築学科の学び
関西学院大学建築学部の2027年度一般選抜を公式資料で解説。建築学科の設計・工学・都市の学び、数学Ⅲを含む範囲、理科選択、共テの新配点と受験順、2026年度最低点・過去問、独自演習6問、建築士の受験資格と登録の違いを整理します。
建築学部は、学びの広さと理系数学の入試条件を分けて考える
関西学院大学建築学部の一般入試は、数学Ⅲを含む90分の理系数学、英語、全学部日程で選ぶ理科を軸に準備します。建築学科では設計・都市計画と工学、人文社会科学を横断しますが、学びの広さだけで、一般選抜の数学を文系範囲へ読み替えないでください。
全学部日程の独自理科は、物理・化学・生物から1科目を選択できます。「建築だから入試も物理必須」と決めず、2027年度公式表の条件を確認しましょう。一方、入学後は数学・物理の基礎も学ぶため、受験で生物・化学を選べることと、大学で物理を使わないことは別です。
本記事は一般選抜に限定し、全学部日程、英数日程、共通テスト併用日程(数学)、共テ利用の1月・3月出願を扱います。総合型選抜・学校推薦型選抜等の出願資格、書類、面接やその他の選考を、一般選抜へ混ぜません。
確認日:2026年10月12日 JST。 入試条件は2027年度公式ガイド・直前版、問題と結果は2026年度公式資料に基づきます。確認時の一般選抜要項掲載ページとパスナビには前年情報が残っています。出願時には、2027年度の最新要項・訂正告知・出願画面で最終確認してください。
2027年度は共テ利用の採用枠が変更されています。旧年度の「8科目型800点」「3教科型600点」「3月4科目型」をそのまま使わず、必要な科目、固定枠、追加枠、大学の配点へ換算する手順を確認します。
建築学科の設計・工学・都市を、4年間の授業から比べる
建築学部は建築学科の1学科で、神戸三田キャンパスにあります。公式の学位授与方針に記される学位は学士(工学)です。「建築デザイン学科」「都市計画学科」等を別の募集学科として加えないでください。
| 建築学科で学ぶ視点 | 現在の公式カリキュラム・学科紹介で確認できる内容 |
|---|---|
| 設計・表現 | 1年次から空間スケッチ、製図、プレゼンテーション等を学び、建築・都市をつなぐ設計課題へ進む |
| 工学・計測 | 数学・物理の基礎から構造、環境・設備、材料等を学ぶ。材料実験やデータ処理、分析・レポートの学びもある |
| 都市・地域・マネジメント | 都市計画、まちづくり、防災、コミュニティ等を扱い、地域や社会の具体的な課題から提案を考える |
| 調査・卒業研究 | 専門演習・研究室でテーマを深め、調査・分析・提案・表現を、卒業設計や卒業論文へつなげる |
現在の科目構成では、微積分学Ⅰ・Ⅱ、線形代数学Ⅰ・Ⅱ、建築基礎物理、統計学、データ解析が紹介され、微積分学Ⅰと線形代数学Ⅰは必修とされています。デザインに関心がある人も、数量・空間・構造を説明する基礎を軽視しないことが大切です。
1年次から表現や製図の演習があり、2年次には設計課題や材料実験、3〜4年次には専門的な演習・研究へ進む流れが公式紹介にあります。建物の形を考えるだけでなく、調査結果や実験データを整理し、なぜその提案なのかを伝える学びも必要です。
例えば「古い建物を使い続けたい」という関心でも、設計による空間の更新、材料・構造・設備の評価、周囲の地域や運営の仕組みをどう考えるかで、授業・研究室の見方が変わります。実際の課題に複数の視点を合わせることが、学部の学びを理解する手がかりになります。
都市・地域を学びたい場合も、建築と別の専攻を入試時点で自由に選ぶ制度だと推測せず、建築学科の科目構成、演習、研究室を確認してください。現在公開されている履修条件と、2027年度入学生の正式な教育課程・所属条件は、年度を分けて確かめます。
設計課題への関心は、志望理由を具体化するために役立ちます。ただし、入学後の設計教育と、一般選抜の試験科目は別です。本記事で扱う独自試験へ、公式表にないデッサン・設計実技を加えて対策を組まないでください。
建築士の受験資格・試験合格・免許登録を同じにしない
大学のカリキュラム・ポリシーは、一級・二級・木造建築士の受験資格に対応した専門科目を配置することを示しています。建築士を目指す人は、卒業に必要な科目と、資格の指定科目・単位を確認しながら履修計画を立てます。
一級建築士について、現行の建築技術教育普及センターの案内では、大学等で指定科目を修めて卒業すること等による受験資格と、免許登録時の実務経験の審査を分けています。学校・課程・入学年度と修得単位に応じた条件を確認する必要があります。
受験資格が得られること、試験に合格すること、免許登録を行うことは同じではありません。「建築学科を卒業すれば自動的に一級建築士になれる」「試験を受ける前に一律の実務年数が必要」等とまとめず、大学と資格実施・登録機関の最新案内を照合します。
これは確認時点の制度の整理です。2027年度入学生が卒業・受験・登録する時点の要件まで確定したものではありません。在学中にも、大学の履修案内と資格制度を改めて確認してください。
進路資料の就職率も、年度と分母を見ます。大学公式の建築学部ページの100%は2024年度卒業生の就職希望者を基にした値で、全入学生の将来や、特定企業への就職を保証する数字ではありません。学部卒業後の就職と、大学院で研究を深める進路も含めて考えましょう。
全学部・英数・共テ併用は、試験日と配点をそろえて比較する
2027年度の独自試験は、2月1日・2日の全学部日程と、2月5日の英数日程・共テ併用日程(数学)です。文系学部の2月3日・4日・6日・7日の学部個別日程を、建築学部の受験日へ追加しません。
| 一般入学試験の方式・試験日 | 科目・配点・満点 |
|---|---|
| 全学部日程・均等配点型:2月1日/2日 | 英語150、数学150、選択理科150。計450点 |
| 全学部日程・数学・理科重視型:2月1日/2日 | 英語100、数学200、選択理科150。計450点 |
| 英数日程:2月5日 | 英語200、数学200。計400点 |
| 共テ併用日程(数学):2月5日 | 独自数学200+共テ高得点2科目各100。計400点 |
全学部日程は英語90分・理科75分・数学90分、英数日程は英語・数学各90分です。併用日程で判定に使う独自試験は数学90分です。英数・併用に独自理科・独自国語の試験を追加しないでください。
数学・理科重視型は均等型より数学が50点高く、英語が50点低くなり、理科は150点のままです。物理や化学が得意という理由だけで、理科の配点も増えると判断しません。同じ問題の成績を異なる配点で判定する仕組みを理解します。
配点だけを比べる架空の例として、数学70%・英語80%・理科60%なら、均等型は105+120+90=315点、重視型は140+80+90=310点です。数学80%・英語70%・理科60%なら、均等315点、重視320点になります。
この試算は配点の重みを示し、自己採点から実際の合否得点を算出した例ではありません。全学部日程には得点調整があり、型ごとの最低点・合格者構成も異なります。得意科目は1回の点数で決めず、時間内に作った答案を複数回見て判断しましょう。
2月1日・2日の均等型と重視型、2月5日の英数と併用は、同一日・同一学部・同一学科等の条件で併願できます。3日の試験で最大6回の判定機会となり、6日間試験を受ける意味ではありません。同日の別学部・別学科を自由に併願できる制度とも区別します。
独自数学はⅢ・Cまで、理科は物理・化学・生物から選択する
2027年度の全学部日程の理科は、物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1科目を選択します。建築学部でも生物を選べます。基礎と発展を含む科目であり、基礎分野だけの独自問題を選ぶ仕組みではありません。独自地学は候補にありません。
理科選択は、高校での履修、併願先の指定、標準問題と過去問での安定性から考えます。建築という名称だけで直前に物理へ切り替えると、未習範囲を増やす負担が生じます。一方、入学後に力学等の基礎を学ぶ予定は持ち、受験科目と大学の授業を分けて準備してください。
| 独自試験の教科 | 2027年度の範囲・形式で確認すること |
|---|---|
| 数学 | Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、Aの図形の性質/場合の数と確率、Bの数列、Cのベクトル/平面上の曲線と複素数平面 |
| 英語 | 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ。全学部日程はマーク式、英数日程は記述を含む |
| 選択理科 | 物理基礎・物理/化学基礎・化学/生物基礎・生物から1。式・理由を記述する設問、物理の作図等も練習する |
独自数学の指定は数学Bの数列で、統計的な推測等を独自範囲へ加えません。大学の統計学・データ解析の授業、共テ数学の出題範囲、独自試験の指定範囲はそれぞれ確認します。
文系数学の60分・3大問を、建築学部の数学へ当てはめないことが大切です。2026年度理系数学は90分4大問で、第1マーク、第2・3空所補充、第4記述でした。2027年度の時間・範囲と、2026年度の実問の分析を分けて読みます。
他大学の建築系学部との併願でも、理科・数学Ⅲの条件を学校ごとに確認してください。芝浦工業大学建築学部、工学院大学建築学部の記事も比較に使えますが、同じ「建築」の名称だけで共通条件と考えないでください。
共テ併用は数学200点と、条件を満たす高得点2科目を使う
共テ併用日程(数学)は独自数学200点に、共テ高得点2科目を各100点で加えます。候補は英語、国語の近代以降の文章、数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B・C、物理・化学・生物・地学、情報Ⅰです。地歴公民と基礎理科は、この併用方式の候補に入れません。
1教科から2科目の採用も可能です。独自数学と共テ数学①・②は別の試験なので、独自数学200点に共テ数学2科目各100点を組み合わせることもできます。2027年度の建築学部表に、特定の物理・化学等の共テ受験必須指定はありません。
ただし、理科の第2解答科目は、第1解答科目も採用するときだけ採用可能です。第2理科が高いからといって、それだけを情報や国語と組み合わせることはできません。
第2理科の高い点だけを採れない、架空の得点例
次は英語・国語を大学の100点枠へ換算した架空の自己採点です。数学・理科・情報Ⅰは100点満点とします。
| 共テ科目 | この例の得点 |
|---|---|
| 英語 | 78点 |
| 数学Ⅰ・A | 74点 |
| 数学Ⅱ・B・C | 87点 |
| 物理・第1解答科目 | 65点 |
| 化学・第2解答科目 | 94点 |
| 情報Ⅰ | 91点 |
| 国語・近代以降の文章 | 90点 |
この順番では、化学94+情報91=185点は採れません。化学が第2で、物理を一緒に採用していないためです。条件を満たす最高は情報91+国語90=181/200点となり、独自数学170点なら合計351/400点です。
物理65+化学94は採用可能ですが159点なので、この例では使われません。数学②87+情報91も178点です。「第2理科を全く採れない」のではなく、第1も採ることが条件です。
同じ点数で化学第1・物理第2なら、化学94+情報91=185点を採用でき、独自数学170点との合計は355点になります。順番は共テ受験後に変更できないため、国公立・他の私立の指定も含めて受験前に決めましょう。
共テ1月出願の5方式は、固定枠と追加枠を分けて確認する
2027年度の建築学部は、8科目型、7科目型、5科目型、3教科型、3教科型(英語資格・検定試験利用)を実施します。文系学部の3科目英数型を、建築学部の方式へ追加しません。
以下の数学①は数学Ⅰ・A、数学②は数学Ⅱ・B・Cです。理科は物理・化学・生物・地学を対象とし、基礎科目を含めません。国語は近代以降の文章を使い、古文・漢文の得点を加えません。
| 1月出願の方式 | 固定枠・追加枠と満点 |
|---|---|
| 8科目型 | 英語200、数学①100・②100、理科2科目各100、国語100、情報100、地歴公民1科目100。計900点 |
| 7科目型 | 英語200、数学①100・②100、理科2科目各100。国語・情報・地歴公民から高得点2科目各100を追加。計800点 |
| 5科目型 | 英語100、数学①100・②100、理科から高得点1科目200。国語・残りの理科・情報・地歴公民から高得点1科目100を追加。計600点 |
| 3教科型 | 数学①100・②100、理科から高得点1科目200。英語・国語・残りの理科・情報・地歴公民から高得点1科目100を追加。計500点 |
| 3教科型・英語資格利用 | 英語300、数学①100・②100。国語・理科・情報・地歴公民から高得点1科目100を追加。計600点 |
8・7科目型は理科2科目を確保します。建築だから物理+化学固定とはせず、公式の4候補を確認してください。5科目型・通常3教科型は、理科の高得点1科目を200点枠へ採り、追加理科にはその科目を除いた別科目を使います。同じ化学を二重加算しません。
2027年度の通常3教科型では英語が固定必須ではなく追加候補です。5科目型は英語100点を固定、英語資格利用型は英語300点を固定して使います。資格利用型の理科は追加候補なので、国語・情報・地歴公民を採る場合には、理科が固定採用科目になりません。
7科目型の追加2科目は国語・情報・地歴公民の枠から選び、1教科から2科目の採用も可能と公式表にあります。数学や理科をさらにその枠へ入れる制度ではありません。8科目型の地歴公民は、2科目受験していれば高得点の1科目です。
共テ3月出願は5教科型・3教科型へ変更されている
2027年度の建築学部の3月出願は5教科型・3教科型です。前年の4科目型や、文系学部の英語重視型・数学重視型と混同しません。
| 3月出願の方式 | 固定枠・追加枠と満点 |
|---|---|
| 5教科型 | 数学①100・②100、理科から高得点1科目100。英語・国語・残りの理科・情報・地歴公民から高得点3科目各100を追加。計600点 |
| 3教科型 | 数学①100・②100、理科から高得点1科目100。英語・国語・残りの理科・情報・地歴公民から高得点1科目100を追加。計400点 |
理科は物理・化学・生物・地学、国語は近代以降の文章です。追加理科は固定枠で採用済みの科目を除きます。5教科型は1教科から2科目を採用することも可能です。「5教科型」という名前だけで、5教科が全部固定必須とは判断しないでください。
共テ利用の高得点2科目以上の採用について、2027年度ガイドの概要は理科・地歴公民で第1・第2解答科目を問わず高い科目を採用すると説明しています。併用日程の「第2を採るなら第1も採る」という条件を一律に持ち込まないでください。
3月に出願する場合も、必要な共テ科目は1月に受験しておくことが前提です。国公立の結果を見てから検討する予定なら、共テの科目選択と出願・納付・入学手続の期限を先に整理しておきます。
英語R・Lと国語を換算し、英語資格は出願条件として確認する
共テ英語は、リーディング100点を160点、リスニング100点を40点に換算するR:L=4:1です。大学の200点枠は1.6R+0.4L、100点枠は0.8R+0.2L、300点枠は2.4R+0.6Lで求めます。
R80・L70なら、200点枠は128+28=156点、100点枠は64+14=78点、300点枠は192+42=234点です。素点合計150点を、そのまま大学の200点枠へ使わないでください。免除等の個別条件は最新要項で確認します。
国語は近代以降の文章110点満点を大学の100点枠へ換算します。99/110点なら90/100点です。数学①・②は別科目の各100点、理科200点枠は100点満点の得点を2倍にします。
資格利用型でも、実際の共テ英語を使う
3教科型(英語資格・検定試験利用)は、大学指定の4技能の英語資格・検定試験でCEFR B1レベル以上を有することが出願条件です。資格点を直接加算、自動満点、共テ英語免除とはせず、合否判定では実際の共テ英語を300点へ換算します。
2027年度用の公式一覧には英検、GTEC、IELTS、TEAP、TOEFL iBT、TOEIC L&R/S&W、ケンブリッジ英語検定等があります。対象方式、4技能、CEFR、受験日・期限、証明書を照合し、TOEIC L&Rだけで4技能条件を満たすとは判断しません。
一覧はCEFR記載のある証明書と、ない場合の基準表を分けています。英検CSEには受験級の脚注、TOEFL iBTには2026年1月21日以降の尺度変更を反映した基準があります。有効期限も一律2年ではないため、本人のスコア表を最新一覧へ照らし、不明なら入学センターへ確認してください。
同じ自己採点でも、方式ごとに採用科目と合計を計算する
先の架空例に、地歴公民68点、英語R80・L70、国語の近代以降99/110点を使います。対象科目をすべて受験し、各方式の出願条件を満たす設定です。合格判定を出す例ではありません。
| 共テ利用の方式 | この例の換算合計 |
|---|---|
| 1月8科目型・900点満点 | 英156+数学161+理科159+国90+情91+地公68=725点 |
| 1月7科目型・800点満点 | 固定枠476+情報91・国語90=657点 |
| 1月5科目型・600点満点 | 英語78+数学161+化学188+情報91=518点 |
| 1月3教科型・500点満点 | 数学161+化学188+情報91=440点 |
| 1月英語資格利用・600点満点:資格条件を満たす場合 | 共テ英語234+数学161+化学94=489点 |
| 3月5教科型・600点満点 | 数学161+化学94+情報91・国語90・英語78=514点 |
| 3月3教科型・400点満点 | 数学161+化学94+情報91=346点 |
1月5科目型・通常3教科型では、化学94点を200点枠の188点に換算します。3月は化学が100点枠の94点、資格利用型でも追加枠の94点です。英語は100・200・300の枠があり、数学2科目は74+87=161点のままです。
一方、物理第1・化学第2の併用では、化学だけを情報と組み合わせられず、共テ部分の最高は情報91+国語90=181点でした。共テ利用の科目型と併用の受験順条件を分けることで、同じ点数の扱いが違う理由を説明できます。
計算は固定枠、追加候補、採用済み科目の除外、受験順・資格の条件、換算、合計の順で行いましょう。高い点を単純に並べるだけでは、条件を満たさない第2理科や、同一科目の二重計上を見落とします。
出願締切・費用・会場は、受験予定へまとめて書く
| 2027年度の区分 | 出願期間・試験・合格発表 |
|---|---|
| 全学部日程 | 1月4日〜22日23時に出願。試験2月1日/2日。合格発表2月15日 |
| 英数日程・共テ併用(数学) | 1月4日〜22日23時に出願。試験2月5日。合格発表2月20日 |
| 共テ利用・1月出願 | 1月4日〜15日23時に出願。独自試験なし。合格発表2月15日 |
| 共テ利用・3月出願 | 2月15日〜3月10日16時に出願。独自試験なし。合格発表3月14日 |
2027年度ガイドでは書類郵送は締切当日の消印有効と案内されています。一般入試は共テ後にも出願できますが、共テ利用の1月出願は共テ前に締め切ります。3月の締切は16時なので、1月と同じ23時とは考えないでください。
登録、検定料支払い、書類郵送は別の手続きです。出願画面の入力だけで完了と考えず、要項に指定された方法と期限を確認します。合格発表と入学手続の期限も別なので、合格者向けの最新案内で納付・手続きを確かめてください。
直前版で確認できる一般入試の検定料は1出願35,000円、対象の同日2方式を併願減額制度で出願すると合計45,000円です。例えば全学部1日で2型、2月5日に英数・併用へ出願する場合、一般入試部分は45,000×2=90,000円で、2日・4判定になります。
これは全方式へ出願することを勧める例ではありません。共テ利用の追加検定料、決済手数料、交通・宿泊、入学手続費用等は最新要項で別に確認し、志望順位と家族の予算に合わせて組みます。同じ試験の成績を使う型でも、各方式への出願が必要です。
2027年度ガイドの全国試験地は全学部日程27都市、その他の対象日程13都市です。日程によって実施しない場所があるため、出願案内と受験票で確認します。学部のキャンパスが神戸三田であることと、入試会場がそこになることは別です。
最低点と自己採点を比べる前に、中央値補正を理解する
大学は全学部日程で、日程・選択科目の有利不利を減らすため、学部ごとに中央値補正法で得点を調整しています。得点順で中央にいる受験生の点を科目満点の半分へ補正し、0点と満点は動かしません。中央値は平均点ではありません。
過去問の自己採点は通常、調整前の素点です。実際の中央値が分からない段階で、調整後の点を確定することもできません。「素点で60%だから公式最低点58.6%を超えた」と、そのまま合否を判定しないことが大切です。公式の補正方法資料には2025年度の平均点比較がありますが、2026年度の実測中央値として使いません。練習では採点方法・制限時間をそろえて素点と失点の原因を記録し、何を復習するかを決めるために使いましょう。
2026年度の最低点は、全学部と英数を分けて読む
次は2026年度の大学公式結果です。全学部日程は2月1日・2日をまとめた型別結果で、日付ごとの最低点ではありません。2027年度の合格保証点として使わないでください。
| 建築学科の方式 | 2026年度最低点・公式得点率 |
|---|---|
| 全学部日程・均等型 | 263.7/450点・58.6% |
| 全学部日程・数学理科重視型 | 264.5/450点・58.8% |
| 英数日程 | 295.0/400点・73.8% |
英数日程は独自理科を受けない方式ですが、科目が少ないことだけで受かりやすいとは言えません。2026年度は受験181人・合格42人、公式実質競争率4.3倍です。数学と英語の双方で、時間内に答案を作れるかを確認しましょう。
共テ併用日程(数学)の最低点は、2026年度公式結果では非公表です。受験181人・合格60人、実質競争率3.0倍は公表されています。非公表の最低点を、競合記事の推計から公式の数値として掲載しません。
補欠・追加合格者の欄は「内数」です。例えば英数の42人のうち16人、併用の60人のうち26人が該当する表なので、42+16、60+26と別に足して合格者数を増やさないでください。志願者数と受験者数の違いも確認します。
共テの予想ボーダーと、大学公表の実際の最低点も異なります。2027年度は共テの科目・採用枠が変わるため、前年の結果を同じ条件の実績とせず、今年の換算点を前年の得点率へ重ねて合否を断定しないでください。
2026年度公式過去問から、図・式・根拠を答案へ使う練習をする
主に確認しているのは、大学が公開する2026年2月1日の理系数学・英語・物理・化学・生物と、出題意図・解答例です。全日程・全問を直接精読した分析とはせず、受ける日程の問題も追加して練習することを勧めます。
| 科目 | 2026年2月1日の確認点と、学習で点検する操作 |
|---|---|
| 理系数学 | 90分4大問。小問マーク、数学Ⅲ微積分、カード確率、対数の置換と解の個数。誘導と条件を読み、計算・記述を完結させる |
| 英語 | 90分6大問。長文3題、文法語法、整序、会話。科学的な比較や説明で、本文の限定・否定・論理関係を読む |
| 物理 | 75分3大問。万有引力と探査機、導体棒・回路、波形・干渉。対象・状態・方向を分け、式・グラフを作る |
| 化学 | 75分3大問。結晶・エンタルピー、窒素リンの製法と平衡、有機構造・多糖。反応・物質量・構造条件をつなぐ |
| 生物 | 75分3大問。遺伝情報・複製、酵素実験、遺伝と発現。実験条件・測定量・結果を分け、理由を含む説明を書く |
2026年度の数学第1問はマーク式へ変更されています。過去の案内で小問が空所補充とされていても、実際の冊子と答案形式を確認してください。第2・3問の空所補充と、第4問の過程を書く記述も区別します。
物理には作図があり、理科には式や言葉で答える設問もあります。「理科はマークだけ」「建築志望なら構造の問題だけ」と思って練習を省かないでください。高校範囲の基本を広く使い、答案欄へ根拠を書ける状態を目指します。
公式サイトには、全日程の問題・解答例・配点・得点率を掲載した2026年6月発行の問題集の案内もあります。河合塾Kei-Netの2026年度分析と2027年度助言は年度を分けて照合します。問題には年度・日程・理系/文系のラベルを付け、異なる試験を混ぜないことが大切です。
数学は、微積分と空間の条件を計算・記述へつなぐ
数学Ⅲの微積分では、増減、接線、面積、回転体等の誘導を読み、最後の計算まで完成させます。前の小問で求めた式が、後の設問で使う道具になることもあります。解答の手順を暗記するだけでなく、その式を使える条件を確認してください。
数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Cも小問・大問で出題されています。数列、確率、ベクトル、指数・対数等を残さず、数学Ⅲだけに学習を偏らせないことが大切です。逆にⅢを捨てると、まとまった誘導がある微積分の大問を未着手にしてしまいます。
空間問題では、点・直線・平面、長さ・角度、垂直条件を図と式の両方で確認します。見た目で直角や等しい長さと決めず、内積や成分で根拠を作る練習をしてください。これは入試の数学対策で、建築設計の専門課題を解く練習とは区別します。
90分の初期配分例は、見渡し3分、小問集合18分、第2問25分、第3問20分、第4問19分、確認5分です。大学指定ではなく、演習で調整するための案です。どの設問で止まり、何分使ったかを記録し、次へ進む判断も練習しましょう。
独自演習1:3次関数の最大値・面積・回転体
以下の6問は本記事専用のオリジナル基礎演習です。大学過去問の転載、本番問題の予想、入試難易度そのものの再現ではありません。途中式・条件・検算を使い、復習する操作を見つけてください。
問題。 0≦x≦2でf(x)=4x−x³とする。f(x)の最大値、曲線とx軸で囲まれる部分の面積S、その部分をx軸の周りに1回転してできる体積Vを求めよ。
解答。 f′(x)=4−3x²より、0≦x<2/√3で増加、2/√3<x≦2で減少します。f(0)=f(2)=0も含めて比べ、最大値はf(2/√3)=16√3/9です。
区間内でf(x)≧0なので、S=∫₀²(4x−x³)dx=[2x²−x⁴/4]₀²=4です。関数の符号を確認してから、面積を積分にします。
回転体はV=π∫₀²(4x−x³)²dxです。二乗を展開すると16x²−8x⁴+x⁶なので、V=π[16x³/3−8x⁵/5+x⁷/7]₀²=π(128/3−256/5+128/7)=1024π/105です。
検算。 x=1ならf(1)=3で、最大値16√3/9は約3.079です。面積は正、回転体はπ∫f(x)²dxです。体積をπSとする誤りや、二乗の交差項−8x⁴を落とす誤りを点検してください。
独自演習2:3点を通る平面への垂線を、内積で求める
問題。 空間の原点をO、B(3,0,0)、C(0,4,0)、D(0,0,6)とする。3点B・C・Dを通る平面へOから下ろした垂線の足Hの座標と、OHの長さを求めよ。
解答。 BC=(−3,4,0)、BD=(−3,0,6)です。n=(4,3,2)は、n・BC=−12+12=0、n・BD=−12+12=0を満たすので、平面に垂直な方向を表します。
平面上の点(x,y,z)は、n・(x−3,y,z)=0、すなわち4x+3y+2z=12を満たします。Oから垂直な方向へ進むHは、H=(4t,3t,2t)と書けます。
これを平面の条件へ入れると、16t+9t+4t=12からt=12/29。よってH=(48/29,36/29,24/29)です。OH=(12/29)√(4²+3²+2²)=12√29/29となります。
検算。 Hの座標は平面の式へ入れると12になり、OHはBCとBDの両方に垂直です。平面上にあることと、垂直であることの両方を確かめます。座標の平均を取るだけでは、垂線の足になるとは限りません。
物理は、力の向き・作用点・変化前後を図にする
建築への関心を物理の学習へつなぐ場合も、入試対策を力学だけに絞りません。2026年度には万有引力・探査機、導体棒・回路、波形・干渉が出題されています。電磁気・波動・熱・原子等も含め、高校物理の基本操作を整えます。
力学では対象物体、正方向、力の作用点を決め、力のつり合い・モーメント・運動方程式を使います。静止している場合と運動している場合、外力の仕事と内部のエネルギー変化を分けて考えてください。
回路は接続状態やスイッチで一定の量が変わります。波形は、位置と変位の図なのか、時間と変位の図なのかを先に確認します。グラフの軸・単位・代表点を自分で描くことが、式の符号や位相の誤りを見つける助けになります。
75分の初期配分例は見渡し3分、3大問各22分、確認6分です。計算だけでなく、立式・理由・作図も含めて測ってください。答案を丸暗記するのではなく、条件が変わったらどの量や式が変わるかを説明できる状態を目指します。
独自演習3:一様な棒の重さと、荷重の作用点を分ける
問題。 長さ4.00m、質量20.0kgの一様な棒を水平にし、両端A・Bで鉛直上向きに支えて静止させた。Aから1.00mの位置に質量30.0kgのおもりを置く。A・Bから受ける上向きの力を求めよ。重力加速度は9.80m/s²、棒の変形は無視でき、両端から受ける力以外に支持によるモーメントはないとする。答えは有効数字3桁とする。
解答。 棒の重さは20.0×9.80=196Nで、中央のAから2.00mに働きます。おもりの重さは30.0×9.80=294Nで、Aから1.00mに働きます。支える力をRₐ・Rᵦとすると、鉛直方向のつり合いはRₐ+Rᵦ=490Nです。
Aの周りのモーメントを考えると、Rᵦ×4.00=196×2.00+294×1.00=686。よってRᵦ=171.5N、Rₐ=318.5Nとなります。
有効数字3桁へ丸め、Aは3.19×10²N、Bは1.72×10²Nです。荷重がAに近いため、A側の支える力の方が大きくなります。
検算。 丸める前の値で318.5+171.5=490Nです。Bの周りでも318.5×4.00=196×2.00+294×3.00となり、モーメントがつり合います。棒自身の重さを無視する、左右へ半分ずつ分ける、モーメントへ質量をそのまま入れる等の誤りを点検してください。
化学は、反応式と物質量を起点に条件を整理する
2026年度の公式問題では、結晶・エンタルピー、窒素・リンの製法と平衡、有機物の構造・多糖が出題されています。建築材料への興味があっても、無機材料だけに絞らず、理論・無機・有機を横断して練習しましょう。
計算は、物質量・係数比・濃度・体積の関係をそろえてから進めます。熱化学では反応の向きと物質量、平衡では温度と圧力等の変更条件を分けます。気体の体積を使うときは、与えられた温度・圧力やモル体積を確認してください。
有機は、組成、官能基、反応、異性体の条件を構造式へ反映します。候補を一つ描いて終わらず、与えられた条件をすべて満たすか、重複や漏れがないかを確認します。理由を問われた場合には、物質名だけで済ませず、反応や構造の特徴まで書きます。
75分の初期配分例は見渡し3分、第1問23分、第2問20分、第3問23分、確認6分です。長い計算を途中で止めた場合も、反応式・既知の量・求める量を残して、再開しやすくする練習をしてください。
独自演習4:炭酸塩の反応から、試料中の割合を求める
問題。 炭酸カルシウムを含む試料2.00gに、十分な塩酸を加えた。発生した乾燥した二酸化炭素の体積は0.336Lで、測定条件での気体のモル体積は22.4L/molだった。試料の他成分は塩酸と反応せず、二酸化炭素は溶解・漏出せず、他の気体は発生しないとする。試料中の炭酸カルシウムの質量百分率と、反応に必要な塩化水素の最小物質量を求めよ。原子量はCa=40、C=12、O=16とする。
解答。 反応式はCaCO₃+2HCl → CaCl₂+H₂O+CO₂です。二酸化炭素の物質量は0.336/22.4=0.0150molとなります。炭酸カルシウムと二酸化炭素の係数比は1:1なので、炭酸カルシウムも0.0150molです。
炭酸カルシウムのモル質量は40+12+16×3=100g/mol。試料中の質量は0.0150×100=1.50gなので、質量百分率は1.50/2.00×100=75.0%です。
反応式の係数から、塩化水素はその2倍の物質量が必要です。最小物質量は0.0150×2=3.00×10⁻²molとなります。問題で「十分な塩酸を加えた」ことと、求める理論上の最小量を区別します。
検算。 1.50gは試料全体2.00gを超えていません。反応式のCa・C・O・H・Clの原子数も左右で一致します。与えた仮定の下で成立する基礎計算であり、実際の建築材料をこの情報だけで評価できる例ではありません。
生物は、実験条件・データ・説明できる範囲を分ける
生物を選択する場合も、建築学部だからといって環境や生態の分野だけに絞りません。2026年度にはDNA・複製、酵素実験、遺伝と発現が出題されており、基本知識に加えて、条件の異なる実験を比較する力が必要です。
先に「何を変えたか」「何を測ったか」「比較の条件は同じか」を整理します。グラフや表では、単位、測定時点、対照群、試料の数も確認してください。用語の説明と、実験結果を使って述べる理由を分けると、答案で足りない根拠を見つけやすくなります。
観察された関係だけで、原因や一般法則を確定しないことも大切です。「この条件の試料ではこうなった」と「他の場所・季節でも必ずこうなる」は異なる主張です。どこまで言えるかを短い文章で書く練習をしましょう。
75分の初期配分例は見渡し3分、3大問各22分、確認6分です。資料を読んでから本文へ何度も戻る時間も計り、説明の主語・比較対象・根拠がそろっているかを点検します。
独自演習5:種数と、個体数の偏りを区別する
問題。 二つの試料A・Bに含まれる生物の個体数は次の通りである。それぞれの試料から2個体を同時に取り出すとき、どの個体の組も等しく選ばれるとする。異なる種の2個体が選ばれる確率Dを求め、種数とDについてA・Bを比べよ。また、この結果だけで、Bの採集場所の方が年間を通して多様性が高いと断定できるか説明せよ。
| 試料 | 種aの個体数 | 種bの個体数 |
|---|---|---|
| A | 12 | 8 |
| B | 10 | 10 |
この問題で用いる指標は、総個体数をN、各種の個体数をn₁・n₂として、D=1−{n₁(n₁−1)+n₂(n₂−1)}/{N(N−1)}とする。取り出した個体は戻さない。種の識別は正しいものとする。
解答。 A・BともN=20です。AはD=1−(12×11+8×7)/(20×19)=192/380=48/95。BはD=1−(10×9+10×9)/(20×19)=200/380=10/19です。
種数は両方とも2種ですが、DはBの方が2/95だけ大きいです。この指標では、種数に加え、個体数がどちらかの種へ偏っているかも結果に影響します。「2種だからDも同じ」とはなりません。
検算と解釈。 Aの異種の組は12×8=96組、Bは10×10=100組です。全組数は20×19/2=190組なので、96/190と100/190でも同じ答えになります。Dはいずれも0〜1の範囲にあります。
今回の情報は各1試料の結果です。他の季節・場所での採集、反復、調査方法等が分からないため、年間を通した採集場所全体の多様性の優劣を断定できません。指標が表す内容と、資料から推論できる範囲を区別してください。
英語は、限定・比較・根拠を読む練習を続ける
2026年2月1日の公式英語は、長文3題と文法語法・整序・会話の計6大問です。長文では科学技術等の話題もありますが、専門用語を広く暗記するだけでは本文の論理を追えません。誰が、何を、どの条件で比べたのかを読み取り、選択肢を本文の範囲へ戻して判断します。
全学部日程のマーク形式と、英数日程の記述を含む形式は分けて準備します。英数では訳や条件付き英作文等も練習し、文法・語法の知識を実際に書く操作へつなげましょう。全学部の答案形式だけで2月5日の準備が済むとは考えないでください。
長文は、主張、例、反論、実験結果、結論を区別して読みます。only・some・may・not yet等を落とすと、部分的な結果を全体へ広げたり、未確認を否定の証明へ変えたりしてしまいます。誤答の選択肢がどの語で本文から外れたかまで説明して復習します。
90分の初期配分例は長文3題に合計60分、文法9分、整序9分、会話8分、確認4分です。これは全学部日程の練習用の案です。英数日程は記述に使った時間も記録し、受験する実際の問題構成に合わせて組み替えてください。
独自演習6:照明の消費量と、建物全体の年間消費を分ける
問題。 次の英文に基づく説明として最も適切なものを、A〜Dから一つ選べ。
A school installed roof windows in one classroom. During sunny mornings, the electricity used by its lamps was 20 percent lower than before the installation. The researchers did not measure energy used for heating or cooling. They also had no data from cloudy afternoons or other seasons. The result suggested a benefit for lighting under the conditions observed, but the researchers could not yet estimate the effect on the building's total annual energy use.
A. The lamps used 20 percent less electricity in every kind of weather.
B. The building's total annual energy use fell by 20 percent.
C. The study proved that the roof windows had no effect on heating or cooling.
D. The lighting result applied to the observed conditions, while the effect on total annual energy use remained unknown.
解答はDです。 測定したのは晴れた午前の教室の照明で、消費量は設置前に比べ20%低くなっています。暖冷房、曇った午後、他の季節のデータはありません。したがって建物全体の年間エネルギーへの効果は、この資料からはまだ推定できません。
誤答の確認。 Aはsunny morningsをevery kind of weatherへ広げています。Bはlampsのelectricityを建物全体の年間消費へ広げています。Cは「測定していない」を「影響がないと証明した」へ変えています。Dのremained unknownはcould not yet estimateに対応します。未確認と、効果がないことの証明を分けてください。
復習は、誤答の原因を次の操作へ変える
正解数だけでは、同じ誤りを繰り返す原因が見えにくくなります。公式問題・独自演習のどちらでも、解けなかった箇所、不足した操作、次に練習する内容を一つずつ記録します。
| 誤りの例 | 復習で確認する内容 | 次の演習で行う操作 |
|---|---|---|
| 微積分で面積・体積が合わない | 区間の符号、二乗、原始関数、端点 | 展開を別の行に書き、微分・概算で検算 |
| 空間図形で垂直を思い込む | 点が平面上か、内積が0か | 条件を成分で確かめてから長さを計算 |
| 棒の力を左右へ半分ずつ分ける | 重心とおもりの作用点、モーメント | 力の図を描き、二つの支点で検算 |
| 化学で係数比を質量比にする | 反応式、物質量、モル質量 | molの比からgへ変換し、原子数も確認 |
| 生物で観察結果を一般化する | 対照、反復、測定範囲、指標 | 資料から言えることと不足する条件を分ける |
| 英語で範囲を広げた選択肢を選ぶ | 主語、限定、比較、否定 | 本文と選択肢の差が生じた語へ印を付ける |
| 共テを高得点順に足し過ぎる | 固定枠、選択枠、既採用科目、第2理科 | 方式ごとの採用欄を先に作り、重複を除く |
解説を読んだ直後に解けることと、数日後に条件から解けることは異なります。答えを隠して再度解き、式・理由・単位まで書けたかを確かめてください。別の数値や条件でも使える操作にすると、復習が次の得点へつながります。
学習計画は、全範囲の完成から時間内の答案へ進める
高2〜高3前半は、数学Ⅲを含む基本事項、選択理科の全範囲、英語の語彙・構文を整えます。苦手単元を過去問だけで補おうとせず、教科書・標準問題で条件と解法を結び付けます。建築の学びへの関心と、入試科目の完成度は別に点検します。
夏〜秋は、基本事項を複数単元がつながる問題へ使い、公式過去問を大問単位で解きます。数学の記述、理科の理由・作図、英数の英語記述も、受ける方式の答案に合わせて準備しましょう。時間をかければ解けるのか、知識・操作自体が不足しているのかを分けます。
秋以降は、受験する日程の過去問を時間を計って解きます。見直し、未着手問題への戻り方、他科目との疲労も含めて練習します。共テの準備では、情報・国語・地歴公民等を採用枠に沿って計画し、独自試験の理科選択と共テの受験科目・順番を別に確認してください。国語・地歴公民等も受験全体では準備が必要ですが、Edurouteの指導対象外です。
平日に210分を確保できる場合の一案は、数学75分、選択理科60分、英語60分、誤答整理15分です。時間数は大学指定でも合格条件でもありません。学校の進度、現在の得点、共テの採用方式に合わせ、週単位で配分を変えます。
共テ後は、自己採点を100点換算等へ直して合法な採用組を確認します。1月出願はすでに締切済みであることに注意し、3月方式は要項・募集状況・出願期限を改めて確認します。自己採点の高低だけで、独自試験や併願校への準備を止めないことが大切です。
保護者と確認したいのは、入試手続きと4年間の学び
保護者は、得点や偏差値だけでなく、方式別の出願、決済、証明書、郵送、合格発表、入学手続きの日付を共有すると支援しやすくなります。共テの受験科目・順番、英語資格の証明方法、交通宿泊を一枚の予定表へまとめてください。
建築学部の検討では、神戸三田への通学・住居、設計や製図の学習、材料・実験、フィールドワーク、卒業研究・卒業設計、資格科目の履修等も確認します。教材・模型・機器等の費用は、本記事で一律の金額を決めず、大学の最新案内や相談機会で確かめてください。
建築士については、学位、指定科目修得による受験資格、試験合格、実務経験等を含む免許登録を段階ごとに把握します。入学だけで免許を得る説明や、就職率だけで進路を保証する説明を避け、本人が何を学びたいかと履修・進路の条件をつなげましょう。
方式が多いほど、出願数を増やす前に得点の採用枠と準備負担を比べることが大切です。必要なら学校や予備校で答案を見てもらい、数学・理科・英語のどこで点を落としているかを具体的に確認してください。
参考資料
制度・日程は2027年度、最低点・過去問は2026年度です。学部の現行教育内容と建築士制度は2026年10月12日時点で確認しています。2027年度入学後の正式な履修案内、更新された入試要項・訂正・資格条件が出た場合は、そちらを優先してください。
大学の要項掲載ページや受験情報サイトに前年表示が残る場合もあるため、年度を読まずに横断比較しないことが大切です。紙面表の結合セルや脚注を含めて照合し、本記事の換算例・独自演習は架空の数値として扱います。
- 関西学院大学:デジタルパンフレット・2027入試ガイド
- 2027年度入試ガイドのデジタルブック
- 2027年度一般選抜・共通テスト利用入試のポイント
- 2027年度出願・試験・合格発表の日程
- 入試要項の掲載ページ
- 英語資格・検定の対象スコア一覧
- 一般選抜の過去問・出題意図・解答例
- 2026年度入試結果
- 得点補正の説明
- 建築学部の紹介
- 建築学部の学び
- 学年別のカリキュラム・科目
- カリキュラム・ポリシー
- ディプロマ・ポリシーと学位
- 建築学部の進路・就職
- 建築技術教育普及センター:一級建築士試験の受験資格
- 平成21年度以降の入学者と指定科目の条件
- 河合塾Kei-Net:理系数学の2026年度分析・2027年度助言
- 河合塾Kei-Net:英語の2026年度分析・2027年度助言
比較調査では、じゅけラボの建築学部・科目別記事、家庭教師Campの建築学部記事、リーダーズブレインの建築学部・理系数学・英語記事、愛大研の大学全体記事、関関同立合格対策の一般記事も確認しました。旧課程の科目、別学部の条件、前年の結果、予想ボーダー等を2027年度の公式制度へ移し替えず、本文は一次資料を基に独自に構成しています。
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