定期テスト

高1の定期テスト勉強法|中学との違いに対応する2週間の進め方

高校1年生の定期テストで何から始めればよいか迷う方向けに、中学との違い、2週間前からの計画、数学・英語・理科の進め方を具体例付きで解説します。

公開日 読了目安 約5分執筆:Eduroute編集部
高校1年生が中学から高校への学習の違いに合わせて定期テスト対策を進める図解

高1の定期テストでは、「中学のときと同じやり方で勉強したのに間に合わなかった」「数学の進みが急に速くなった」「科目数が増えて何から手を付ければよいか分からない」と感じることがあります。

高校では、同じ「定期テスト」でも中学より範囲や課題量が増えやすく、数学・英語は前に習った内容を使いながら次へ進みます。

そのため、高1では点数だけを見るより、中学式の勉強から高校式の勉強へ切り替えることが重要です。

この記事では、Edurouteの指導対象である数学・英語・理科を中心に、高1の定期テスト対策を整理します。

高1の定期テストは中学と何が違う?

科目と課題を「教科名」だけで管理しにくくなる

高校では、数学や理科が複数科目に分かれることがあります。

「数学をやる」と決めるだけでは、どの問題集の何ページを終えるのか曖昧になりやすくなります。

授業の進度が速く、分からないまま次へ進みやすい

数学や英語では、一度つまずくと次の授業にも影響することがあります。

テスト前に初めてワークを開くのではなく、普段から「分からない問題」を残しておく方が対策しやすくなります。

暗記だけでは対応しにくい問題が増える

数学の式変形、英語の文構造、理科の計算や考察など、理解して使う力が必要になります。

公式や単語を覚えるだけでなく、問題の中で使えるか確認します。

高1で中学式の勉強から高校式の勉強へ切り替えるポイント

最初の定期テストは「高校での勉強法を作るテスト」と考える

最初のテスト結果だけで「高校の勉強についていけない」と決める必要はありません。

むしろ、

  • 何日前から始めれば間に合うか
  • 数学の問題集に何日かかるか
  • 英単語は一度で覚えられるか
  • 理科の計算問題にどれくらい時間が必要か

を知る機会として使います。

テスト後に計画を修正できれば、次回からはより現実的な勉強量を見積もれます。

高1の定期テストは2週間前から4段階で進める

14〜10日前:範囲と課題量を確認する

まず、

  • テスト科目
  • 試験範囲
  • 提出物
  • 学校ワークの残り
  • すでに分からない単元

を書き出します。

この時点で数学・英語・理科は一度問題に触れ、「時間がかかる科目」を先に見つけます。

9〜5日前:解けない問題を分類する

問題を、

  • ○:何も見ずに解ける
  • △:解説を見れば分かる
  • ×:解説を見ても分からない

に分けます。

まず△を○へ変えます。×は放置せず、教科書へ戻る、学校の先生へ質問するなどして原因を確認します。

4〜2日前:何も見ずに解き直す

この時期は「分かった」ではなく「再現できるか」を確認します。

数学なら途中式から自力で解く、英語なら単語・文法・本文を混ぜる、理科なら知識と計算を組み合わせて解きます。

前日:間違えるものだけ残す

前日は新しい教材へ広げず、

  • 何度も間違えた問題
  • 英単語
  • 公式
  • 理科の用語
  • 計算ミスが多い問題

へ絞ります。

数学は「高校内容」だけでなく中学内容も確認する

高1数学で止まったとき、原因が高校の公式そのものとは限りません。

例えば因数分解で時間がかかる場合、

x² + 5x + 6 = (x + 2)(x + 3)

の考え方以前に、

  • 符号
  • 展開
  • 文字式の計算

が不安定なことがあります。

高校数学についていけない場合の戻り方は、高校数学についていけない原因と対策でも詳しく説明しています。

英語は「単語・文法・本文」を別のタスクにする

「英語を1時間勉強する」ではなく、

  • 単語40語
  • 文法問題10問
  • 教科書本文1セクション

のように分けます。

単語だけ終わって本文が読めない、本文だけ読んで文法問題が解けない、といった偏りを防ぎやすくなります。

理科は「覚える問題」と「考える問題」を分ける

学校によって高1で扱う理科科目や進度は異なります。

そのため、まず自分の学校の範囲を確認したうえで、

  • 用語・定義
  • 計算
  • グラフ
  • 実験・考察

に分けます。

用語を覚えるだけでは解けない計算・考察問題は、早めに問題演習へ入ります。

具体例:部活動がある高1の2週間

仮に、

  • 数学:問題集30ページ
  • 英語:単語150語+文法3単元
  • 化学基礎:計算問題と用語
  • 平日は部活動で勉強時間が限られる

とします。

この場合、平日にすべてを均等に進めるより、

時期数学英語理科
14〜10日前問題集1周目単語開始範囲確認+基本問題
9〜5日前△・×を解き直す文法+単語計算問題を重点
4〜2日前混合演習本文+文法知識+計算を混ぜる
前日間違いだけ未定着単語公式・用語確認

のように進めます。

ポイントは「毎日同じ量」ではなく、早く始めないと間に合わない科目を先に動かすことです。

テスト後に必ず1回だけ振り返る

返却後は、各科目について一つずつ原因を決めます。

例えば、

  • 数学:ワーク開始が遅かった
  • 英語:単語は覚えたが文法演習が不足
  • 理科:公式は覚えたが計算練習が不足

と整理します。

次のテストでは、その原因を一つ修正します。

高1で一人で学習ペースを作りにくい場合

次のような状態では、問題の解き方よりも「いつ何をするか」の設計が必要な場合があります。

  • 中学と同じ勉強法でテスト範囲が終わらない
  • 数学だけ授業についていけなくなってきた
  • 英語の単語・文法・本文のどれを優先すべきか分からない
  • 部活動後に計画どおり進まない
  • 一度つまずくと前の単元まで戻れない

Edurouteでは、高校生向けに数学・物理・化学・生物・英語を指導対象とした定期テスト対策コースを用意しています。学校の教材と進度に合わせ、必要なところまで戻りながら学習したい場合は、コース内容も確認してみてください。

高1では「高校式の勉強法」を作ることが重要

高1の定期テスト対策では、

  • 2週間前に範囲を見渡す
  • 科目を具体的なタスクへ分ける
  • 数学・英語・理科は早めに問題へ触れる
  • △の問題を○へ変える
  • テスト後に次回の計画を修正する

という流れを作ります。

最初から完璧な計画を作る必要はありません。まず一度、自分が数学30ページに何日かかるのかを把握するところから始めてみてください。

関連記事